【ギリシャ伝統料理】本格的な味わいを楽しむ「ムサカ」レシピ★
Total cooking time: -ギリシャの伝統的な料理「ムサカ/Musakka」
ギリシャの伝統的なお料理ムサカは、パスタ抜きのラザニアをイメージしていただけたらいいかと思います。
実は私のムサカとの出会いは大学時代よく行っていたダイナー。
オーナーがギリシャ人で、幾つかギリシャ料理のメニューがありました。しょっちゅう通っていたダイナーで一番頻繁にオーダーしていたのがムサカです。
アテネに遊びに行った時にももちろん食べました。残念ながら泊めてもらった友人とお母さんとは外食したためお母さんの手料理は食べられませんでしたが…
「牛も使うことあるけどラムのひき肉を使用することの方が多いわね。我が家ではナスだけでなくポテトも入れてボリュームたっぷりにするの」
と彼女のレシピを教えてくれました。またアテネに行くことがあればご馳走になる約束です♪
- ミートソース
- ホワイトチーズソース
- ナス
は間違いのない美味しい組み合わせ。アスパラやカボチャなど、野菜をたっぷり入れてアレンジをしてみても美味しいですよ!
今回は、ギリシャの伝統的な料理「ムサカ/ ギリシア語:μουσακάς」のレシピをお届けします。
INGREDIENTS/材料
ムサカ(2〜3人分)
- ナス 5~600g
- E.V.オリーブ油 適宜
- 塩 胡椒 適宜
[ミートソース]
- 玉ねぎ 1個
- にんにく(大) 1かけ
- 牛ひき肉 250g
- 赤ワイン 1/2カップ
- ホールトマト缶 1缶
- トマトピューレ 小さじ1 (なくてもOK)
- オレガノ(ドライ)小さじ1
- ベイリーフ1枚
- シナモンパウダー 小さじ1/8~1/4
- E.V.オリーブ油 大さじ3
- 砂糖 小さじ1/2
- 塩 胡椒 適宜
[ホワイトソース(モルネーソース)]
- 牛乳 450ml
- バター 50g
- 薄力粉 50g
- ナツメグパウダー 少々
- 塩 小さじ1/4
- 胡椒 小さじ1/4
- 卵 1個
- パルメザンチーズ(すりおろす)または粉チーズ 25g
ムサカの作り方
[なす]
- ナスは縦1cm幅に切り、塩を振ってアクを抜く(塩を振って暫くすると水気が出てくるので水気をしっかり拭き取る)
- 2. フライパんに多めのオリーブ油を熱し、ナスを両面こんがり焼き塩胡椒を振る。
[ミートソース]
- にんにくと玉ねぎはみじん切りにする。鍋にオリーブ油、にんにく、玉ねぎ、塩ひとつまみ(分量外)を入れ、弱火で炒める。玉ねぎがしんなりしたら牛ひき肉と塩小さじ1/4を加え、全体に火がとおるまで炒める。
- 赤ワインを加え、煮立ったら少し煮詰めてアルコールを飛ばす。
- ホールトマト、トマトピューレを加え、トマトをつぶしながらよく混ぜる。ドライオレガノ、シナモンパウダー、ベイリーフを加え、煮立ったら弱火にして20分ほど煮詰める。
- 塩小さじ1/4 砂糖小さじ1/4を加え、さらに水分がだいぶなくなり全体量が2/3ほどになるまで煮詰める。
- 味を見て塩胡椒で味をととのえる
[ホワイトチーズソース]
- ボウルに卵を割り入れ溶きほぐす。
- 鍋にバターを弱火で溶かし、小麦粉を加え焦がさないように弱火で炒める。
- 小麦粉とバターが混ざって暫く炒めると少しサクサクしてくる。暫く炒め続けると、サクサク感がなくなりとろーっとしてくるので、そうなったら鍋を火から外し、濡れぶきんの上に起き(ジュッと音がする)牛乳を入れてまた弱火にかけ、ベイリーフ、ナツメグ、塩胡椒を加える。とろみが出るまでゆっくりかき混ぜ続ける。
- しっかりととろみがついたら、チーズを加えよくまぜ、火から外し粗熱をとる。
- 1のボウルに3をお玉1杯分すくい入れ、混ぜ合わせたものを3の鍋に戻し入れ全体をよく混ぜる。
[仕上げ]
- 1. 耐熱皿に、ナスを敷き詰め、その上にミートソース、ナス、ミートソースの順にいれ、最後にホワイトソースをのせる。
- 175度で45分~1時間、美味しい焼き色が着くまで焼く。
ムサカ作り方のポイント
ナスをしっかり両面に焼き色がつくまで焼くとトロッとしてミートソースとよく絡んで美味しいです。
また、ホワイトチーズソースはいわゆるフレンチのモルネーソースですが、今回は全卵(モルネーソースは黄身だけを使用)を使い、チーズは控えめにしました。よりこってりさせたい場合はチーズを多めに入れるとより現地の味に近くなります。友人のお母さんはこのレシピの倍量のチーズを入れるそうです。
ギリシャではムサカのミートソースはラムひき肉で作ることも多いようですが、今回は日本でも作りやすく牛ひき肉を使ったレシピになっています。干しぶどうを足しても◎
シナモンパウダーは好みで量を調節してください。
ギリシャ共和国/Ελληνική Δημοκρατία
“ギリシャ共和国(ギリシャきょうわこく、ギリシャ語: Ελληνική Δημοκρατία)、通称ギリシャは、東南ヨーロッパに位置する国である。2011年国勢調査によると、ギリシャの人口は約1,080万人である。アテネは首都及び最大都市であり、テッサロニキは第2の都市及び中央マケドニアの州都である。
ギリシャの料理は地中海料理であるが、西方のイタリア料理のみならずトルコ料理やレバノン料理などの東方の地中海料理との共通性も多い。
これには東ローマ帝国やオスマン帝国といった歴史から関わってくる。
新大陸に原産地とされて以降食として加えられるトマトや他の野菜を多彩に使用する点が特徴とされているが、これは一定期間、肉食を禁じられるというギリシア正教会における戒律にある。また地中海に面するためタコやイカ、そして魚介類なども使用する。
ギリシャの代表的な料理としてタラモサラダやムサカ、ピキリア、ドルマなどがある。このギリシャ料理は2010年に、イタリア料理やスペイン料理、モロッコ料理と共に『地中海の食事』としてユネスコの無形文化遺産に登録されている。”
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