竹内薫さん
(Kaoru Takeuchi)
サイエンス作家
「世界とポジティブにつながること」を楽しむスペシャルゲストからのメッセージをお届けする
“For Glolea moms”
今回ご登場いただいたのは翻訳書も多数手がけられる大人気バイリンガル サイエンス作家 竹内薫さん。
幼少期を日本・アメリカで過ごし、カナダの大学院博士課程に進学。現在は子育て中のパパでもある竹内薫さんに世界とポジティブにつながること、グローバルコミュニケーションの未来やその想いについてメッセージを頂きました。
世界とつながるために、むかしは船で何ヶ月もかけて、海外に行くしかなかったけど、いまは飛行機がある。
小学生のころ、ボクが家族とニューヨークに行ったときは、途中、アラスカのアンカレッジという寒い場所で飛行機が燃料を補給していたけれど、いまはニューヨークまで直行便が飛んでいる。
世界はずっと近くなったけれど、本当はあんまり近くなっていないのかもしれない。世界の多くの人は英語でコミュニケーションをとっているのに、日本では英語が苦手な人が多いからだ。
英語ができるとインターネットを介して世界とつながることもできる。夜でも昼でもインターネットで海外のお友達とおしゃべりしたり、いろいろな情報をもらうことができる。
もちろん、英語だけが外国語じゃない。いまボクは、ブラジル格闘技のカポエイラを習っているのだけれど、ブラジルではポルトガル語が使われているので、一生懸命ポルトガル語を勉強しています。
将来、人工知能があらゆる言語を翻訳してくれるようになるとしても、人間同士がじかに言葉を交わしてコミュニケーションをとる大切さはなくならない。
世界とポジティブにつながるために、なにか一つ、外国語とその国の文化を学んでほしいな!
竹内薫 サイエンス作家
Profile
竹内薫
1960年生まれ。東京大学教養学部教養学科および理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了。理学博士。科学評論、エッセイ、書評、講演、NHK Eテレ「サイエンスZERO」ナビゲーターをはじめ、TBS「ひるおび!」、「あさチャン」等テレビ出演などを精力的にこなす。「英語が上達したければネイティブの子どものように学びなさい(PHP研究所)」、「思考のレッスン 発想の原点はどこにあるのか(講談社)」「自分はバカかもしれないと思ったときに読む本 (河出文庫)」「おもしろすぎる現代物理 ( サンマーク文庫)」…等、著書・共著書多数。竹内薫 公式ホームページ