徐々に日本でも注目度があがっている「親子留学」。今回は、2004年から親子留学のエージェントとして、数々の親子をサポートしてきたアロハキッズ代表の和田安孝さんに、親子留学中のママの過ごし方、ハワイ滞在中の注意事項、親子留学の魅力についてお話をお伺いしました。
≫[前編]プロが教える! 「ハワイ親子留学」最新事情 & 子どもの英語力アップ法!
お子様が学校に通っている間、 ママへのおすすめの過ごし方はありますか?
せっかくハワイにいらしているので、現地ならではの交流や、アクティビティーを楽しまれるなどしてハワイでの「ママ留学」を楽しんでいただければと思います。
ママ留学の種類には、趣味力を磨く「おけいこ留学」、英語圏で語学力をブラッシュアップされる「語学留学」などがあります。
- おけいこ留学:
フラなどのハワイアンカルチャーレッスン、サーフィン、スタンドアップパドル・サーフィン、トライアスロントレーニング…etc.ハワイならではのおけいこ留学が叶います
- 語学留学:
ワイキキ、アラモアナにはたくさんの語学学校があります。お子さんがプリスクールに通っている間に通いやすい時間帯のコースもあり。
また、お子様の通っているプログラムやスクールでも積極的に現地のママに声をかけたり、集まりに参加するなどして、現地ファミリーとのつながりを持っていただきたいです。
お子様と長期滞在する「親子留学」で見落としがちな注意事項をおしえてください
アメリカ(ハワイ)滞在中の一般的な注意点と、親子留学中の注意点として4点あげさせていただきます。
1.レンタカーにはチャイルドシート or ブースターシートを!
長期滞在でレンタカーをかりる方も多いかと思いますが、年齢や体重に応じて「ベビーシート」「チャイルドシート」「ブースターシート」を後部座席に設置しお子様を乗せないと、交通違反となり罰則・罰金の対象となってしまいます。場合によっては、裁判所に出廷を求められ裁判をする必要が出ることも。罰金は最低$100〜。$500近い罰金や講習への参加義務も出てくる可能性が出てくることもあるのでくれぐれも注意してください。せっかくの滞在期間中に時間もお金もとられてしまいます。
2.部屋や車に子どもを放置しない!
また、12歳以下の子どもを部屋や車の中に放置することは数分であっても厳禁です。「寝ているからちょっとの時間だけだったらいいかな?」という軽い気持ちでお子様を部屋や車に残されている方もいらっしゃいます。誰かがお子様が一人でいることに気付き、警察に通報されてしまうとお母様は逮捕され、子どももチャイルドケアサービスという養護施設に連れて行かれてしまいます。
日本からご家族の方にハワイまで来ていただかなければ保釈されないという事態にまで発展することもあります。
長年、親子留学をサポートしている中でも、年に1〜2件程度このような事態に遭遇するケースも有り、裁判所で私が通訳として出廷せざるを得なかったケースもあるほどです。
3.『すぐに手が出る』『人を叩いてしまう』クセがついているお子様ははやめに改善を!
アメリカでは人を叩くこと自体が子どもであってもNGな行為となります。手が出るタイプのお子様は現地プログラムでも問題になりやすく、多くは、プログラムへの参加を断念する事になります。
どうしても、手が出てしまうタイプのお子様はできるだけはやく改善し、「嫌なことがあっても手を出すのではなく相手に口で言おうね」と、習慣づけして渡航されるとよいでしょう。また、トラブルの際にはすぐに先生やリーダーに報告することも重要です。
4.ハワイで通じる携帯電話を持ち歩く
ハワイの先生達は、日本の電話番号への連絡に慣れていない方が多く、また実際に国際電話がかけられないケースも多いです。
お子様がプログラムに通われている最中の病気や、怪我など不測の事態に備えて、いつでも保護者への連絡が受けられるようにハワイで通じる携帯電話をレンタルしてお持ちください。できれば808でつながる携帯番号をこちらでレンタルされることをおすすめします。
ぜひ上記4点について注意していらしてください。