徐々に日本でも注目度があがっている「親子留学」。今回は、親子留学の受け入れも行っているハワイの人気プリスクール「Jikoen Hongwanji Lumbini Preschool」園長の西山鈴江先生に、最近の親子留学の傾向、ミックスカルチャーな環境を幼少期に体験するメリット、ママでも今日から取り入れることができそうな、園で実践されているグローバル教育についてお聞きしました!
前編 ≫ ママはお子さんを信頼して「親子留学」にチャレンジしてみて
最近の親子留学の傾向などがあれば教えてください
親御さんの大学・大学院留学はもちろん、一般の語学学校でもビザを発給してもらえるので、各種留学にお子様がついてこられる形式の親子留学の方も増えていらっしゃいます。1年、3年、5年と学生ビザをとっていらっしゃる方も多いんですよ!
短期での親子留学の場合はワイキキのコンドミニアムをお借りになる親御さんが多いようですが、もし長期で親子留学をご希望の場合は、ワイキキに住むのはコスト的にもおすすめできないので、ハワイ大学のあたりのモイリイリやワイキキとは反対の島側になりますが、海がとってもきれいで割りと治安のいいカイルアやカネオヘなどに住まわれるのもいいのではないでしょうか?
日本人の方には馴染みが薄いかもしれないのですが、アイエア、パールシティもいいと思います。
アラモアナ周辺はマンションも多く、お買い物やプリスクール・親御さんの学校などへのアクセスもよく生活しやすいでしょう。
グローバル教育の必要性が日本でも盛んに言われ始めておりますが、園長先生にとって、グローバル教育とはなんでしょう?
「世界の問題をみんなで解決していこう!」というグローバル教育においては、プリスクールに入園されているお子さんの年齢でも理解しやすい内容から教えています。
例えば、『もったいないから大事になんでも使おう』『残さないで食べよう』というところから話を展開させて、『世界にはいっぱい食べられずに困っている人もいるんだよ』ということを少しずつ教えています。
12月のクリスマスシーズンにはワールド・カルチャー・ホリデーを題材に世界への目を子どもたちが持てるようなプログラムを取り入れています。例えば、クリスマスは世界中形は違っても何かしらのお祝いしているので、どんな形で世界のみんなはお祝いしているのだろう? ということを学びます。
メイデイというハワイアンカルチャーをお祝いする日に向けたプログラムでは、色々な国の文化を感じることができるように、ハワイアンの子にはハワイアンの衣装を。日本の子には、ゆかたなど日本の衣装を。フィリピンの子にはフィリピンの衣装を・・・と、様々なカルチャーの衣装を子どもたちに着てもらったり、各国文化を感じられるような絵本を読んだりしています。
夏祭りのシーズンには、日本の盆踊りもするんですよ!
こちらの園ではサマースクールは開催されていますか?
私達の園は、夏も通年保育を行っています。なので特別に外部からお子さんを集めるということはしていないのですが、6月、7月はサマースクールという形でお勉強よりも楽しむという形で、プールなどの夏らしいアクティビティーを楽しんでいます。