三代祐子さん – GiFT ダイバーシティ・ファシリテーター/グローバル教育プロデューサー Vol.3
日本や海外の文化触れる中で社会、世界に興味を持ち、色々な考え方、生き方に触れる機会を創って行きたいと思っています – 三代祐子
Global+Learning=Glolea![グローリア]。世界とポジティブにつながる今と未来のためにお子様とともに学び続ける、素敵なGlolea!なママにフォーカスするインタビュー。今回は、三代祐子さんにお話をお伺いしました。
Profile:三代祐子(Yuko Mishiro)さん
GiFT ダイバーシティ・ファシリテーター/グローバル教育プロデューサー。幼稚園から高校卒業までNY在住。慶應法律学科卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに就職。退職後、東ティモール教育法作りや内閣府国際交流事業「世界青年の船」運営・乗船に関わった後、London School of Economicsにて社会政策修士号取得。帰国後、ベネッセコーポレーションにて学生の主体性や21世紀に必要なスキルをどう引き出し鍛えるかの教材・講座作成。現在は、人のご縁の中で地球市民育成・多様性理解の場作りをしている。所属や働き方に変化があるものの、ずっと教育に関心を持ち子どもの教育事業に携わる。ライフパッションとしては社会的養護が必要な子ども達支援に関心がありプロボノとして活動。5カ国に住み40ヵ国以上旅してきた。長男3歳。
−−三代祐子さん流のGlolea!な生き方、子育てスタイル(=世界とポジティブにつながり子どもと共に学び合う子育てスタイル)や、想いがあれば教えてください
三代祐子 (以下、敬称略): 世界との繋がりとしては小中高を米国生活、大学生の時に内閣府の「世界青年の船」事業で世界中の青年と交流、米国や東ティモールでの仕事経験、英国での大学院留学、40ヶ国以上の海外旅行があります。
異文化、異国に触れると違いもありますが
相手やその場所を深く知ると国籍や国とは関係なく、違いや共通点があるな!
と楽しいです。
5歳から米国にいたため英語は自然に覚えましたが、逆に大学で帰国し法学部に入り六法全書を読むのに苦労しました。また、英語が通じない場所では私自身色々と工夫し相手の語学を学ぼうと努めました。それなので
英語が話せるのに子どもに英語で話しかけないの? もったいない!
と言われますが、普段は日本語で息子には話しかけています。
息子が1歳の頃に様々な英語教室を見学に行き、私自身が英語を教えられるように児童英語講師の講座(mpi松香フォニックス,オックスフォード児童英語教師講座)も通いましたが、日常で息子は日本語に触れているのでまずは日本語で良いので色々と感じ、伝え、人と交流することを楽しんでもらうことを大切にしています。
三代:年齢と共に私が英語で接する時間も作る可能性がありますが、私自身が息子の英語学習時間を作るが今は大変なので、日本の様々な地域、海外の友達の家などに家族で遊びに行くところから始め、徐々に社会、世界に興味を持ち、色々な考え方、生き方に触れる機会を創って行きたいです。
日常会話は日本語ですが、月1近所の2歳~6歳の子ども達向けに(息子も)外国の絵本を中心に歌、ゲーム、文化に触れる「こども地球ラボ」という活動を主催しています。
あとは、息子が色々な人の中で育ってほしいので小さい頃から色々なところに連れて行き、日本人・外人と色々な友達が家に遊びに来てもらっています。
生活の中でお互い気が乗るときに英語を使って遊んでいます!
−−お子様の語学力アップや、
異文化コミュニケーション力UPのためにされていることはありますか
三代: 楽しく、無理なく…という点から息子と自転車に乗っているとき、お風呂に入っている時、寝る前などに英語で歌を歌ったり絵本を読んだりと生活の中でお互い気が乗るときに英語を使って遊んでいます。
もう少し具体的に言いますと、1〜2歳頃に英語のアルファベットポスターとマグネットを買い、アルファベットの上に載せるゲームをしたり、お風呂のアルファベットポスターを見ながら「MamaのMは~?」とゲームをし、Parkingを通る際に「Pだ!」と息子が叫ぶと「すごい!天才!」と褒めています。
なんでも良いので1つ彼の中で繋がったら後は自然にできるようになると思っているので、1つできる→自信ついた!と彼が絶対わかる事を問いかけ、たまに新しい事を教えています。英語の絵本を寝る前に読むこともありますが、簡単で息子が読みたい絵本を読んでいます。
言語は文化を体感しながら興味をもってもらいたい。
ホームステイや留学に行ってもらいたいです!
−−Glolea!なママである、三代さんが最近注目しているグッズやイベントはありますか?
三代:子どもの興味関心に近いところで成長に合わせて自然に語学や異文化に触れています。
息子はトーマスが大好きなのでトーマスアルファベットパズルやポスターなどを通じて「ThomasのTだ!」とアルファベットを覚えています。今はトーマスを日本語で見せていますが、もう少し大きくなったら英語で見せるのも良いかな、と考えています。
英語が苦手というお母さんも多いですが、最近はYouTubeで有名な絵本は誰かが読んでいる姿をアップしていますし、大体の歌も見つけることができるのでiPadも楽しく活用できます。
息子は3歳なので今は本人が好きか、親自身が助かる(トーマス見ている時は違うことがしやすい)方法で英語に触れてもらっています。お教室などは縁の中で身近で無理なく楽しめるのがあれば考えたいですが、語学として学ぶよりも文化を体感できるように家族で海外に行き、興味をもってもらい、ホームステイや留学に行ってもらいたいです。
2か月に1度は地方、年に3回は仕事で海外、1回は家族で海外に行きたいと思っています
−−今、チャレンジしていることもしくは、これからトライしてみたいことはありますか?
三代:子育てをしていると思うように仕事や好きなことができないことが多く、家族の協力が必要となりますが、子どもを言い訳にせず、自分が興味関心あることを楽しんでいきたいです。
私は色々な社会を見たり触れたりするのが好きなので理想では2か月に1度は地方、年に3回は仕事で海外、1回は家族で海外に行きたいなと思っています。
三代:自分がやりたいことをするには家族(夫や母)の協力が不可欠なので、普段から話合い、お互いを応援し、感謝できるような状態を心がけています。今は一人で行くほうが楽ですが、家族で一緒に行き様々な家族と一緒に過ごせる日が楽しみです。
息子には、色々な場所で色々な人や生き方に触れることにより、
広い視野を持ち感受性豊かに育ってもらいたい
−−今後、子育て中のママとして、お子様と共に世界とどのようにポジティブにつながっていきたいですか? お子様との将来の夢などお聞かせください
三代:私自身が楽しくグローバルに動け、家族もそれに巻き込み一緒に楽しむことが理想です。
東京、日本は情報も人も多くて便利ですが、色々な場所で色々な人や生き方に触れることにより、息子には広い視野を持ち感受性豊かに育ってもらいたいと思います。こどもが「どこか行きたい!」というようになったら国内外問わず「どんどん行って来い~!」と言える母でありたいです。
家族で世界旅行もしてみたいです。一緒に素晴らしい景色を見て、色々な食べ物を食べ、人に逢い・・・たくさん感激したいです。
親が楽しみながら子どもに色々な機会や場を提供できれば良いと感じています
−−Glolea![グローリア]読者のママ達へのメッセージをおねがいします。
三代:英語が話せるので多くのママ達に
『どうやって英語を子どもに教えたらいいですか?』
と聞かれますが、子ども一人一人違いますし、私も分かりません。
ただ、思うのは私達同様に子ども自身が興味関心を持ったら自分で動くと思いますので、親がストレスを感じながら何かをさせるよりも、親が楽しみながら子どもに色々な機会や場を提供できれば良いと感じています。
子どもを信じて本人の人生に対しては自分で責任を取ってもらいましょう!
と、今は思っていますが、もう少し大きくなったらどう考えるのだろう? 正しい答えはないので皆で探していければと思います。あとは、子どもの前に大人が
英語は苦手で、海外はちょっと…
と思っていることはありませんか? 大人自身が体験や学びをし続ける姿が最も子ども達に影響を与えると感じています。
Glolea! mama 三代祐子さん関連リンク & Update!
– 一般社団法人 グローバル教育推進プロジェクト(GiFT/Global Incubation x Fostering Talents)
– こども地球ラボ