ジュラヴリョフ愛里さん – 按摩マッサージ指圧師 Vol.6
英語に縛られるグローバル教育ではなく、広い世界とつながることを視野に入れたグローバル教育を目指していただきたい − ジュラヴリョフ愛里
Global+Learning=Glolea![グローリア]。世界とポジティブにつながる今と未来のためにお子様とともに学び続ける、素敵なGlolea!なママにフォーカスするインタビュー。今回は、元ミス・ユニバース・ジャパンのファイナリストで現在は按摩マッサージ指圧師としてご活躍中の ジュラヴリョフ愛里 さんにお話をお伺いしました。
Profile: ジュラヴリョフ愛里 (Zuravljov Airi)さん
按摩マッサージ指圧師。ミス・ユニバース・ジャパン3位入賞後に国際結婚。モデルとしてショーなどで活躍後、指圧の勉強中に妊娠出産。子育てと学業の両立を経て、国家試験に合格。資格取得後は、これまでの経験を活かし、女性が健康的に美しくなるための指導を日本発祥の指圧を通して行ったり、治療院での指圧、親子の指圧「KIDS SHIATSU」を考案し、広める活動をしている。
長女6歳、長男3歳、次女1歳
−− ジュラヴリョフ愛里 さん流のGlolea!な生き方、子育てスタイル(=世界とポジティブにつながり子どもと共に学び合う子育てスタイル)や、想いがあれば教えてください
ジュラヴリョフ愛里 さん(以下敬称略):
国際結婚しているということもあり、周囲は常にインターナショナルな環境です。だからこそ、自分は何なのか、どのような国の出身なのか、ということをポジティブに実感させるようにしています。
自分のルーツを知ることは自分自身を知ることに繋がり、そして、それは相手を知ることにもなります。
私自身、これまで世界の中の「日本人である自分」について考える機会が多々あり、日本人としての考えを聞かれることもありました。その時に、自分を知っていないと意見を言えませんし、考えも持てません。 人種、国籍を超えた付き合いのできる人になってほしいという思いから、個性を大切にし、相手を受け入れる力をつけられるよう、常に心がけています。
英語の子ども向け番組を語学教育に活用しています!
−−お子様の語学力アップや、
異文化コミュニケーション力UPのためにジュラヴリョフさんがされていることはありますか
ジュラヴリョフ: できるだけ英語のテレビ番組を見るようにしています。
日本に住んでいると、必然的に日本語に溢れた生活になってしまいますよね。どんなに私が頑張って英語で話しかけても、ネイティブではないので子どもの英語力アップは期待できません。
発音も上手ではありませんし…。
そんな時こそ、テレビ番組を活用します! もちろん、それだけに頼るということではなく、常にネイティブの英語を耳にする環境を作るということです。それに、子どもは、勉強としての英語より遊びの中の英語のほうが、より自然に受け入れます。
娘と息子は、英語の子ども向けテレビ版組を見て、一緒に歌を歌ったり、数を数えたり…とても楽しそうに自然に英語に触れています!
英語ネイティブの先生がいる習い事に注目しています!
−−Glolea!なママである、ジュラヴリョフ愛里さんが最近注目しているグッズやイベントはありますか?
ジュラヴリョフ:英語ネイティブのインターナショナルな先生や環境のある習い事に注目しています。
子どもは
あれ習いたい! これ習いたい!
とすぐに言いますよね。その時に、英語で指導してくれる教室を探すんです。
すると、本人はやりたいことなので、熱心に先生の話を聞こうとします。それが語学力の発展につながりますし、インターナショナルな先生との関わりから相手の文化も自然と受け入れるようになるのではないでしょうか。
逆に、長女の場合は、インターナショナルスクールに通う現在、英語が優位になってきているので、日本語で行う習い事に注目しています。
日本人の生徒の中で日本人の先生が行うところがポイントです。すると、自然といろんな日本語を覚えてきます。そこで日本人としの付き合いも学びますし、「ハーフ」である自分についても考えるようになるのです。
もっと流暢に世界とコミュニケーションがとれるよう、英語の勉強や親子留学にチャレンジしてみたいです!
−−ジュラヴリョフさんが今、チャレンジしていることもしくは、これからトライしてみたいことはありますか?
ジュラヴリョフ:国際結婚していますが、実は英語が苦手なのです。
娘からは、
なんでママは英語が苦手なの?
と聞かれることもありますし、逆に娘が私に教えようとしてくれることも。年齢が大きくなるにつれて、母が英語が話せないことが恥ずかしいと思うようになるようですね。
これから、社会も我が家も、より国際的になってくることは間違いないので、流暢に英語でコミュニケーションが取れるよう勉強したいです!
それから、言語を習得するという点で「親子留学」に興味を持っていて、いつかチャレンジしたいことの一つです。
初めての国に行って、文化に触れ、人に触れ、学ぶ経験をこどもと共有することは本当に素敵なことだと思います。親子の絆も深まりそうですよね!
子ども達と共に、国籍関係なくコミュニケーションを楽しみたい
−−今後、子育て中のママとして、お子様と共に世界とどのようにポジティブにつながっていきたいですか? ジュラヴリョフさんのお子様との将来の夢などお聞かせください
ジュラヴリョフ:現段階では、まず私の語学力が第一の問題だと思いますが…国籍関係なくいろんな方々と交流し、お付き合いできればと思います。
そして、子ども達と共に、世界を視野に入れた話ができればいいなと思います。
−−Glolea![グローリア]読者のママ達へのメッセージをおねがいします。
ジュラヴリョフ:言語というのは、世界の人たちとつながるツールに過ぎません。それを超えて心がつながることの出来るひとが、私は真の国際人だと思います。
そのためには、英会話教室に通うだけではなく、家庭での教育も重要だと思います。
人種や国籍にこだわらない育児、世界にはたくさんの国があり、いろんな考え方があり、みんな日々一生懸命に生きている…それらを自然と伝えられることが大切な点ではないかと思います。
国同士で様々な問題やいさかいも発生しますよね。でも娘のスクールに行くと、そんなことはなく、みんな仲良しで個々を尊重し、互いに思いやっていて…平和なんです。
それって、素晴らしいことだと思いませんか?
世界は広い。世界は素晴らしい。そして、みんな同じ人間。 英語に縛られるグローバル教育ではなく、広い世界とつながることを視野に入れたグローバル教育を目指していただきたいと思います。