アメリカで食育プログラムに取り組むオーガニックファーム「EcoCityFarms」をサマースクールで体験しよう!

春名聡子(Akiko Haruna)
Glolea! 国境を越えたホリスティックな学びのアンバサダー

「全ての子ども達に健康な食を!」
アメリカで食育に取り組むオーガニックファーム「EcoCityFarms」

こんにちは。GWを満喫されていらっしゃるでしょうか。 国境を越えたホリスティックな学びのアンバサダーの春名聡子です。

 

今回は、子どもへの食育に取り組むオーガニックファーム「EcoCity Farms」への取材をお届けします。

 

「EcoCity Farms」がアメリカで食育や有機農園に取り組む理由

アメリカで子どもの食育活動や、都市農業教育、有機農園運営に取り組む「EcoCity Farms」。

 

オーガニック・バイオダイナミックなどの農法にこだわり、周辺の学校やコミュニティを巻き込みながら、新鮮な食を低所得者層に届け、農のある生活を広める活動を行っています。

 

サマースクールプログラムでは、​EcoCity Farmsと協同してコンポストプログラムに取り組んでいる子ども達​などの地元コミュニティを招待して、文化を越えて、都会環境の中で食べ物と大地との豊かなつながりを共有する機会を作っていきます。​

 

彼らの取り組み​は​包括的。子どもと地域との関わりへのこだわりに加え、土作りは、周辺の学校等から集めた大量の食残さや街路樹の剪定残さなどを原料にするなどし、都市における物質の有機的循環に徹底的にこだわっています。

 

DCを流れるAnaocstia川沿いに位置​する​地域の生態系の復活にも気を配​り、​地元品種・果物の受粉を助ける養蜂​・蝶などの地元の昆虫達の住処(habitat)を提供できる​畑作りにも取り組んでいます。食べ物に関わる全てのつながりを捉え、非常に深い食育へのアプローチを取る事で、子どもや学生が学ぶ内容もぐっと深いものになっています。

アメリカの食育事情

▲EcoCity Farmsのスタッフが学生たちに畑作りを教える様子

 

「EcoCity Farms」が、食育や有機農園に取り組む理由とは何でしょう?

 

アメリカでは新鮮な食べ物へのアクセスが持てないコミュニティがあります。ブラックアメリカンを中心とした低所得者層の住むエリアでの食の平等と意識喚起をすることも目的に彼らは活動を行っています。

 

農園では、地元の無職の若者に農業に関するジョブトレーニングを行​ったり​、​ボランティアを通じて地域住民の結束を高める事で、子どもの住まう地域環境が、よりポジティブに変わっていきます。

アメリカで食育プログラムをデザインするビビアナの情熱

EcoCity Farm教育プログラムディレクターのビビアナは、勉強熱心でドイツでも学位を取ったペルー系アメリカ人の彼女は、世界各地の食文化から様々な知恵を取り入れて食育プログラムをデザイン。並々ならぬ食育への情熱の持ち主です。

アメリカの子ども達に食育の一貫でハーブの種類と使い方を教えるビビアナ

▲アメリカの子ども達に食育の一貫でハーブの種類と使い方を教えるビビアナ

日本への関心も高い彼女は、日本文化の食べ合わせの知恵から栄養バランスを学ぶ、お弁当 ワークショップを開催するなどし、精力的に活動しています。

記事をお読み頂きありがとうございました!

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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー

春名聡子(Akiko Haruna)
Glolea! 国境を越えたホリスティックな学びのアンバサダー
ワシントンDC

2008−16年まで北米在住。2015−16年北米ワシントンDCで夏のホリスティックな親子留学プログラム「グローバルコンシャス」を主宰。北米・中米・アフリカなど各地の自然に足を運んだ経験を活かし、現在、人と自然をつなげるジャーニー・ワークショップのプログラムForest Beats -森の鼓動-を運営。

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