輝くママたちのビーチキャンプ!
全米でも急拡大中の「ウーマンズサークル」って何?

春名聡子(Akiko Haruna)
Glolea! 国境を越えたホリスティックな学びのアンバサダー

秋の訪れを感じる今日この頃、みなさんはいかがお過ごしでしょうか? 心と体の学びアンバサダー、春名聡子です。

 

光る波のようにキラキラと輝き、素敵な子育てをしているママ達も、実は心の中に悩みを抱えながら日々暮らしています

 

“一人の人間に戻り、心のエネルギーを充填できる場所”。ママ達のビーチキャンプに、参加してきました!

 

前回の記事でもご紹介した、「共感のコミュニケーション力」を高める家族キャンプ プログラム、Family Heart Campのビーチ版@東海岸デラウェア州 です。

(各家庭のパパも参加しての家族キャンプですが、今回はママに焦点を当ててみました☆)

 

■ 共感のコミュニケーションとは
(Empathetic Communication、別名non-violent communication):

マーシャル・ローゼンバーグ(Marshal Rosenberg)というアメリカの臨床心理学者が始めたコミュニケーションの手法です。対立や衝突を避けながら、自分自身と相手のニーズを深く汲み取るコミュニケーションの方法として、 家族間のコミュニケーションを含む、日常の様々な人間関係から、紛争地の平和構築まで、世界中で普及が進んでいます。

全米のママ達の間でも急拡大中の「ウーマンズ サークル」

アメリカで急拡大中のウーマンズサークル

▲ウーマンズ サークル…ママが一人の人間に戻れる場所

全米で今雨後の筍状態で増えているの「ウーマンズ サークル」をご存知でしょうか?

 

女性同士のサポートグループは太古の昔から世界各地に存在しました。

 

現代ママのウーマンズ サークルは、内面的な深みにフォーカスをしたママ友会、のようなイメージ。

 

ファシリテーターが付いて、リラックスできる場で円座になって座り、心のいちばん底にある痛みも、安心して自然に打ち明けられるような癒しの場です。ヨガも瞑想も一般化し、内面的な探索をする人がますます増え続けるアメリカでは、男性だけの「マンズサークル」もどんどん増えています!

子どもが寝静まった時間にキャンプの炎を囲みながら想いをシェアリング

性別でグループを作る理由は 、女性だけ、男性だけのグループの中にややもすると生まれがちな同性への競争心ややっかみを超えた、支え合いと理解のコミュニティを持つことで、同性への信頼とつながりを深めていく、という意図があります。

 

このサークルの“ママバージョン”がこのキャンプでありました。

 

新月の夜、子ども達が寝静まった時間、穏やかなキャンプの炎を囲んでママ達が集まり、それぞれのこれからの人生に向けての想いをシェアリングする場を持ちました。静粛な雰囲気だったので、写真が撮れず残念。

 

ママ達はひとりひとり、薪から上がる炎を見つめながら、母、妻、職業人という役割を超えた、ひとりの人間として 抱える想いを、ありのままに語ります。

  • 最近の傷心、自分の容姿のコンプレックスを乗り越えたい。
  • やりたい仕事を始めたけれど経済的に行き詰まっていて自分の能力が信じられなくなった。もう一度自分を信じる力を取り戻したい。
  • パートナーと別れる直前の今、前向きにベストの回答を出したい。
  • 執着心を捨てて、ただあるがままを受け入れるようになりたい。

などなど。周りの女性は批判や解釈抜きでただそれを聞き、受け止めます。お互いの心境に深く通じる想いを聞き聞いてもらう事自体が、強いサポートになります。

 

「自分自身に戻れる場所、ウーマンズサークルを持つ事が、彼女達のキラキラにきっと寄与しているんだな〜!」と実感しました。

▲ママが”ひとやすみ”を取れるコミュニティ

複数の役割を担う現代のワーキングママが自分に戻れる場所…
ウーマンズサークル&キャンプでママ同士が支え合い理解し合う良さ

ママは、家事に、育児に、子育てに、と忙しい。“母親”という大切な役割だけでなく、“”、“プロフェッショナル”といった複数の役割を担って毎日を生きて行く中、家族から生まれる喜びも多い分、休む時間がなく、自分を犠牲にしがちではないでしょうか。

 

シングルマザーはことさら、ストレスが溜まる生活を送りがち。ママが輝きを失い、忙しさやストレスで活力が落ちてしまうと、子どもにもストレスが返ってきます。

 

24時間365日稼働が母親の仕事と言われます。が、核家族の前の世代、おばあちゃんや親戚が同じ屋根の下やご近所に住んでいた時代や、朝から晩まで子ども達が家に帰ってこないほど遊んでいた頃は、女性の自由時間がもっとあった、とも言われています。

 

そうは言っても、親が遠くに住んでいたり、身近に子育てや家事を助けてくれる人はいない、、

 

そこでキーワードになるのが、コミュニティ!

たくさんの家族が集まれば、子ども達は自然にグループを作って遊び始め、ママパパは交代で子ども達の安全チェックをしつつ、美しいビーチで波の音を聞きながら日光浴に波遊び 。全部自分で抱えなくっていいって、なんて楽なんだー!

 

このキャンプでは、ママパパがそれぞれの才能を活かして ちょっとした“プログラム”を自主的に他の家族にオファーしています。私は自然体で美しいダンサーママ、ケイティによる、フリーフォーマットのビーチダンスを取りました☆

輝くママ同士が支え合い、つながる家族キャンプの開催情報は、また今後もこの連載にてお伝えしていきます!

記事をお読み頂きありがとうございました!

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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー

春名聡子(Akiko Haruna)
Glolea! 国境を越えたホリスティックな学びのアンバサダー
ワシントンDC

2008−16年まで北米在住。2015−16年北米ワシントンDCで夏のホリスティックな親子留学プログラム「グローバルコンシャス」を主宰。北米・中米・アフリカなど各地の自然に足を運んだ経験を活かし、現在、人と自然をつなげるジャーニー・ワークショップのプログラムForest Beats -森の鼓動-を運営。

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