おうち英語の楽しみ方…子供向けのNetflix&YouTube番組を使って楽しく子供の英語力をUP!
- 安立淳子(Atsuko Adachi)
- Glolea! サンノゼ学齢期・年の差子育てアンバサダー
目次
「我が家には平日は日本のテレビはありません」と子供に伝えて英語に触れる時間数をUP!
楽しくリラックスしながら息抜きも上手に英語に触れる…アメリカ駐在帯同中の我が家の子供たちのテレビの使い方
アメリカに来て、4月で1年と8ヶ月を迎える我が家。
アメリカのテレビでも日本のチャンネルはありましたが、最初の一年は土日以外、日本語の番組を見せることはありませんでした。
はじめのうち、平日は現地の子供向け番組 PBS Kids※を親子で毎日一緒に観ていました。※PBS Kids:米国の公共放送(PBS:Public Broadcasting Service )の子供向け番組チャンネル。
PBS Kidsはアメリカの子供向け番組のブランドチャンネルの一つで、日本でのディズニーチャンネルのような位置づけのものです。
このPBS Kids。
ディズニーチャンネルに比べてかなり教育的視点が強めで、英語を学びはじめたばかりの子供たちや、現地のプリスクールに行くくらいの年齢の子供たちがフォニックスやスペリングを学ぶことができる番組を多く扱っています。
中でもSuper WHYという番組は、小さなスーパーヒーローたちが冒険やチャレンジを通してフォニックスとスペリングを学んでいく番組で、映像の中にも文字が出るので、英語の環境に入りたての2年生の娘だけでなく、2歳の息子も楽しめる番組でした。
YouTubeにはSuper WHY公式チャンネルがあり、日本からも様々なエピソードを観ることができます。
この子供用番組にオプションで英語字幕を表示するのです。
※YouTubeからも英語字幕生成の設定にて字幕表示が可能です≫設定方法
番組自体はとても分かりやすく、たとえ音がなかったとしても楽しめるくらいの映像なので、当時、英語がわからなかった娘も息子も楽しんでテレビを観ていました。
この頃の英語の勉強は、宿題とサイトワードのフラッシュカードを最低限やっていただけで、あとは親子でこのテレビ番組を観て私が時折説明していました。
子供たちがリラックスした楽しい放課後を過ごせるよう心がけていました。
PBS Kidsの次はNetflix(ネットフリックス)で子供たちそれぞれのニーズにあった番組をチョイス
渡米直後はあれだけ楽しんでいたPBS Kidsですが、上の子は2ヶ月もしないうちに飽きてしまいました。
対象年齢からも外れており、当然といえば当然の結果です。そこで今度はNetflix(ネットフリックス)を活用しはじめました。
Netflixは上の子も下の子もそれぞれ楽しめる番組がたくさんあります。各々観てもいい時間を、一回20分×2回までと決め、交互に観るようになりました。
ここでも英語音声に英語の字幕をつけて観るのです。
下の子は文字が読めないのですが、映像だけでも十分楽しめる対象年齢相当の番組を選ぶので問題はなく、上の子は耳で聞きとれなくても、文字を追いながら映像と組み合わせて理解することができます。
どちらかが観ている時も一緒になって観るので、バリエーション豊かな語彙を知らず知らず耳にできていたような気がします。
時には子供たちで話し合って映画を選ぶことがあるのですが、そういう時は、はじめから英語字幕のみは難しいので、まずは日本語の字幕を選び、2回目は英語字幕にしていました。
面白いと思ったら何度も同じ番組を観る子供たちなので、小学生には少し難しそうなドラマも、日本語と英語の字幕を交互に観ながら内容を理解していったようです。
現在の子供たち
一年が経過する頃には英語にも現地校にもすっかり慣れたため、現在では、英語のフォローは勉強の時間へ集中する方向にシフトし、テレビに関しては時間は決めてはいますが、基本的に自分たちが見たいものを好きなように見せています。
一年間で習慣になったことが今も継続し、平日に日本語のテレビ番組を見たがることもなくなりました。
上の子に関しては進んで英語字幕をつけてテレビを観ていますし、下の子は学校でお友だちと遊んだりお話しすることが影響しているのか、日本語の番組より英語の番組のほうを観たがるようになりました。
子供が映画やアニメを字幕で観ることの効用
下の子に関しては、最初から字幕を追って映像を観ていないのでなんとも言えませんが、上の子にとっては、映画やドラマのセリフを字幕で理解することが、英語の習得上とても意味があったようでした。
もちろん、単語の意味を知らなければ、字幕でセリフを読んだところで分からず終いだったと思うのですが、耳で聞いた言葉のスペリングの傾向や、文節の共通点を字幕で確認することが助けになったのもあり、1年3ヶ月目あたりから急激に成績が伸び、英語も一気に話し始めた気がします。
ただでさえストレスの多い、異文化での暮らしや学校生活。
制約はあったものの、アメリカの青春ドラマや映画を通して、アメリカの文化も言葉も楽しんで学べていたようです。
郷に入りては郷に従えとはよく言いますが、現地の人が楽しんでいるものを一緒に楽しみ、現地の人が好きなものを好きになれることが、現地に馴染む一番の近道なのではないかと思います。
娘たちの場合は、コメディドラマや学園ドラマにハマったおかげで、アメリカ生活そのものを一気に好きになれたようです。
長期休みについついメディア漬けになってしまう悩みは万国共通だと思いますが、午前中は勉強・午後はメディアを英語で・夕飯のあとは日本語で、とメリハリをつけながらメディアに触れることで思わぬ収穫があるかもしれません。
今回は「おうち英語の楽しみ方…子供向けテレビ番組&Netflixを使って楽しく子供の英語力をUP!」をテーマにお届けしました。
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 安立淳子(Atsuko Adachi)
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- サンノゼ
アメリカジョージア州で高校時代を過ごし、言葉が通じない苦しさ、通じあう喜び、文化や感覚的な違いを肌で感じてきました。教育や文化、友人関係まで、私がかつてこんな風に教えてほしかったこと、今はこんな風に教えているんだという気づきも含め、米国サンノゼでの二人の子育てを通じて実直にリポートしていきたいと思います。