英語が話せなくても世界の子ども達とつながる「パンゲアネット」の魅力

枝廣綾子(Ayako Edahiro)
Glolea! 世界と出会い、伝えあい、つながる遊び場アンバサダー

皆様こんにちは! 認定NPO法人パンゲア理事/Glolea! 世界と出会い、伝えあい、つながる遊び場アンバサダー枝廣綾子です。

パンゲアネットで世界とつながる子ども達

▲パンゲアネットを利用して世界とつながる子ども達

連載二回目の今回は、インターネットを利用した遊びの活動で世界のこどもたちが出会い、伝えあい、つながる場である「ユニバーサルプレイグラウンド」の研究開発と場づくりの企画・運営を行う、認定NPO法人パンゲアで使っている「パンゲアネット」について詳しくご紹介させていただきます。

 

「パンゲアネット」を利用して、各国の拠点に集まった子どもたちがどうやって、距離も遠く離れ、また言語や文化も異なる他の国の子と交流しているのかをお伝えできたらと思います。

英語が話せなくても言語が違う国の子ども同士がコミュニケーションしているってホント?

パンゲアの参加対象年齢は9~15才。

パンゲアの参加対象年齢は9~15才。

 

英語などの外国語は一切話せなくても、活動に参加できます!

 

パンゲアが、子ども達の交流活動に用いているのが独自に開発した「パンゲアネット」です。

世界の平和構築に寄与する「ピースエンジニアリング」を活用し、
子ども達のグローバル・コミュニケーションを可能に!

子どもにも安心安全なパンゲアネットのインターフェイス

▲子どもにも安心安全なパンゲアネットのインターフェイス

パンゲアは、世界の子ども達が顔の見える出会いの場、「ユニバーサルプレイグラウンド」で伝えあい、つながることのできる研究開発と実証実験を行うことにより、世界の平和構築に寄与しようという「ピースエンジニアリング」の活動です。

 

このため、パンゲアネットは「ピースエンジニアリング」の理念に基づいて設計されています。

 

インターフェースは優しい色合いと各機能を表現するおちゃめなキャラクターなど、子どもたちが暴力的な絵を描いてここに載せたいと思わないよう、工夫されています。

安全とセキュリティーはどうなっているの?

世界とつながるパンゲアのインターフェイス

子どもがインターネットを利用することには、リスクもあるのでは?
というのはよくある質問です。

 

でもパンゲアネットは、大人の目の届く月に1度、3時間の活動時間の間のみに子ども達が使うことのできるネットワークで、そこにアクセスできるのは、パンゲアの参加者の子ども達と、ファシリテーターリーダーだけに限定されています。

 

第三者が外部からアクセスすることは一切できません。

 

このようにパンゲアネットは一般的なウェブからは遮断され、管理された安全なネットワークであるため、子どもが思いがけず不適切なウェブサイトを目にしてしまうといったことも起こりません。

 

またパンゲアネット上の子どものプロフィールなど、個人情報はパスワード管理されており、本人が望まない形で第三者に知られてしまうということは一切ありません。

仮想の地球が拡がるパンゲアネット。
地球・国・村

パンゲアネットの中は、仮想の地球になっています。

 

地球には国があり、国の中には村があり、クリック3回で地球から村へ、村から地球へと移動することができます。

 

ひとつの村が、ひとつの活動拠点を表現しています。

京都大学の活動拠点は…京大村!

パンゲア 京都大学

例えば京都大学の活動拠点は、パンゲアネット上では日本の「京大村」です。

 

拠点ごとの活動として、ひとつの拠点に集まった参加者全員で自分達の村を表現する絵を描いたり、プロモーションビデオを作成したり、テーマソングを録音したり、また村のキャラクターを作ってパンゲアネットに掲載している拠点もあります。

活動の目的はバックグラウンドの違う国の子ども達に
興味をもってもらうこと

これらの活動の目的は、海外を含め、よその村の子に興味を持ってもらうこと。

 

面白い、何だろう、この村に行ってみたい! 

この村にいるのはどんな子かな?

 

と思ってもらえるように自分の村をアピールします。

パンゲアの仕組み

パンゲアでは、海外を含む拠点間の交流だけでなく、拠点内でのグループワークを重視しています。

 

このため自分の村をどんな風に表現したいかは、皆で話し合い、アイデア出しをし、分担を決めて、皆で協力してひとつの作品をつくります。

 

またアイデア出しの段階では、自分たちの村を他の子にアピールするため、地域の独自性について考えてもらいます。面白いのは、例えば世界有数の観光都市、京都の子であっても、最初は、「京都の特徴は良く分からない」ということを言ったりします。でも、誰かが「・・・金閣寺?」と意見を出すと、「大文字焼き」、「舞妓さん」、「京野菜!」と次々に意見が出始めます。

 

これらの話し合いを仕切って皆に意見を出してもらうのは、大人のファシリテーターリーダーの役割です。

 

このようにファシリテーターは活動の品質を大きく左右する、責任重大な、でもやりがいのあるボランティアです。

参加者募集中!!
小3~中3のお子様の活動参加、学生や社会人の皆様のボランティア参加など、活動にご興味を持っていただけましたら、

  • パンゲア事務局:info[アットマーク]pangaean.org([アットマーク]を@に置き替えてください)

迄、メールにてのご連絡お待ちしております!

− 写真提供: 認定特定非営利活動法人パンゲア

記事をお読み頂きありがとうございました!

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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー

枝廣綾子(Ayako Edahiro)
Glolea! 世界と出会い、伝えあい、つながる遊び場アンバサダー

インターネットを利用して、留学しなくても世界の子ども達が出会い、伝えあい、つながることのできる遊び場、「ユニバーサルプレイグラウンド」の研究開発と運営をする認定NPO法人パンゲアの理事をしております、枝廣綾子です。パンゲアには2006年よりボランティアとして関わっており、仕事は、グローバル企業の人事です。

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