知っておきたい!日本とアメリカ…文化の違い − 英語ネイティブ米国人講師が教える親子で楽しむキッズ英語 vol.9
- Glolea! [グローリア]編集部
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アメリカと日本の文化の違い。
海外旅行先、留学先にアメリカを選ぶ方は多いと思います。日本とアメリカは戦後、基本的に友好国として道を歩んできていますが文化に関しては大きな違いがあります。
今回は、英語を学ぶ多くの日本の方々を教えてきた英語ネイティブの米国人英語講師の視点から伝えたい、子連れ海外旅行、親子留学、お子様の単身留学、ホームステイ…などで、はじめてアメリカを訪れるファミリーや、生活がはじまる方に向けて、アメリカ人として日本で英語を教える私の視点でアメリカと日本の文化の相違点や、違いを知る目的について具体例を交えながらお届けします。
目次
アメリカでホームステイする前に知っておきたい!
アメリカと日本の相違点
アメリカと日本の相違点1:アメリカ人は家の中でも本当に土足
すでにご存知の方も多いかもしれないのですが、アメリカ人は家の中でも土足で生活している人がとても多いです。
映画等でみるあの光景は本当です!
ただ、最近は日本のように靴を脱ぐという人たちも増えてきました。家に呼ばれた際にはまず玄関口で一応
靴をぬぎましょうか? / Should I take off my shoes?
と確かめてみてください。
靴を指差しながら、脱ぐそぶりをして
Should I?
だけでも通じます。
アメリカと日本の相違点2:冷蔵庫は勝手に開けてOK
米国留学経験のある私の妻や友人が一番驚いたこと。
何かを飲みたい、食べたいときに冷蔵庫を勝手に開けることはアメリカでは普通ということです。
日本人としてはよそのお宅の冷蔵庫を勝手にあけるなんてとても失礼! NGと思うのが一般的。
妻は最初アメリカでホームステイをしたときにオレンジジュースを飲んでもいいですか?と聞いたら「どうぞ!」といったままホストマザーが消えてしまい戸惑ったそうです。
アメリカでは「自分でやる」のが礼儀なので、
Can I have something to drink? / 何か飲み物をいただけますか?
May I have an orange juice? / オレンジジュースを頂いてもよろしいですか?
とホストファミリーに問いかけて、
OK!
という返事が帰ってきたら自分で冷蔵庫を開けて、自分でコップについでください。
それが、かえって「礼儀正しい」(自分で自分をケアするので)ということになります。
アメリカと日本の相違点3:トイレをバスルームと呼ぶ
アメリカではトイレをことをBathroom(バスルーム)と呼びます。
日本語でバスルームはお風呂場という意味で使われるため初めてトイレをバスルームと言う時はなんだか変な気持ちになってしまうかもしれません。
さて、なぜアメリカではトイレのことをバスルームというのでしょうか。それは、トイレとシャワーが一緒になっていることが多いからです。
そして、このバスルームのドアが閉まっている時は「使用中(中に人がいます)」という意味になります。
日本のトイレは基本的にトイレ専用の部屋になっているので、常にトイレの扉は閉まっていますが、アメリカでは用を足して出るときにはドアは開けっぱなしにしておきましょう。
ちなみに、Toilet(トイレット) は用をたす便器を意味します。
Bathroom の他に、商業施設等でお手洗いが男女別れている場合は
- Washroom
- Ladies room
- Men’s room
May I use your bathroom? / お手洗いを使っても良いですか?
I have to use the bathroom. / お手洗いを使うね
Where is the ladies room? / (女性用の)お手洗いはどこですか?
ちょっとトイレいってくるね!
I have to go to the men’s room.
アメリカ旅行する前に知っておきたいアメリカと日本の相違点
アメリカと日本の相違点4:サマータイムがある
アメリカでは日照時間に合わせて時間を1時間早めるサマータイムが導入されています。サマータイムはアメリカでDay Light Saving Time(デイライトセービングタイム/DST)と呼ばれており、3月第2日曜日から11月の第1日曜日まで行われます。
忘れてしまうと、うっかり予定に遅れたりすることがありますので気を付けましょう。
アメリカと日本の相違点5:アメリカ国内で時差がある
日本は北海道から沖縄まで、どのエリアでも同じ時間(タイムゾーン)でクラスことができますが、広大なアメリカでは国内で時差があります。
本土に4つのタイムゾーン、アラスカ、ハワイを入れると6つのタイムゾーンが設定されているのです。
アメリカ旅行をしていて違う町に着いたら時間が違った!
…ということはよくある話なので気を付けましょう。
アメリカと日本の相違点6:レディファーストの文化
アメリカはレディファーストの国です。
男性が女性にドアを開けてあげたり、エレベーターを最後に降りる、女性の座る椅子を引いてあげる…等、レディーファーストはマナーとして日常でたくさん見かける光景です。
もしも、男性が留学先でレディファーストをやらなかったら…マナーが悪い人という風に思われてしまうこともあるかもしれません。
過度にやる必要はないかもしれませんが、文化の違いを理解することで「失礼な行動」は避ける意味で最低限を知っていると役立ちます。
日本でも親切な男性、やさしい男性はたくさんいらっしゃいますが、アメリカのレディファースト文化とは少しちがうように思います。
アメリカと日本の相違点7:はっきり主張するアメリカの国民性
自分の意見をはっきりと持ち、それを主張するアメリカ人。調和や空気を読むことが美徳とされる日本人。
アメリカ人として多くの日本人と触れ合う中でこの国民性は大きな相違点だと感じています。
相手の個性、自分自身の個性も大切にする。
権利や主張をしっかりと持つ、そして声にだす。
日本人からみると強すぎるように見えるかもしれませんが、自分の主張や意見ばかりでなく、他人の個性や意見を尊重してもらえるのでそこも日本とはちがうと感じます。
まとめ:アメリカと日本の文化の違いから知る…文化の違いを知る目的とは?
日本とアメリカの文化の違いは大きく、はじめてアメリカ人と接した時には多かれ少なかれびっくりされる日本人が多いと思います。
あまりの差に違和感を感じると人もいるかもしれません。
なので、あらかじめ、アメリカと日本の文化には違いがある、こんな違い、あんな違いがある…ということを、記事でお届けした具体例をあらかじめ知っておくことで、実際にその場面に遭遇した時、驚きや違和感が少しでも緩和されたらうれしいです。
また、外国人との会話でこの文化を違いで会話を生むことができます。
日本ではこうなんだよ!
アメリカのこういうところはびっくりした!
…等、コミュニケーション・ツールにもなります。
今回は、あくまで私個人の感じる「違い」をいくつかピックアップしてお届けしましたが、家庭によってアメリカ内でも地域によって異なりますので「一般論」として楽しく読んでいただけたらうれしいです!
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[Edited by Glolea!]
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