「英語を話すのが怖い」を克服する3ステップ学習法[中高生〜大人・上級者編] − 英語好きな子供を育てる親子英語★英語ネイティブ米国人講師が教える親子で楽しむキッズ英語 vol.6
- Glolea! [グローリア]編集部
- Glolea! 編集部 オフィシャル
英語学習者の方の中には、既ににたくさんの単語や英語フレーズを知っていたり、英検®・TOEIC®・TOFEL®…等のスコアが高い“英語上級者”であっても
英語を使いこなすことができない…
と悩んでいる方は数多くいらっしゃいます。
上級者なのに英語が使いこなせない方からは
十分に習得した英単語やフレーズ。でも、どうやって実際の日常生活の会話で使われているの?
自分の英語は実際に通じるの? 伝わるの?
自分とネイティブとの差はどこにある?
…と、様々な不安が寄せられます。
今回は、英語を学ぶ多くの日本の方々を教えてきた英語ネイティブの米国人英語講師の視点から伝えたい、幼少期に英語や外国人に触れる機会を持つことが叶わなかった中高生〜大人の英語学習者のための、持っている知識&実力を発揮するための英会話上達法をご紹介します!
目次
英語上達に重要なのはやっぱり「アウトプット」!
できれば幼少期から英語&外国人に慣らしてあげることが大切だけれど…
豊富な知識をお持ちなのにイマイチ自分の英語に不安…というな方。実際に使える英語への近道はやはりアウトプットです!
- たくさんの似たような意味の単語
- 直訳では分からないような英語特有の言い回し
- つながって発音されている言葉
…を自分のものにしていくためには、地味ですが「聞いて」実際に「アウトプットする」ことで感覚をつかむことが重要です。
その重要性については前回の連載記事「独学で確実に英会話力をUPするたった2つの方法」でもお伝えさせていただきました。
もし、幼少期のお子様がいらっしゃる場合は、英語を人前でアウトプットすることが「怖い」という感情が出てくる前の幼少期から英語や外国人に慣らしてあげることが大切です。
しかし、中高生のお子様や大人の英語学習者の場合は、もしかしたら既に英語をアウトプットすることに対して「怖い」という感情を持っている方もいらっしゃるかもしれません。
“映画で答え合わせ”することで英語アウトプットへの怖さを克服!
幼少期に英語をスタートしていない中高生や大人にとっては
自分の英語はちゃんと伝わるのかな…
というドキドキや緊張感はどうしても出てきてしまう感情です。
そのドキドキやメンタルブロックを少しでも取り除く一つの方法が「映画で答え合わせ」することです。
教科書通りではない現実に使われている英語と自分の知識の「答え合わせ」を好きな映画を活用して実践してみましょう!
映画を活用して答え合わせ! 英語力はあるのに英語が喋れないメンタルブロックを打破する3ステップ学習法
- 英語力はあるのに英語を話すことに自信がない
- メンタルブロックが邪魔し、自分の英語は伝わるかなといつも不安になってしまう
…という英語学習者のための映画を利用した英会話力UPのための3ステップ学習法について具体的に解説していきます。やり方はとっても簡単!
- Step1:
好きな映画をまずは字幕付きで視聴する
↓ - Step2:
可能ならその映画を2~3回観る
↓ - Step3:
ストーリーがしっかり自分の中に入ってきたら英語だけで視聴
…この3ステップを経ることで、自然でナチュラルな英語の使いまわしが見えてきますよ!
「教科書英語」と「自然な言い回し」の違いを映画から学ぶ!
例えば…
教科書英語的表現:
I want to eat hamburger!/ 私はハンバーガーを食べたいです
ではなくて、
自然な言い回し表現:
Hamburger sounds good. / ハンバーガーがいいな!
…というように、映画を通じてナチュラルな口語が見えてくるのです。
形が崩れた口語表現も自然と見えてくるように!
アメリカ英語特有かもしれませんが、以下の例のように原形が崩れた口語が使われる場合もあります。
例:
I will not go
= I am not going to go
= I am not gonna go
…カタカナで表すのは難しいですが「アイム・ナッガナ・ゴー」というように聞こえます。
最初は
ん? なんだろう? なんて言ってるんだろう?
と思うことが、ご紹介させていただいた3ステップを通じ、ストーリー・内容・流れが分かっている状態で映画を観ることで形が崩れた英語表現も感覚的に理解可能に。
また、原形から変形した口語も見えてくるようになるのです。
映画で答え合わせをしながら安心感UP
英語を喋れないメンタルブロックを打破しよう!
たとえ英語の単語やボキャブラリーなどの知識をたくさん持っていても、実際に使わなければもったいないですね! 理想的には
- 旅行に行く
- 現地の人と話す
- 外国人の友達を作る
…など、リアルな経験がたくさんあればよいのですが、状況が許さないこともあります。
だからこそ、映画を活用して持っている知識と照らし合わせて英会話力をUPできるこの3ステップは
英語を使うチャンスがなかなか巡ってこない…
というお悩みを持つ英語上級者が密かに英語力UPするために効果的なおすすめの方法なのです。
覚えていた単語の意味を理解していても、実際に使われている場面や状況は自分が思っていたのとは違うことを映画を通じて知ることができるかもしれません。
ご自身の英語ボキャブラリーや知識を映画を通じた答え合わせを繰り返していくことで、実践の際に迷いや不安がだんだんと減っていきます。
英語への不安や、怖い気持ちが減ったら今より気楽に英語を喋ることができる自分に変身です!
一度アウトプットできるようになったらその英語フレーズはあなたの物に。
自転車と一緒で、それ以後は気軽に使えるフレーズとなりますよ!
まとめ:「英語を話すのが怖い」を克服する3ステップ学習法…まずは1か月に1本の好きな映画からはじめてみよう!
今回の3ステップも当時留学生だった妻が教えてくれました。
楽しく継続しながら英語力をUPするポイントがあります。
- ポイント1:
必ず、好きな映画を選ぶこと
- ポイント2:
日常が描かれている映画を選ぶこと(映画によってはこの方法に向かない作品もあります)
この方法、実はお子様にもとってもおすすめです!
映画好きなお子様、テレビ大好きなキッズ、同じ映画を何度も観るタイプのお子様の場合、内容を理解している映画の場合は、音声を英語に切り替えてみてください。
英語・日本語という区別がまだない小さなお子様にとっては違和感なく楽しめるはず。
一語一句理解できなくとも、英語のシャワーになり英語耳が育ちますよ!
親子で好きな映画でトライする! 毎月××曜日は映画の日と決めて、Family Movie Day を楽しんでみてはいかがでしょうか。
今回は、幼少期に英語や外国人に触れる機会を持つことが叶わなかった中高生〜大人の英語学習者の皆様ための「『英語を話すのが怖い』を克服する!映画を活用した3ステップ学習法」をテーマにお届けしました。
次回の連載記事では「日本とアメリカ『ジェスチャー』の違いと意味を知って自信を持ってコミュニケーションを楽しもう! 」をテーマにお届けします。お楽しみに!
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