英語好きな子供を育てる親子英語「2つの名前メソッド」とは?[幼児~小学生のお子さま編] − 英語ネイティブ米国人講師が教える親子で楽しむキッズ英語 vol.4
- Glolea! [グローリア]編集部
- Glolea! 編集部 オフィシャル
この連載をご覧頂いている方の中には、お子様が子供英会話教室やプリスクールに通われている方も多いのではないでしょうか。
英会話レッスンやプリスクール通学から得ることはたくさんあると思いますが、普段の生活に英語をうまく取り入れることで更にお子様の英語力を磨くことができるんですよ!
今回は、英語を学ぶ多くの日本の方々を教えてきた英語ネイティブの米国人英語講師の視点から伝えたい、幼児~小学生のお子様をお持ちのママ・パパ向けに今日から今すぐに簡単に実践できる親子英語&おうちレッスン「英語好きな子供を育てる親子英語実践法“2つの名前メソッド”」のメリット&始め方をお伝えします。
目次
親子英語に「2つの名前メソッド」を取り入れてお子様の単語力をUP!
幼児〜小学生のお子様がいらっしゃるご家庭で簡単にはじめることができる親子英語&お家レッスンとしてモノには2つの名前があるということを自然に理解しお子様を英語好きに育てる「2つの名前メソッド」という手法があります。
今日の親子英語&おうちレッスンですぐにでも実践したい方のために具体的に「2つの名前メソッド」とは何か説明していきましょう。
例えば「本」
日本語だと「本」、英語だと「Book」
…というように
モノには通常2つの名前があるんだよ
ということをお子様に教えてあげる方法です。
新しい英単語を覚えるという感覚よりは
「ニックネーム」のように、モノにはお名前が2つあるんだよ
と伝えてみてください。
例えば…けんたろう君のニックネームは「けんちゃん」。けんたろう君と呼んでも、けんちゃんと呼んでも「同じ人」を指しています。
同じような感覚で
世の中のモノにはたいてい2つの名前があるよ!
ということを自然に覚えてもらうのです。
一気にたくさんの単語を覚えるのは難しいですが、少しずつ、ひとつひとつであれば無理なく覚えられます。
1週間に1単語、パパやママがわかる単語で大丈夫ですのでぜひチャレンジしてみてくださいね!
和製英語・カタカナ英語との区別にも役立つ「2つの名前メソッド」でパパ&ママも一緒に英語力UP!
「2つの名前メソッド」で単語を覚える方法は
- 和製英語(外国語からインスピレーションを得て日本で独自に発展した単語)
- カタカナ英語(英単語をそのままカタカナで表現した単語)
との区別をつける意味でも有効的ですよ!
お子様のみならず、パパやママの英語力アップにも役立ちます。
日本にたくさんある和製英語&カタカナ英語。
音はカタカナなので英語でも同じ意味だと思われているけれど、実は英語とは違う意味となってしまう単語「和製英語」が日本に溢れています。
私のように英語圏で生まれ育った外国人からすると和製英語は興味深く、チャーミングな日本文化だな~と思う一方で、英語圏では通じない和製英語がたくさんあります。
例えば…
- ホッチキス Stapler
- ズボン Pants
- (下着の)パンツ Underwear
- トレーナー Sweat Shirt
- チャック Zipper
- パーカー Hoodie
- パソコン PC/Computer
…これらは全て和製英語です。
まだまだ、日本で日常的に使われている和製英語はたくさんあります。
「スマート」という言葉はどうでしょう。
日本では
彼女、以前より“スマート”になったね!
という形で「スタイルがいい」「痩せている体型」という意味で使われることも多いですが、英語では「賢い」という意味になります。
「スマートフォン」という言葉があるので、よく聞いているとは思いますが、本当の意味を知らずに使っている人もたくさんいるのではないでしょうか。
和製英語を日本語の一部として分かって使っているならば問題はありませんが、両方知らなければ区別さえできません。
でも、物には2つ名前があることを伝える「2つの名前メソッド」で両方の名前があることを理解していれば混乱することもなくなります。
そして、子連れ海外旅行やプチ親子留学で出会った英語を話す人達や、英語を話すご近所のお友達とコミュニケーションをとる際には2つの名前の中の「英語バージョン」を利用すると理解できやすくなるのです。
親子英語で「2つの名前メソッド」をどのようにはじめれば良い?
「2つの名前メソッド」を実際に親子英語でチャレンジしようと思い立ったら、まずは週の最初に「今週の単語」を決めましょう。
単語を決めたら、なるべくその単語を使うようにしてください。毎日数回、クイズ形式にしてみたり、日常の会話に取り入れます。
おすすめなのは、お子様のレベルにあわせて実践すること。
はじめて英語に触れるお子様の場合は単語だけでクイズ形式のように楽しみながら取り入れてみたり、すでに、子ども英会話教室やプリスクールなどで英語経験があり、短い文章をつくる英語力をお持ちのお子様であれば文章や会話に取り入れてみてください。
例えば、キッチンでのお子様との会話で「2つの名前メソッド」を実践したい場合は…
キッチンペーパーは英語ではPaper Towelです。
キッチンペーパーのもう1つの名前はなんだっけ~?
と聞いてみる、クイズ形式。
又は文章でも理解できるレベルのお子様の場合は、
Let’s clean up with a paper towel / キッチンペーパーできれいにしよう
キッチンペーパーを実際に持ちながら「Paper Towel」という言葉をリピートすることで、単語と物がしっかりと結びついていきます。
まとめ:1週間に1~2単語でOK…英語好きな子供を育てる親子英語「2つの名前メソッド」おさらい
「2つの名前メソッド」を日々の生活の中で実践するならば、毎週1~2単語程度でOKです! あっという間に2つの名前は習慣化していくでしょう。
以前お届けした連載記事にて英語を話せるようになるために大切なこととして“完璧でなくてOK”とお伝えさせていただきました。
もちろん英語を話すために完璧な英語を使わなければと気負う必要はありません。しかし、知っている(&使える)単語量が多いことは英語への自信に繋がり、また会話の幅も広がるということは確かです。
英語好きなお子様を育てる親子英語。日々の生活に英語を取り入れることができる簡単な方法として「2つの名前メソッド」にぜひトライしてみてくださいね!
今回は、幼児~小学生のお子様との親子英語の実践として「2つの名前メソッド」をテーマにお届けしました。次回の連載記事では「独学で確実に英会話力をUPするたった2つの方法」をテーマにお届けします。お楽しみに!
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