子連れ上海も安心!日本語対応病院情報つき「上海病院ガイド」★子連れ駐在予定のママ&パパ必読!
- 井口寛子(Hiroko Iguchi)
- Glolea! 上海在住フリースタイルアンバサダー
目次
中国・上海で急な病気やケガをしてしまったらどうする?
海外で病院に行く際には、言語が大きなネックに感じられる方も多いはず。
もちろん通訳を入れての受診は保険会社で完備されているケースがほとんどだと思いますが、日本語で自分自身で医師とコミュニケーションできたら安心度が全然違いますよね。
ただでさえ不安なお子さんの急な病気やケガの緊急時に心配事やストレスは少しでも減らしたいもの。
上海は日本語対応の病院多数です
実は、上海には日本人の先生が在籍している病院が多数あります。また医療技術最先端である日本に留学されていた、ネイティブスピーカーの中国人医師も多数いらっしゃいます。
そういう病院では、予約・受付から受診、お会計まで全て日本語でOK! 今回の連載記事では上海の病院情報をご紹介します。
日本人にはハードルが高い!?上海在住中国人が通う病院
まずは、上海在住中国人が通う病院について。一般的に現地に暮らす中国人の方々が受診するローカル病院には私も行った事がありません。
聞くところによれば、一つ一つが流れ作業状態だそうで、診察や採血、注射や点滴など専門・担当者がそれぞれいて、その先生(?)はそれしかしないのだそう。
例えば注射を打つ先生なら注射を打つだけで、診察は別の先生がする、といった具合。患者は医師に言われた場所へ行き、その度に列に並ばなければならないそう…。上海在住の中国人が通う一般的な病院は日本人にとってちょっとハードルが高いかもしれません。
しかし中国人にとっては保険が適用されるため、安価で診察が受けられます。人口が多いこともあり、常に病院は大混雑なんだとか…。
とはいえ、上海には国際的な病院が病院が多数あり、ローカル病院へ行く必要はありません。また日本人医師の在籍している病院も多くあり、そういった病院では受付なども全て日本語でOK。
なので気になることは何でも日本語で聞く事ができますよ。
上海在住日本人御用達!おすすめ病院リスト7選
上海ローカルの病院ではなく、国際的なクリニックの中で日本人医師が在籍しているクリニックをご紹介します。
特に小児科・内科で利用したり、知人が通ったりしている病院です。
私が住むエリアは浦西の中でも日本人が多い古北・虹橋というエリア。この近辺にはもちろん日本人先生がいらっしゃる病院がたくさんあります。
- 1.JGH(上海グリーンクリニック)
[内科・外科・小児科・婦人科・歯科] - 2.サクラクリニック(桜華)
[内科・外科・整形外科・小児科・耳鼻科・中医科・婦人科] - 3.東和クリニック
[内科・小児科・外科・婦人科・中医科・眼科・耳鼻科・歯科]
上海の中心部にあたるエリア。欧米人なども多く居住しているエリアの病院は以下。
- 5.GHC(グローバルヘルスケアクリニック)
[内科・外科・産婦人科・小児科・耳鼻喉科・眼科・皮膚科・中医科・歯科・泌尿器科など]
新しい建物が多く高層ビルが立ち並ぶ、浦東エリア。こちらも日本人が多く住むエリアです。
クリニックはどこも9時頃〜18時頃まで、日曜は休診が一般的なので、日本のクリニックと同じ感覚ですね。
※本記事に挙げた病院以外にも多数の日本語対応クリニックがあります。
※上記はすべて日本語HPありの上海の病院リストです。
長期上海滞在になれば利用する可能性が高い…日本語対応OKの歯医者さん!
子供が大きくなるにつれ、気になってくるのが歯の心配。ホームドクターとしても確保しておきたいですよね。
こちらも日本人あるいは日本語が話せる先生に対応いただけます。
- アイ・スマイル歯科
[永顔口腔]
その他、上記病院の紹介で挙げた
にも歯科がありますよ。
タクシーで上海の病院に行く際はレシートを貰うことを忘れずに!
ほとんどの方が病院利用をされる際は海外旅行傷害保険を利用されると思います。
ここ上海では交通手段としてタクシーを利用することも多いです。病院への交通費も海外旅行傷害保険の保証対象になりますから、タクシーで病院へ行かれる場合には、必ずレシートをもらいましょう!
中国語でレシート及び領収書は「发票(ファーピャオ)」と言います。
タクシーを利用し、目的地で支払いの際に
要发票(ヤオ・ファーピャオ) / レシートください!
と言ってください。
印字に少し時間がかかりますので10秒ほど待っていると、運転手がビリっと切って手渡してくれます。受け取ったレシートを病院で受付の際に渡すと、帰りの精算時に現金で手渡してもらえますよ。
上海子連れ移住…赤ちゃん連れの心配事「予防接種」事情
ちなみに、赤ちゃん連れで上海に移住・駐在が決まっているお母さんは、まず予防接種の心配があるかと思いますので、ここからは上海に子連れで長期滞在・在住される方向けに予防接種事情について解説していきます。
上記リストでお届けしたような日本人医師がいる病院では日本製のワクチンも多く、その他欧米製など輸入したワクチンを使用されています。
ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオの4種混合ワクチン、またHibを加えた5種混合ワクチン、Hibに更にB型肝炎を加えた6種混合ワクチンも接種が可能です。
例えば1回目は日本で受けて、2回目を上海で受けても大丈夫なの?
という疑問もありますよね。
予防接種は感染症から子供を守るためのものなので、メーカーが違うからといって効能が大きく違ったり、効果が薄れるといった心配は要らないようです。
どうしても気になる方は事前に病院側に扱っているワクチンについてお問合せされると丁寧に答えていただけますよ。
また日本の母子手帳を持参すれば、予防接種欄に同じように記載してもらえるのも嬉しいポイント! 乳児検診もできます。
日本での予防接種以外に特別に受けるべき予防接種はある?
中国に駐在になった場合には、大人でもB型肝炎と狂犬病の予防接種を指導される会社も多いようです。
実際には…のら犬はほぼいません。
リードなしで歩道を走っている犬も見かけますが、飼い犬はよくしつけがされていて暴走するようなこともありません。また上海人の意識も変わり、日本のようにきちんと犬にもワクチンを接種することも定着してきているようです。
もし日本で予防接種ができなくても、上海で接種できますのでご安心を。
今回は、これなら子連れ上海も安心!日本語対応のおすすめ病院情報つき「上海病院ガイド」としてママ向けの上海の病院情報をお届けしました。
次回の連載記事では「上海で共働きなら当たり前!? お手伝いさん&ベビーシッターさん事情」についてお送りいたします。
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 井口寛子(Hiroko Iguchi)
- Glolea! 上海在住フリースタイルアンバサダー
- 上海
日本では、プロデューサーとして販売促進活動や広告制作、イベントなどプロジェクト・マネジメントに従事。ファッション、プロダクトデザイン、建築、アートが大好き。"不覊自由"なライフスタイルを求め、2011年11月より生活ベースを上海へ。"グローバル"を教育モットーに子育て奮闘中。現在は国際幼稚園に勤務。