アメリカの素晴らしい褒め文化!でもご褒美文化はいきすぎ!?
- Kazuko
- Glolea! ケンタッキー田舎子育てアンバサダー
ケンタッキー田舎子育てアンバサダーのKazukoです。今回はアメリカの褒める文化とご褒美文化についてレポートします。
アメリカでは頻繁に、かつ、自然に、相手を褒めます。行為、料理、服装や髪型などの容姿などについて、「Good!」「Nice!」「Cool!」「Great!」「Perfect!」「Amazing!」「Incredible!」「Awesome!」といった褒め言葉を聞くことは日常茶飯事です。
褒める対象やその度合いについての感覚の違いはさておき、この褒める文化は素敵な文化だなぁと実感しています。
日本でも、子育て中のママに人気のベストセラー『子どもが育つ魔法の言葉/ドロシー・ロー・ノルト著』…等でも語られているように
褒めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
褒められると自信を持つ
…など、褒めることの効用については見聞きしていましたが、実際にそのシャワーを浴びてみると、なんといっても単純に嬉しくなり気持ちがいいのです。
毎日先生からたくさんの褒め言葉をもらい照れながらも満面の笑顔になっている子ども達。同様に喜び、時には自慢げにはしゃいでいる息子たち…デイケアへの送迎時によく見る光景です!
目次
ちょっと行き過ぎ!? アメリカのご褒美文化
一方、アメリカでのご褒美文化には行き過ぎでは? と思うことがあります。過去の連載記事にて、予防接種後に
頑張ったね!
とキャンディをもらったり、歯科検診の後に
虫歯がなかったよ。毎日しっかり歯磨きしているんだね、パーフェクト!
と小さな玩具(実際は玩具そのものをもらうのではなくガチャガチャ用のコインをもらい、玩具やお菓子を選んでガチャガチャしてゲット)をもらった事をレポートしました。
そういった滅多にない出来事や頑張りに対してご褒美がある、というのはいいと思うのですが、たまにデイケアでのご褒美が特別なものではなくなっているように感じることがあります。
掃除やお手伝いを頑張って「リワードチャート」でゴールすると子ども達はご褒美がもらえるけれど…
例えば、4歳の長男のクラスでは日々の取り組みの中でご褒美に用いられる『Treasure Box(トレジャーボックス/宝箱)』と『Candy Box(キャンディーボックス)』についてです。
アメリカではReward Chart(リワードチャート/ご褒美シート)やBehavior Chart(ビヘイビアチャート/行動チェック表)を子どもの教育に用いることが一般的なようで、学校や家庭で使われており、息子たちのデイケアでは年長のクラスでのみ取り組んでいます。
長男のクラスでのReward Chartのルールは、Starting Out(スターティングアウト…写真にあるチャートの下から3番目)から始まり、掃除やお手伝いなどをするとステップアップし、チャートのゴールである『Treasure Box』に到達すると頑張ったねとご褒美がもらえます。
その後はStarting Outに戻ります。また、ルールを破った時などにはステップダウンします。
クラスの子たちは皆『Treasure Box』を楽しみにしていて、ご褒美がお手伝いのモチベーションアップにつながっています。
『Treasure Box』に到達した日、長男は迎えに来た私にいつも以上の笑顔で走ってきて何をもらったのか(何をしてステップアップしたのかよりも先に。笑)を見せ、夜には帰宅した主人にとっても嬉しそうに報告します。
この取り組みが良くない、という訳ではありませんが、多い時には週に2回も玩具をもらう息子を見ていると、少々心配になります。
ルールはあるけれど、ちょっと甘い!?
アメリカ流のご褒美文化
『Candy Box』は小さなお菓子がたくさん入った箱で、ほぼ毎日帰りにここからチョコレートなどのお菓子を選びとっています。もらうには一応ルールがあり、例えば朝にリング(小さな色つき輪ゴム)を配られ、帰りまで失くさずにつけていられたらもらえます。
…が、ある日はリングをなくしていたのですが、息子が先生に聞くとOKということでした。疑問に思ってその理由を聞いたところ
今日は金曜日だから特別!
という回答でした。。。笑
2歳の次男のクラスには両方のBoxを用いた取り組みはありません。
しかし、つい先日見かけてびっくりしたことに、なんとトイレトレーニングで成功するとM&Mのチョコレートをもらっていました。。。笑
ご褒美が過度になってしまうと効果や満足度に持続性がなくなる!?
ある日、家で長男に頼みごとをした時に
◯◯をすると、何かもらえる?
と聞いてきた時は驚くとともに、こわくなりました。Tangible Reward(物質的なご褒美)は、効果や満足感に持続性がなく、また欲望はエスカレートしていきます。
- もらうこと自体が目的になる
- 物でしか動かなくなる
…等々、本当に注意が必要です。家庭内でしっかりと節度やメリハリを持っていかなければと気が引き締まりました。
自らのやる気で行動できるよう、日本語英語を問わず励ましや褒めることを子育てに意識的に取り入れ、物ではなく言葉でモチベーションをアップできるような働きかけをしたいです!
日本人とアメリカ人の「Perfect(パーフェクト)!」に対する価値観の違い
最後に、褒め言葉についての余談です。
英語を主に受験のための勉強でしか身につけていなかった私には、当初褒め言葉に用いられる単語の言語観(辞書上の意味ではなくアメリカ人の国民性や価値観を伴う実際に通用している意味やニュアンス)がなかった為、
そんな大袈裟な表現を、、、。
と戸惑いや違和感をよく感じていました。
例えば、あるときアメリカ人の友人に
日本では『Perfect』というと100%(完璧)と捉えるが、アメリカ人はどう?
と聞いたところ
60〜80%でも『Perfect』と使うわ。
と苦笑していました。
今では多少はそういった言語観も身につけられたのではないかと思っていますが、まだまだ「えっ!『Great!』?」と驚くことも多いです。
外国語の会話独特の表現や細かなニュアンスを知り自分でも使えるようになるにはなんといっても現地の方と会話することが一番の近道です。
これからもできるだけたくさん話す機会を探して、少しでも英語で自然なコミュニケーションをとれるようになることを目標に頑張ります!
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- Kazuko
- Glolea! ケンタッキー田舎子育てアンバサダー
- ケンタッキー州キャンベルズビル
京都市出身。2013年5月より米国ケンタッキー州在住。夫と息子二人(3歳と0歳)の4人家族。アメリカのカントリーライフや日々の子育てライフについてお伝えしていきます。