小学生&中学生あるある!
オランダ版「明日学校で○○が必要」と突然前夜に言われて困るもの
- 倉田直子(Naoko Kurata)
- Glolea! 多様性&マルチリンガル子育てアンバサダー
小学校の図工などで、
家から○○を持ってきてください
と言われることありますよね。
時間に余裕をもって教えてくれればいいのですが、期限ぎりぎりに言われると困ることありませんか?
今回は、オランダ版「明日学校で○○が必要」と突然前夜に言われて困るものについてのお話をしたいと思います。
目次
小学生&中学生あるある!
突然「明日必要」と言われて困るものとは?
ツイッターを読んでいると、日本で子育てしている方々の
子供に当日の朝いきなり『今日学校で○○が必要』と言われて困った
といったツイートを見かけます。
○○の部分は、
- 洗って乾かした牛乳パック
- 使い終わったラップの芯
- 算数や国語の学校指定ノート
…などなど様々。
きっと、学校からは早めに言われているのだと思いますが、お子さんが保護者の方に伝えるのがぎりぎりになってしまうのでしょうね。
かつて小学生だった頃、私も似たようなタイプでした!
コロナ禍が促進したオランダのキャッシュレス化
うちの子供が通っていた小学校(オランダの現地校)ではそういう廃材を求められることはほとんどなかったのですが、つい最近、突然学校で必要と言われて入手に手こずったものがあります。
それは、なんと「現金」でした。
オランダはコロナ禍以前からキャッシュレス化が進んでいて、現金を受け付けないお店なんていうのもありました。
下の画像の「PIN」とはデビットカードの通称で、このカードが広く普及しています。スマホとデビットカードだけ持って出かけるという人も、元から珍しくなかったのです。
キャッシュレス化は昨今のコロナ禍でオランダでも加速し、スーパーなどでも「デビットカードまたはモバイル決済」が推奨されるようになりました。
私も今年(2020年)の3月以降、買い物の際に現金はほとんど使っていません。
明日学校に現金で5ユーロ持っていかなければならないと前夜に言われ焦る母!
前置きが長くなりましたが、そんな状況であるにも関わらず、中学生になったうちの娘が
明日学校に5ユーロをお釣りなしで持って行かないといけない
と言い出したんです。
学校の体育の授業で外の施設に行くことになり、そこの資材レンタル費だそうです。
うちの子は既に自分のデビットカードを持っているのですが、現金でなくてはいけないのだそう。
※オランダでは、中学生が個人のデビットカードを持っているのは普通です。ただし引き落とし口座は親との共同口座になり、利用状況は親がアプリ経由で確認できるのがスタンダードです。
それを言われたのは既に夜で、ほとんど現金の手持ちがないので焦りました!
でもその日は、夫の財布に5ユーロ札が残っていたのでなんとかしのげましたが、この件をツイッターで呟いたら、同じく在蘭邦人の友人が
つい最近、似たことがあって家探しした!
と教えてくれました。オランダあるあるなんですね。
5ユーロの「金策」
初回はしのぎましたが、体育でその施設にはまだ2回行くことになるそうなので、現金(5ユーロ/お釣りなし)の「金策」の必要に迫られました。
そういった理由から、私は久々にスーパーの有人レジで現金で買い物をしました。
半年以上も機械のセルフレジで決済していたので、レジスタッフとの
現金支払いでいいですか?
もちろん大丈夫ですよ!
お釣りは5ユーロ札2枚でください
レシートは必要ですか?
というような交流も非常に久々で新鮮に感じました。そしておかげさまで5ユーロ2回分も無事入手し、任務完了です。
ところ変われば、困ることも変わる
ところ変われば、「子供に当日の朝にいきなり『今日学校で○○が必要』と言われて困った」の内容も変わりますね。
今回は、オランダ版突然必要になって困るものについてのお話でした。
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 倉田直子(Naoko Kurata)
- Glolea! 多様性&マルチリンガル子育てアンバサダー
- ハーレム
オランダ在住ライター。2004年にライターデビュー。2008年に家族の仕事都合で北アフリカのリビアに移住。リビア在住中に、現地の生活をリポートする海外在住ライターとして活動開始。2011年8月、英国スコットランドに移住。2015年夏よりオランダ在住。2008年生まれの娘は日英蘭語のトリリンガル。