育休のないシンガポールでのママたちの選択
- 小野麻紀子(Makiko Ono)
- Glolea! シンガポールはたらくママアンバサダー
先日、妊娠中のシンガポール人の友人が娘に会いに、わが家に遊びに来てくれました。
出産後に仕事についてどう考えているか聞いてみたところ、面白い話が聞けました。彼女は、出産後、育児に専念するために1-2年仕事を休むかどうか迷っていると…。
シンガポールの産休は、通常、産前産後合わせて4ヶ月。みんな出産ギリギリまで働き、生後3ヶ月~4ヶ月のベビーを両親かメイドさんに預けて仕事復帰します。そもそも、育休という制度自体がないんです。
それが叶わないシンガポール、「成長が大きな最初の1年は一緒にいたい」故に1-2年休むという選択があるそうです。
なるほど!これは最低1年間、育休を取得出来る日本では起こりえない発想!育休がある日本は、本当に恵まれているなー。
と思ったのもつかの間、びっくりしたことが。
・・・1-2年であればブランクとしても扱われず特にキャリアに支障もなく、小さな子どもがいても再就職は難しくないと!?
日本では、ブランクがあり、かつ、小さな子どもがいると、正社員での再就職が非常に難しいと、良く聞く話で、かつ、つい先日話を聞いたばかりだったのでその事実に驚きました。
シンガポールとは、東京都23区程度の国の敷地なので、近くに両親が住んでいることが多く、仮に両親の手を借りられなくても、一部の保育園では、生後2ヶ月から預けることが可能、また、住み込みのメイドさんを雇うことも出来る、といった具合に、小さな赤ちゃんを預かってもらえる選択肢が多いです。
ちなみに、法律で、子どもが7歳になるまで、「Child Care Leave」という名の有給が、年間6日間支給されているため、共働きしていると、2人で年間12日もあります。
こういった理由から、小さな子どもがいるママでも再就職出来やすいのかもしれませんね!
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 小野麻紀子(Makiko Ono)
- Glolea! シンガポールはたらくママアンバサダー
2010年12月よりシンガポールに移住。日常会話もままならない英語力で、初めての海外での生活、就職、出産、子育てを経験。キャリアコンサルタントとして仕事をするワーキングマザー。妊娠初期、働きながら子育てすることが出来るのか不安を感じ、出産後、2013年10月より「はたらくママ@シンガポール」を創設。