フランス流 手抜き術
- 宇津木奈々(Nana Utsugi)
- Glolea! フランス・リヨン、日仏バイリンガル子育てアンバサダー
フランス人はバカンス好きで、17時上がり、日本人に比べて仕事をしない!
という印象をもたれてる方が多いのではないでしょうか? それが、なかなかどうして、その通りなんですが(笑)。
でもメリハリをつけて仕事をしているのではないかと思います。
メリハリをつけるというか、上手に手を抜く。頑張りすぎない。楽しみを優先する。
例えば仕事、自分の仕事が17時までだったら、それで終わらせる。(もちろん残業しない人がいないわけではありませんが、)それ以降はプライベ-トタイム。
- 他人の仕事は手伝わない
- 受け持った仕事はその人の責任の下処理する
- いちいち上司の承諾をまったりせず、自分で判断して進めていく
…完全個人主義なんです。
もちろん仕事の後に同僚と飲みになんて行きません。家族との時間ですから。バカンスだって当然の権利。しっかり休んで何が悪い。
共働きが大半のフランスでは、学校の送迎は、パパ、ママ、シッタ-さんが半々でやってきます。
二人で働いているから、時間の都合がつく方が子どもの送り迎えをする。同僚と飲みに行ってる暇なんてございません。
その代わり、ちょっと時間に余裕のある放課後は子どもと公園で遊んだり、友達や仲良し家族で近所のカフェでアペリティブ(食前の軽い飲み)をしたり。アフタ-ファイブを楽しむのであります。
ママも頑張りすぎません。家事はパパと半々(むしろパパの負担の方が多い? と感じることも多々)。外出した夜はパスタなど軽い食事で済ませます。
「完璧を目指さず、頑張りすぎず、家族との時間を上手に楽しむ。」それがフランス流手抜き術なんじゃないかと、私は勝手に思っております。
でも、フランス人が頑張り屋でないわけではないんですよ。
この国の方、もとい、私の周りにいるフランス人は、常にキャリアアップを目指しています。ある程度安定した職に就いていても、さらにいい環境、給料、そして自分のやりがいの為の転職、フランスは学歴社会なので、さらにいいポジションをめざし、勉強、資格取得等々…向上心の高い人が多く、しかも実現してる人がたくさんいます。
私の友達ママも、第一子出産後、キャリアアップの為、仕事後に夜間の大学に通っていました。
頑張るところは頑張るけれど、楽しむところは譲らない。肩の力を抜いたライフスタイルなのかもしれませんね。だからフランスに肩こりがないのかな?
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 宇津木奈々(Nana Utsugi)
- Glolea! フランス・リヨン、日仏バイリンガル子育てアンバサダー
- リヨン
フランス第二の都市リヨンで、フランス人の夫と息子と共に日仏バイリンガル生活。ワ-キングママとしても、オンラインセレクトショップ 53lyonstreet.com を運営中。働くママが圧倒的に多いフランスでのフランス流育児、教育などを中心にご紹介していけたらと思います。