Apple、Google…創造的なビジネスを産むアメリカ西海岸でも大人気の幼児向けの習い事「アートスクール」とは?
- 上田理恵子(Rieko Ueda)
- Glolea! サンフランシスコ・オーガニック子育てアンバサダー
目次
右脳を鍛える!
「アートスクール」がアメリカで大人気!
アメリカの幼児向け習い事では、ミュージックやスイミングに並んで「アートスクール」が人気です。
日本ではあまりポピュラーではない習い事ですが、こちらでは多くの場所で体験することができ、現地のプレスクールにも必ず絵具や粘土を自由に使えるアートルームが併設されています。
様々な色彩や感触に富んだアート体験は、幼児の右脳を鍛えます!
今回は2歳半の長男も喜んで通っている、サンフランシスコのアートスクールの様子をお伝えします。
子ども達はアートスクールで刺激を受けてさらなる創造性を育みます!
長男が通っているのはアートスクールは2歳児を対象としたクラスでは先生1人に2歳児が3~5人程度で
- ペイントスペース
- 粘土スペース
- お絵かきスペース
の3つのスペースを使用したクラスが行われます。
ペイントスペースでは、ペイントブラシ、スポンジ、ローラー等、毎回違った素材を使い、カラフルな絵具を使って壁に貼られた紙にペイントします。同じ素材を与えられても、紙いっぱいにペイントする子もいれば、同じ色だけ使ってペイントする子、丸を書いたり長い線を描いたり、驚くほどいろいろなことができ、お互いの作品から刺激を受けて更なる創造性を育みます。
粘土スペースでは、毎回異なる色の粘土が準備されています。オレンジ、緑、青、赤等の色を先生が
今日の粘土は何色だね。
と話ながら子ども達に自由に創作をさせます。ここでもローラーや、型抜き、ナイフなどのいろいろな道具が準備されており、子ども達はちぎったり丸めたり、乗り物や動物、食べ物に見立てたりと様々な創作をし、お互いに見せ合ったり先生に渡したりと、一つの粘土から多くのものが生まれます。
お絵かきスペースでは、毎回異なる色や素材の紙に、チョーク、クレヨン、鉛筆、水性ペン等の道具で絵を描きます。子ども達は違う色を楽しみ、細かい丸や線などの形を楽しむようにお絵かきをします。
家では与えられない多くの色彩や素材を、アートクラスで自由に使うことで多くの体験ができます!
「プレイベースの学び」自由に学び創造力を育む!
アメリカでは
文字や数字だけでなく、アート等で得られる視覚表現から、視覚、動き、言葉、意思決定等を学ぶ
という考えが根付いていて、毎回カラフルで想像力に富んだ子どもの作品を見ると、長男がここで育んでいる創造力はすごいものだと実感します。
クラスの後は英語での発言も活発になり、アートスクールで学んだ色や素材が日常生活とリンクして、葉っぱがオレンジだった時に
今日の粘土と同じ色だね
なんて英語での会話も自然と出てきます。
クラスでは自由に過ごしているように見えますが、アメリカではこのプレイベースの学び(Play based learning)も大切にされており、子ども達は遊ぶことにより自ら多くのことを学んでいきます。
長男の通うアートスクールでも、先生はあくまでそれぞれの子どもの視覚表現をサポートするガイドとされ、子ども自身にある創造力を発散させる場を提供する場所とされています。日本では
これを一緒に作りましょう
という受身の教育が多い中、自分から何でも好きなものを使って作ってよいというアメリカならではの教育も、彼にとってはとても楽しい学びの空間で多くの創造力が育まれていることが実感できます。
Apple、Google…等創造的なビジネスが生まれるアメリカ
右脳を鍛えて将来創造的な活躍を!
日本でも最近増えてきたアートスクールですが、幼いころから視覚表現から創造力を育むことで、知覚や感性を司る右脳を鍛えることができると考えられます。
このアートクラスが盛んなサンフランシスコをはじめとするシリコンバレー周辺では、AppleやGoogleなど多くの創造的なビジネスが生まれて今日のアメリカの成長を率いています。
今後は日本でもこのアートクラスなどの視覚表現に関する習い事がポピュラーになって創造力が豊かな子ども達が増え、将来創造的な活躍をして日本の成長を率いてもらえればいいなと思います!
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 上田理恵子(Rieko Ueda)
- Glolea! サンフランシスコ・オーガニック子育てアンバサダー
- サンフランシスコ
夫の留学に伴いオーガニックの街サンフランシスコに在住。15歳で1年間単身イギリス留学、大学卒業後に外資系投資銀行や大手税理士法人にて常にグローバル業務に従事していた経験から、世界とつながることの楽しさを実感。現在は二人の息子に世界を体感してほしいと、積極的にバイリンガル育児を実践中。