英語で「Nice work!」ってどういう意味? 英語子育て★褒め言葉フレーズvol.3
- 橋元知子(Tomoko Hashimoto)
- Glolea! ポジティブ英語アンバサダー
目次
上手にお絵描きできた場面で使いたい 英語子育て褒め言葉フレーズ
「いい作品ができたね!!」って英語でどう言うの?
「お子さんに英語好きになってほしい!」そんな声をよく聞きます。英語好きを促す最適な方法は何と言っても、ママやパパがお子さんと一緒に楽しく英語を学ぶこと。「英語って楽しいものなんだよ」というポジティブ・メッセージを送ることが一番の方法です。英語圏のポジティブマインドを言語&フレーズと共に吸収し、英語を話しているときだけでなく、それ以外の生活においてもポジティブ思考で子育て。全12回の本連載を通して、親御さんもお子さんも一緒に楽しく英語を学べる褒め言葉を学びましょう!
子どものお絵かき…発達段階別の描画能力目安
お子さんが描いた絵を大事に保管していらっしゃるご家庭は多いと思います。それらの絵は、点々や線から始まり、ぐるぐる巻きになり、◯(マル)から4本の線が出たものになり、そのうちなんとなく人らしくなってきている事でしょう。
これは、子どもの描画能力には発達段階があるからです。ちょっと専門的になりますが、描画能力は以下のように発達します。(年齢は参考程度にご覧下さい)
- なぐりがき期(1〜2歳半)
[別名、錯画期、乱画期] 無意識のうちに、あるいは、手の運動によって描かれるもの。初めは点、かたまり、縦横線など。次第に、波形やジグザグ、円形のものになっていく。 - 象徴期(2歳半〜3歳)
[別名、命名期、意味づけ期] 描いた形に名前を付ける。描く線は渦巻状のものから1つの円になっていき、形を表現し始める。 - 前図式期(3〜5歳)
[別名、カタログ期]ものの特徴が描けるようになり、他の人にも何を描いたかが分かるようになる。また、知っているものを幾つも並べて描く。頭足人 (頭から直接手足が出ている人物画)やアニミズム(花や太陽になどに顔を描き入れる)表現 が見られる。 - 図式期(5〜9歳)
対象をしっかり見て描くのではなく、自分の中にある経験を再生させて表現する。
– レントゲン表現:外から見えないものを透視させて描く(例えば家を描き、中にいるであろう人やテーブルを描く)
– 拡大表現:興味のあるものを大きく、詳細に描く
– 展開表現:上から見下ろしたように描く
がみられる。また、基底線 (地面を表す線)を描く。
お子さんの描く絵は、例え一つの点であっても、大切な作品ですよね。 英語では「美術品」のことをwork of artと言い、これらを褒めるときには、
Nice work!(ナイス ワーク!)
という表現をよく使います。
Workは英語で仕事という意味ではないの?
Workと聞くと「仕事」という訳を思い浮かべる方が多いでしょう。
Nice work!は、「仕事」と「作品」という両方の意味を持ち得ます。
うちの子は次のピカソかも!?!
と思いながらNice work!と褒め、上記の発達段階を参考に、「次はどんな作品を作ってくれるのだろう?」と思い巡らせるのも楽しいですね。
絵を描き、褒められる経験を沢山した子は、絵で何かを表現するのが大好きになります。もしかしたら、将来本当に世界的に有名な画家になるかも!?!
コラム:英語子育て我が家の場合
親というのはおかしなもので、我が子が描いた点や円を見て
うちの子は天才なんじゃないか!
と本気で思います。
うちも例外ではありません。特に、最初の子が幼い頃はかなりの親ばかでした。チラシの隅っこやティッシュ箱の裏に描かれた点や線に感動しては、Nice work!と褒め、それらを保管。どんなものでも子どもの立派な作品だからです。ほぼ全て取っておいたため、家中が作品で溢れかえる結果に。
そこで、2人目が3歳になった頃からは、現物保存の作品は幾つかに留め、後はデジタルカメラに収めることにしました。こうしてから、家はすっきりに!!! ……とまではいきませんが、前よりはいくぶん綺麗になりました。
また、電子化すると、自然と年齢を追って分類されていくのでお勧めです。まだやったことのない方は、是非お試し下さいね。
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 橋元知子(Tomoko Hashimoto)
- Glolea! ポジティブ英語アンバサダー
ポジティブ英語を取り入れた子育てを実践中(3児の母)。経験を通して、子どもに関わる大人が異文化や英語の楽しさを感じれば、子どももこれらを好意的に受け止めるようになることを実感。博士号(国際日本学)、修士号(教育学、国際日本学)。保育士免許。英検1級。保育英検1級。英語学習学コーチ。現在は、東京未来大学こども心理学部で専任准教授として保育者、教員養成に関わる。共著「すぐに使えるIt’s英会話」。