英語で「Give yourself a pat on the back.」ってどういう意味?★ゆるゆる親子英語&励ましことばフレーズ♪vol.14
- 橋元知子(Tomoko Hashimoto)
- Glolea! ポジティブ英語アンバサダー
望んでいない結果が出た場面で使いたい
ゆるゆる親子英語フレーズ…Give yourself a pat on the back.
皆さんのお子さんは以下のような経験をされたことがありますか?
- 一生懸命に作った砂のお城が、一瞬で崩れてしまった。
- 思い描いていた通りの工作が作れなかった。
- 前日まで完璧に言えていたお遊戯会の台詞が、本番で上手く言えなかった。
いずれも、努力したのに、望んでいない結果になってしまった例ですね。
でも、生きていると、色々あります。全てが思い通りにいく日もありますが、挫折を経験したり、困難に向き合わなければいけない日もあります。
小さい頃に挫折を乗り越える方法を身に着けておけば、将来、もっと大きな困難に直面した時にも、それに立ち向かう事ができるようになります。
もちろん、周囲からの励ましも、前向きになる力を与えてくれます。
しかし、最も大切なのは、他の誰でもなく、自分自身が自らを認め、褒めることができ、自己効力感(self-efficacy=自分がある状況において「うまく行動できる!」という認知)が持てるようになることです。
自己効力感が高い子供は、学力・学習力(学習時間・学習方略)も高い事が研究で分かっています。
つまり、高い自己効力感は様々な面でプラスに働くのです。
子供の“自己効力感”を高める英語の声かけフレーズとは?
では、子供の自己効力感を高める英語の声がけには、どのようなものがあるのでしょうか?
1つは
Give yourself a pat on the back.
です。意味は、Pat=叩く、back=背中 で、直訳すると「自分で自分の背中を叩く。」つまり、
自分を褒めてあげてね。
という意味です。
Give yourself a pat on the back. というフレーズは子供の「自分はやれば出来る!」という気持ちを育てることが出来ます。
繰り返し何度も使い、お子さんの自己効力感を育てるお手伝いをして下さいね。
コラム:Give yourself a pat on the back.にまつわる英語子育て…我が家の場合
Give yourself a pat on the back. は、我が家においては、私が子供に対して言っているだけでなく、自分自身に使っているフレーズでもあります。
ひどく落ち込んだ時、独り言のように
Tomoko, give yourself a pat on the back.
と言って、実際に自分で自分の背中をとんとんして、
Good job.
と言います。
すると、、、あら不思議。ちょっと元気になれます。保護者様が自分を励ますこともできる魔法のフレーズです。人前でやるのが恥ずかしかったら、まずはこっそりとご自宅で試してみて下さいね。
お子さんに「英語好きになってほしい!」そんな声をよく聞きます。英語好きを促す最適な方法は何と言っても、ママやパパがお子さんと一緒に楽しく英語を学ぶことです。「英語って楽しいものなんだよ」というポジティブ・メッセージを送ることが、お子様が英語好きになる一番の方法です! 英語圏のポジティブマインドを言語&フレーズと共に吸収し、英語を話しているときだけでなく、それ以外の生活においてもポジティブ思考で子育てできたらよいですね。前回までの連載でお伝えしてきた英語の褒め言葉と合わせて、子育て中の親御さんに是非とも知って頂きたいもう一つの英語。それは励ましの英語フレーズです。お子さんには、辛い時、不安な時、大変な時にこそ、ポジティブ思考でいて欲しいもの。落ち込んでいる時、大好きな親御さんがひと声かけてあげるだけで、お子さんは明るくなれます。本連載「ゆるゆる親子英語&はげまし言葉フレーズ」では、様々な励まし言葉をお伝えします。励ましを通じて明るくなったお子さんの笑顔が、親御さんにも幸せをもたらす…そんな英語フレーズを連載を通じてご紹介していきます!
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 橋元知子(Tomoko Hashimoto)
- Glolea! ポジティブ英語アンバサダー
ポジティブ英語を取り入れた子育てを実践中(3児の母)。経験を通して、子どもに関わる大人が異文化や英語の楽しさを感じれば、子どももこれらを好意的に受け止めるようになることを実感。博士号(国際日本学)、修士号(教育学、国際日本学)。保育士免許。英検1級。保育英検1級。英語学習学コーチ。現在は、東京未来大学こども心理学部で専任准教授として保育者、教員養成に関わる。共著「すぐに使えるIt’s英会話」。