英語で「How can I make this sound?」ってどういう意味?
英語が楽しくなる!小学生のための★授業で使える英語フレーズ&ボキャブラリー vol.4「音楽編」
- 橋元知子(Tomoko Hashimoto)
- Glolea! ポジティブ英語アンバサダー
目次
「音楽の時間」に“リコーダーの演奏”について学ぶ場面で使ってみたい英語フレーズ…How can I make this sound?
皆様、小学校時代を思い出してください。
どんな楽器を演奏したか覚えていらっしゃいますか?
- 鍵盤ハーモニカ
- カスタネット
- ハーモニカ
…これらと一緒に想い出される楽器としてリコーダーがあるのではないでしょうか?
「リコーダー」が日本の小学校で使われるようになった背景とは?
リコーダーは多くの小学校で3年生から学習されます。
ヤマハが提供している「楽器解体全書」によると、日本の小学校の教材としてリコーダーが使われるようになったのは1959年だと言われているため、一度は手に取ってみたことがある方が多いでしょう。
戦後日本の器楽指導の目的と「リコーダー」が導入された理由
山中 (2010) によると、
戦後日本の器楽指導は、すべての子どもたちに等しく器楽演奏の経験を持たせることを目標の一つに掲げ、導入された
出典:Japanese Journal of Music Education Practice vol.7 no.2 2010.3 73 「戦後日本の小学校におけるたて笛およびリコーダーの導入過程」より
のだそうです。
みんなが経験できるように、と考慮されていたのはとても素敵なことですね。
そして、戦後の復興期には混乱の中で楽器製作と全く関係がないのに、玩具のようなものを教育用の楽器として売り出していたようで、この状況を懸念し、文部省は1948年に教育用楽器審査委員会を設けて政府関係者や専門家で楽器の審査を実施しました。
この時、リコーダーは教育用楽器の1つとして選ばれたようです。
正確な音を出す難しさを乗り越えたいときに使いたい英語フレーズ!
リコーダーは音が出しやすいとは言え、正確な音を出すのは必ずしも容易ではありません。
お子さまは友達にどうやったらある音が出るのか聞きたくなることもあるかもしれませんね。
そんな時の英語フレーズがこちら。
How can I make this sound? /どうすればこの音を出せるの?
です。
小学校学習指導要領(平成29年告示)解説【音楽編】には、2 学年の目標 (3) 「学びに向かう力,人間性等」の涵養(かんよう)※に関する目標として、全学年において
協働して音楽活動をする楽しさ
出典:文部科学省:小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 平成29年7月 音楽編
が挙げられています。
※涵養(かんよう)とは:
水が自然に染み込むように、無理をしないでゆっくりと養い育てること。 From Weblio デジタル大辞泉より
学校で行われる「音楽」教育が子どもたちにもたらす意義とは?
上記学習指導要領に
友達
という単語が72回出てくることからも、小学校の音楽活動を一人ではなく、周りの友達と一緒に体験することが重要であることが読み取れます。
小学校の音楽は、友達とコミュニケーションを取りながら行うことが大切なのですね。
これを機会に、お子さまには是非一人でではなく、友達と一緒に音を奏でながら音楽を楽しむことをお伝えください。
音楽関連英単語の豆知識!
音楽用語としての「note」はどいういう意味?
ちなみにちょっと豆知識ですが、音楽にまつわる英単語としてnoteがあります。
え? noteって、紙のノートや注釈のことでしょ?
と思った方。
それも正解なのですが、実は「音符」という意味もあります。
併せてお子さまとシェアしてくださいね。
関連リンク
- 「英語が楽しくなる!小学生のための★授業で使える英語フレーズ&ボキャブラリー」に関する記事一覧まとめ
- 楽器解体全書「リコーダーのマメ知識:いつから学校の教材に?」 from ヤマハ
- 文部科学省:小学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 平成29年7月 音楽編
- Japanese Journal of Music Education Practice vol.7 no.2 2010.3 73 「戦後日本の小学校におけるたて笛およびリコーダーの導入過程」
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連載:英語が楽しくなる!小学生のための★授業で使える英語質問フレーズ&ボキャブラリー とは?
小学校で英語が教科として正式に導入されてから数年が経ち、
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 橋元知子(Tomoko Hashimoto)
- Glolea! ポジティブ英語アンバサダー
ポジティブ英語を取り入れた子育てを実践中(3児の母)。経験を通して、子どもに関わる大人が異文化や英語の楽しさを感じれば、子どももこれらを好意的に受け止めるようになることを実感。博士号(国際日本学)、修士号(教育学、国際日本学)。保育士免許。英検1級。保育英検1級。英語学習学コーチ。現在は、東京未来大学こども心理学部で専任准教授として保育者、教員養成に関わる。共著「すぐに使えるIt’s英会話」。