英語で「What gave you a warm and fuzzy feeling?」ってどういう意味?★おやすみ前の親子英語&Good night(グッドナイト)英語フレーズ vol.10
- 橋元知子(Tomoko Hashimoto)
- Glolea! ポジティブ英語アンバサダー
目次
あたたかく穏やかな気持ちで眠ることができるお休み前の親子英語フレーズ…What gave you a warm and fuzzy feeling?

▲お子さんのベッドタイムに「What gave you a warm and fuzzy feeling? 」と声掛けしてみましょう! あたたかく穏やかな気持ちに浸りながら親子で眠りにつきましょう。
今回ご紹介させて頂くおやすみ前の親子英語フレーズは、
What gave you a warm and fuzzy feeling?
です。
この意味は何でしょう?
- warm=あたたかい
- feeling=感情
は分かるけれど、fuzzyって何?
と疑問に思った方もいらっしゃるかも知れません。
英辞郎on the WEBによると、fuzzyを形容詞として使うときは、以下のような定義になります。
- けば状の、綿毛状の、けばだった
- 〔輪郭・境界・音・思考などが〕不明瞭な、不鮮明な、ぼやけた、曖昧な、はっきりしない
- 〔動物などが〕短い柔毛で覆われた
- 逆立った縮れ毛の
出典:英辞郎Web fuzzy とは
さて、今回の英語フレーズに出てくるfuzzyは、上記1.〜4.のどの意味になるのでしょうか?
↓
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正解は、2.の
〔輪郭・境界・音・思考などが〕不明瞭な、不鮮明な、ぼやけた、曖昧な、はっきりしない
です。
「give someone a warm and fuzzy feeling」はどういう意味?
先程と同じ辞書で
give someone a warm and fuzzy feeling
の意味を調べると
〈話〉(人)を暖かく穏やかな気分にする、(人)を和ませてくれる
出典:英辞郎Web warm fuzzy feelingとは
となっています。
なんとなくふんわりとした気持ちをfuzzyという単語で表現しているのでしょう。
よって、今回の英語フレーズ
What gave you a warm and fuzzy feeling?
の意味は、
どのような事があなたをあたたかく穏やかな気分にさせた?
となるのです。
あたたかく穏やかな気持ち「warm and fuzzy feeling」をたくさん経験したりシェアできる子になってほしい…そんな気持ちを促す親子工作紹介!
親として、
- できれば子どもには人生を通じてwarm and fuzzy feelingをたくさん経験して欲しい
- 他の人にwarm and fuzzy feelingを起こさせる行動が取れる子に育ってもらいたい
という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はこの両方を促す楽しい工作「Warm Fuzzy Jar(ウォーム・ファジー・ジャー)」作りについてご紹介したいと思います。
※Warm Fuzzy Jarは、Warm Fuzzies Jarとも呼ばれています。
Warm Fuzzy Jar(ウォーム・ファジー・ジャー)のコンセプト
Warm Fuzzy Jarを作り始める前にまずは、そのコンセプトを解説してみます。
あたたかく穏やかなWarm Fuzzy(ウォーム・ファジー)の気持ちを小さな子どもでも理解しやすく、体感するためのアイテムとして「毛糸の小さなポンポン」を使います。
「Warm Fuzzy Jar」でインターネット画像検索すると、以下のようにたくさんの事例を見ることができます!

▲「Warm Fuzzy Jar」の画像検索結果。子どもが楽しんでいる様子もみられます。
「Warm Fuzzy Jar」作りは英語圏の様々な学校でも取り入れられています。
例えばとある学校では、
- 子ども達がクラスで聞き上手を発揮した時
- 静かにすべき場所でしっかりとお行儀よくできた時
- クラスメイトのためになることをおこなった時
など、様々な善い事をおこなったら「Warm Fuzzy(ウォームファジー)=小さな毛糸のポンポン」を先生からもらい、デコレーションしたお気に入りの瓶である「Warm Fuzzy Jar」に貯めていくということを楽しんでいます。
逆に、行動が著しく悪い場合は、Warm Fuzzyを瓶から取り除きます。
最終的に瓶がWarm Fuzzyでいっぱいになったら、クラスはご褒美を楽しむことができます。
ご褒美として
- アイスクリームパーティ
- ピザパーティ
- パジャマデー
などをおこなっている学校もあるみたいです。
自分が善い事を行うと「あたたかくて穏やかな気持ち」になる。
そして、善い事を行うと周りの人達(家族・先生・クラスメイト)から感謝されたり、尊敬されていると感じることでまた「あたたかく穏やかな気持ち」になるということを瓶を眺めることでより体感しやすい方法が「Warm Fuzzy Jar」のコンセプトなのです。
学校だけでなく、家族でも楽しめる「Warm Fuzzy Jar」を親子で手作りして楽しんでみましょう!
ここからは材料と作り方を解説していきます。
【材料】
- 500mlくらいの蓋付き空き瓶:2つ
- 工作用の毛糸のポンポン:できるだけいっぱい
- 空き瓶をきれいに見せるための飾り
(例)シール、リボン、色紙
【Warm Fuzzy Jarを作る前に親子で話し合っておきたいこと】
- 可能であれば最初にお子さんに、望ましい善い行動とはどのようなものであるかについて理解してもらい、善い行いをした事から得られる正の感情について話し合ってみましょう。
- お子さんとWarm Fuzzy Jarがいっぱいになったら貰えるご褒美についても予め決めておきましょう。
【作り方】
- 2つの空き瓶を用意し、親子で一緒に飾り付けを楽しむ。
- 空き瓶のうちの1つに工作用の毛糸のポンポンを上までいっぱいに入れておく。
- お子さんが善い行いをした度に、2.の毛糸のポンポンをもう一つの空き瓶に一個ずつ入れていく。
- 3.の空き瓶=Warm Fuzzy Jarが毛糸のポンポンでいっぱいになったら、事前に話し合って決めておいたご褒美をプレゼントする。
【参考:Warm Fuzzy Jarの完成イメージ】
以下のリンクからWarm Fuzzy Jarの完成イメージをチェックできます。
上記でご紹介した記事は英語で書かれているのですが、お子さんと英語を一緒に楽しんでいる親御さんの場合は、ぜひ、Warm Fuzzy Jar作りの体験記事を英語リーディングとしてチャレンジしてみてください。
よりWarm Fuzzy Jarのコンセプトやご褒美のイメージが深められるかも知れません。
ちなみに、上記の体験記事では、ご褒美の例として親子で一緒にアイスクリームを食べに行くということを楽しんでいます。
その他にも、お子さんが好きなことをわくわく話し合ってご褒美に決めてみましょう。
また、定期的にご褒美に何を設定したか確認しながら進めるのも良いでしょう。
【モノのご褒美以外のアイデア】
ご褒美について、モノでつるのは嫌だ…とお考えの親御さんもいらっしゃるかもしれません。
そういう場合は、
- 一緒にトランプをする
- 休みの日に共に公園で遊ぶ
など、楽しいアクティビティーをご褒美としても良いかもしれません。
大切なことは、Warm and fuzzy feelingを人に与える事が、自分がWarm and fuzzy feelingを感じることにつながる事を体験して貰えれば良いのだと思います。
早速お子さんと一緒にWarm Fuzzy Jarを作ってみませんか?
「What gave you a warm and fuzzy feeling? 」にまつわるワンポイント英語レッスン
温度でいうと、warmより程度が強いのはhotですね。
では、ある事柄に対して熱心な感情を説明するときにhot feelings(直訳すると「熱い思い」)というのでしょうか?
答えは、No です。
このような場合は、
passionateやenthusiasticという単語を使います。
例えば、
He is passionate about playing the violin. / 彼はバイオリンを弾くことに対して熱心だ。
She is enthusiastic about reading books. / 彼女は本を読むことに対して熱心だ。
です。
お子さんの事を説明するときに、
He/She is passionate about giving others a warm and fuzzy feeling. / 彼/彼女は他の人をあたたかく穏やかな気分にさせることに熱心なんです。
という親御さんがいらしたら、素敵ですね。
お子さんに「英語好きになってほしい!」そんな声をよく聞きます。英語好きを促す最適な方法は何と言っても、ママやパパがお子さんと一緒に楽しく英語を学ぶことです。「英語って楽しいものなんだよ」というポジティブ・メッセージを送ることが、お子様が英語好きになる一番の方法です! 英語圏のポジティブマインドを言語&フレーズと共に吸収し、英語を話しているときだけでなく、それ以外の生活においてもポジティブ思考で子育てできたらよいですね。前回までの連載でお伝えしてきた英語の褒め言葉や、励まし言葉に続き、本連載では親子英語で使えるポジティブクエスチョンで子供と愉しむ「グッドナイト英語」フレーズをお届けします。ぜひ、夜寝る前や、保育園/幼稚園などの帰り道、一緒にお風呂に入っている時に、ポジティブ・クエスチョンを一日一問。お子様のその答えを、心で、全身で、「聴いて」あげてみてください。お子様は肯定的な気持ちで一日を振り返り、明日に備えることが出来るでしょう。また、親御さんは、たくさんのワクワクに溢れたお子さんの毎日を知ることができる、良いきっかけになると思います。アメリカではGood nightの挨拶の後に、sweet dreamsとつけますが、お子様も、親御様も、幸せな気持ちで床に入り、良い夢をみること間違いなしです♫
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 橋元知子(Tomoko Hashimoto)
- Glolea! ポジティブ英語アンバサダー
ポジティブ英語を取り入れた子育てを実践中(3児の母)。経験を通して、子どもに関わる大人が異文化や英語の楽しさを感じれば、子どももこれらを好意的に受け止めるようになることを実感。博士号(国際日本学)、修士号(教育学、国際日本学)。保育士免許。英検1級。保育英検1級。英語学習学コーチ。現在は、東京未来大学こども心理学部で専任准教授として保育者、教員養成に関わる。共著「すぐに使えるIt’s英会話」。