英語で「What have I learned to do?」ってどういう意味?
英語が楽しくなる!小学生のための★授業で使える英語フレーズ&ボキャブラリー vol.6「生活科編」
- 橋元知子(Tomoko Hashimoto)
- Glolea! ポジティブ英語アンバサダー
目次
「生活科の時間」に“できるようになったこと”を学ぶ場面で使ってみたい英語フレーズ…What have I learned to do?

▲「生活科」を通じて“できるようになったこと”を振り返り、子どもの自己肯定感を高める英語フレーズはある?
保護者の皆様は、小学校1・2年生で学ぶ「生活科」という教科をご存知でしょうか?
「生活科」は
子どもが自立し、よりよい生活を送る力を育てる教科
です。
小学校1・2年生で学ぶ「生活科」とは? 家庭でも知っておきたい基礎知識
文部科学省の小学校学習指導要領(平成29年告示)解説「生活編」では、教科目標を次のように定めています。
具体的な活動や体験を通して,身近な生活に関わる見方・考え方を生かし,自立し生活を豊かにしていくための資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
⑴ 活動や体験の過程において,自分自身,身近な人々,社会及び自然の特徴やよさ,それらの関わり等に気付くとともに,生活上必要な習慣や技能を身に付けるようにする。
⑵ 身近な人々,社会及び自然を自分との関わりで捉え,自分自身や自分の生活について考え,表現することができるようにする。
⑶ 身近な人々,社会及び自然に自ら働きかけ,意欲や自信をもって学んだり生活を豊かにしたりしようとする態度を養う。
つまり、子どもたちが日々の生活や身近な経験を通じて気づきを得て、自ら考え、行動できるようになることを目指しているのです。
生活科は「理科」「社会」の土台!
低学年で育てる学びの基礎力とは?
生活科は、小学校3年生から始まる「理科」や「社会」の土台となる教科であり、実は、小学校1・2年生の中では3番目に授業時間数が多く設定されています。
これは、低学年のうちに習得すべき重要なスキルがたくさん含まれていることの証しと言えるでしょう。
例えば、理科の基礎として、生き物を観察し、植物を育て、天気や影の変化を調べる活動等を通じて、「自然科学」への興味を育てます。
また、社会の基礎として、身の回りのお店や施設を知り、地域の人とふれあい、公共のルールを学ぶことで、「社会」の仕組みへの理解を深めます。
生活科で育つ「気づく力」
日常を学びに変える子どもの視点とは?

▲お子さまが自身を振り返る問いかけを行うことで自分の成長を感じ、「自己肯定感」もUp!
生活科では身近なことについて学び、それについて子どもがしっかりと考え、気づきを得られるようにすることが重視されています。
よって、教科書を見てみると、子どもが入学してからの自分の成長を振り返る単元が含まれています。
「できるようになったこと」を考える習慣に!
子どもの自己肯定感を高める英語フレーズ

▲お子さまに「What have I learned to do?」と自身に問いかけてもらい、成長を一緒に振り返ってみよう!
ここでお子さまが幼稚園と比べてできるようになったことを考える際、自分に問いかけられる英語での質問をご紹介いたします。
それが、次の質問です。
What have I learned to do? / できるようになったことは何だろう?
です。
“learn to do ~”は、直訳すると「〜することを学ぶ・身につける」という意味になります。
以前と比べて「今」できるようになったことを強調したい場合につける「now」
以前と比べて「今」できるようになったことを強調したい場合には、最後に、「now」を付けても良いでしょう。
What have I learned to do now? / (以前はできなくて)わたしが今できるようになったことは何だろう?
「What have I learned to do?」への返答例も親子でチェックしてみましょう!
自問した後、お子さまはこのように答えるかもしれません。
I’ve learned to run faster! / もっと速く走れるようになった!
I’ve learned to sing louder!/ もっと大きな声で歌えるようになった!
I’ve learned to jump higher! / もっと高く飛べるようになった!
そんなときは、これまでご紹介してきた「英語の褒め言葉&ポジティブ英語保育」の連載を参考にして、ぜひ英語でたくさんの褒め言葉をかけてあげてくださいね。
家庭でできる「生活科」サポート
お子さまの成長の「今」をポジティブ英語と共に一緒に振り返ってみよう
「生活科」が中学年の学びにどうつながる?視野を広げる探究のスタート
低学年の生活科では、自分自身や、身の回りの環境に目を向けます。
この経験があるからこそ、中学年からの理科や社会では、より広い世界へと視野を広げ、探究する姿勢が育まれていくのです。
お子さまの学びをより深めるために、ぜひご家庭でも、できるようになったことは何かを問いかけ、成長を一緒に振り返ってみてくださいね!
関連リンク
- 「英語が楽しくなる!小学生のための★授業で使える英語フレーズ&ボキャブラリー」に関する記事一覧まとめ
- 文部科学省:学習指導要領「生きる力」>各教科等の授業時数 学校教育法施行規則別表第1(第51条関係)
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 生活編[PDF]
バックナンバー
連載:英語が楽しくなる!小学生のための★授業で使える英語質問フレーズ&ボキャブラリー とは?
小学校で英語が教科として正式に導入されてから数年が経ち、
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 橋元知子(Tomoko Hashimoto)
- Glolea! ポジティブ英語アンバサダー
ポジティブ英語を取り入れた子育てを実践中(3児の母)。経験を通して、子どもに関わる大人が異文化や英語の楽しさを感じれば、子どももこれらを好意的に受け止めるようになることを実感。博士号(国際日本学)、修士号(教育学、国際日本学)。保育士免許。英検1級。保育英検1級。英語学習学コーチ。現在は、東京未来大学こども心理学部で専任准教授として保育者、教員養成に関わる。共著「すぐに使えるIt’s英会話」。