こんにちは！ ほうかごEnglish代表／Glolea! ニュージーランド親子留学アンバサター 奥村優子です。

英語力をはかる一つのバロメーターとして日本で絶大な人気を誇る「英検」。

この連載をご覧いただいている保護者様やそのお子様も「英検」を励みに英語学習継続をされている方も多いのではないでしょうか。

今回は「英検」の7つの級とその特徴や、英検取得のメリット、小さなお子様や小学生の英検受験や、様々なスタイルの英検受験方法について詳しく解説していきます！

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

「英検®」とは？

実用英語技能検定、略して「英検」。

「英検」は公益財団法人 日本英語検定協会主催の年3回行実施されている英語技能の検定試験です。

5級から1級まであり、準2級、準1級を含めて7つの級に分かれています。

日本国内の認知度が非常に高い「英検」
人気の理由は？

「英検」の検定資格は、入試や就活など人生を左右するタイミングで優遇や活用も多いことも後押しとなり、日本国内での認知度が非常に高い検定試験です。

受験級によって違う「英検」の試験内容

4級までは筆記とリスニングのみの試験ですが、3級からは

• 書く
• 読む
• 聞く
• 話す

といった「英語4技能」のバランスが重視されているのが大きなポイントです。

出題される題材も、身の回りの日常会話から、教養を深める社会的な分野まで、実用的な英語の問題が出題されますので、「英検」の勉強をすることで、バランスよく英語を学ぶことができるだけでなく、さまざまな知識を学ぶことができることが特徴と言えるのではないでしょうか。

「英検」のテストではどんな内容が出題されるの？

▲出典：英検公式サイト
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5級、4級は一次試験のみ！

「英検」の試験は

• 筆記
• リスニング

からなる1次試験。

3級以上からは二次試験である「面接」がプラスされる！

そして3級以上は一次試験に合格してから受ける二次試験（面接）からなっていて、級が上がるごとに、一次試験・二次試験ともに出題される題材の幅が広がっていきます。

自分の受ける級に求められる内容を把握して、しっかりと準備をしたいところです。

「英検」を取得することのメリットとは？

「英検」の結果は、

• 高校・大学の入学試験で優遇される「入試活用」
• 入学後の単位認定や奨学金給付につながる「英検活用」

などで利用が可能であり大きなメリットとなっています。

高校では全国で266校、大学では389校が「英検」の結果を活用しているんです！

• 参考：
  受験・進学、英語の学習・履修に「効く」！　英検・TEAP・IELTS 活用校検索 ≫

「英検」が海外留学先の学校で語学力証明になることも

▲海外留学の語学力の証明としても利用可能な「英検」

その他にも北米を含む約400大学・カレッジが留学時の語学力証明として「英検」を認定しているなど、海外留学でも有効になることがあるのもポイントですね。

「英検」は何歳から受験可能？　キッズが英検にトライするメリットはある？

「英検」受験に年齢制限無し！

英検受験には年齢制限はなく、最近は小学生から英検受験される生徒さんも増加しているようです。

身の回りのことを題材にしている5級、4級では面接もなく、気軽に受験できますが、小学生でも果敢に準2級以上に挑戦される生徒さんも！　

小学生のお子様でも「英検」を利用して英語の実力をはかるバロメーターや力試しとして受験することで、お子様のモチベーション保持に上手に使われているご家庭も多いようです。

お子様のはじめての英検チャレンジの参考にしたい「英検 for kids!」

なお、お子さんが受験される場合の案内は「英検 for kids!」として、英検の公式ウェブサイト内に分かりやすくまとめられています。

ただ、やはり限りある時間のなかで問題文を読み、答えていかなければなりませんので、あまり年少ですと受験は難しいかもしれませんね。

小さなお子様には「英検Jr.」からチャレンジするのもおすすめ！

英語を頑張っている小さなお子様の英語力を計るバロメーターとしては「英検Jr.」というリスニングテストのみの試験もあります。

小学校の英語教育にも対応しており、結果は正解率のみで合否がないのも特徴です。

問題用紙もカラフルでイラスト満載！ 　楽しくテストを受けることができます。

オンラインで気軽に受験可能なのもいいですね。

やはり緊張する！？
面接による「英検」二次試験

英検の「二次試験」は面接官との英語での会話がメインの面接試験となります。

級によって求められる能力や評価基準が異なってきますが、大まかには、イラストの描かれた問題カードが渡され、そのイラストに即した質問を受けることになります。

なお、「英検」1級の二次試験はイラストの書かれた問題カードはありません。与えられた5つのトピックの中から1つ選び、それについて自分の意見を述べ、面接官からの質問に答える形式です。

「英検」2級以上の受験はよりしっかりとした試験対策が合格のキモ！

2級以上になりますと自分なりの解釈や意見を求められますので、自分の考えを素早くまとめ、時間内に述べると言うような、ポイントをおさえた試験対策が必要になります。

面接というただでさえ緊張してしまうシチュエーションで、英語を話すことに慣れていないと、頭ではわかっていても実際に言葉が出てこないという残念な結果になってしまうことも。

是非、生きた英語に触れて発言する練習をしておきたいところです。

二次試験対策とは、普段からコツコツと英会話の機会を持つことを心がけていることが、そのまま対策になるということになるでしょうか！

面接なし！？　一日で4技能すべて受験できる「英検CBT」 とは？

現在英検は、一日で「書く」「読む」「聞く」「話す」の4技能の受験が可能な

• 英検CBT（Computer Based Testing）
• 英検S-CBT

と言うコンピュータを利用した受験方式を提供しています。

会場に用意された個人用ブースにそれぞれコンピュータを利用し、画面に表示される問題に解答していきます。

ほぼ毎週末受験可能な「英検S-CBT」の回答は手書き式

「英検CBT」は回答もすべてコンピュータに入力しますが、「英検S-CBT」の回答は手書き式となっています。

1日で試験が終わる上、「英検S-CBT」はほぼ毎週末行われているので、自分の都合に合わせて受験できるのも嬉しいですね。

詳しくは「英検S-CBT」の公式案内ページをご覧ください。

面接の代わりにコンピューターに答えを吹き込む「英検CBT」「英検S-CBT」

「英検CBT」、「英検S-CBT」ともに、面接の代わりに、専用のマイクを利用してコンピュータに答えを吹き込む方式がとられますが、従来の英検と同じで、問題を読み上げ、それについての質問に答えるというところは変わりません。

しっかりと対策をして挑みたいところですね！

英語教育の低年齢化など人々の英語への感心が高まると同時に、「英検」への受験者が年々増加しており、2019年4月から2020年3月までに「英検」を受験した人の数は400万人近くに上ります。

さまざまなスタイルの「英検」があり、子どもでも気軽にトライできる「英検」も登場していますので、目的に沿った方式で英語力を試してみてくださいね！

オンライン英語学習のススメ

コロナウイルスの影響で、お子さんが自宅にいる時間が長くなり、どう過ごすのかいろいろと工夫されているご家庭も多いと思います。

私たちが運営するニュージーランド人ネイティブ講師から学べるオンライン英会話スクールにも、追加レッスンや新しい生徒さんからのお問合せを多くいただいています。

日本をはじめ、海外にいる生徒さんのいつもどおりの元気なお顔がみられるのは、こちらニュージーランドにいる先生にとっても喜びです。

今回の記事で取り上げた英検に関しても、はじめて英語を学ぶ生徒さんから、小学生で英検1級を目指す生徒さんまで、英語学習をつづけていくなかで合格圏に入るように中長期的な視野でレッスンをおこなっています。直前の英検対策もおこなっていますので、お気軽にお問い合わせくださいね。

新しい生徒さんも大歓迎していますので、自宅にいながら、ニュージーランドの先生とつながれるオンラインレッスンをぜひお試しください。

※このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。