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年1回の一大イベント!ニュージーランドの公立小学校で行われる楽しいお祭り…その目的とは!?
- 奥村優子(Yuko Okumura)
- Glolea! ニュージーランド・オークランド親子留学アンバサター
こんにちは! ほうかごEnglish代表/Glolea! ニュージーランド親子留学アンバサター 奥村優子です。
ニュージーランドの公立学校は基本的には無料です(残念ながら留学生は除きます)。
しかし、ほとんどの学校では「寄付」という形で各家庭がある程度の金額を払わなければなりません。この金額は学校によって違います。
ニュージーランドでは、国が全国共通のカリキュラムを定めていますが、学習領域と達成段階を示すのみで、具体的になにをどのように教えるかは個々の学校に任されているため、図書の充実を図るなど各学校の判断によって必要な費用が変わってきます。
そのため学校によって「寄付」の金額が変わってくるとのことです。また、寄付以外の方法でも各学校は学校運営を充実化させるため資金集めをしています。
今回は、ニュージーランドの公立小学校で行われる楽しいお祭りであり、学校の運営資金集めとして重要な一大イベント「カントリーショー」について、ほうかごEnglishのアドバイザー、たかこさんのお子さんが通学している小学校ではどのように行われているのか現地レポートをお届けします!
目次
まるでお祭り! 学校の一大イベント「カントリーショウ」の大きな目的
ニュージーランドの公立小学校では、学校への寄付金以外にも、資金集めとして様々な活動が学校で繰り広げられます。例えば、
- PTAによる手作りマフィンやクッキーの販売
- 子供達のリンゴに貼ってあるシール集め
※集めることにより、提携の企業から一定の寄付金がえられるというもの - 子供達のチョコレートバーの販売
…そして、日本のいわゆる学習発表会では父兄にプロダクションと称して観覧するチケットを販売します。
また、私の子供の通う小学校では、毎年一大イベント「カントリーショー」があります。
「School Gala」とかっこよく名称する学校がほとんどですが、このイベントは学校のお祭りを兼ねた資金集めの大イベントなのです。
※galaは「祝祭」といった意味。
学校によっては、この種のイベントが全くないところもあり、学校の方針次第のようです。
縁日のような賑わいで楽しむ「カントリーショー」
校長先生も大貢献!
ショーは学校のハカクラブによるダンスパフォーマンスで開幕しました。
ハカとは、先住民マオリの伝統的ダンスのことです。女生徒の繊細な手の動きと、男子生徒の力強いダンスの調和が素晴らしかったです。
その後校長先生の挨拶、全校生徒が参加してヒップホップダンスの披露と続き、後は自由イベントになりました。
遊園地のようなコーナーもあり、一見、縁日のような賑わいです。
その他、水に浮いたリンゴを口ですくってとるゲーム、ペイントの射撃ゲーム、的当てゲーム、野外アスレチック、それに売店や屋台もずらり。
そしてなんといっても目玉は先生方のバケツチャレンジ。
先生の頭の上にある水入りバケツをめがけてボールを投げ、うまく当たればバケツが落ちて先生の頭に水がかかるという、日本では考えられないような催しです。
校長先生はシュノーケリングにゴーグル、フィンをつけた格好で登場し笑いを取っていました。もちろん学校の資金集めのためのゲームですから、参加はすべて有料です。
約300万円もの売上を上げる!?
「カントリーショー」
こちらの牛は、Cow Pie Bingo という、地面に牛の糞が落ちたところをマークして、半日かけてビンゴをするというゲームです(笑)。
一口10ドルで200枚のチケットが売られます。
見事ビンゴになれば賞金1000ドル。学校の資金集めだからこそ参加しようという気になれる倍率です。(倍率200分の1!)
そしてこちらはくじ引き。
一口2ドル。30人分の番号札が売られるとルーレットを回し、当たった人は写真の後ろ側に見えるハンパ―(色々な商品の詰め合わせ)を貰えます。
このハンパ―のアイテムも、各家庭からの寄贈品を集めたものです。
今週は缶詰類、今週はお菓子塁、今週は生活雑貨など、2か月にわたり週ごとに寄付の品物を持ってくるようPTAよりお願いされ、子供達は毎週せっせと待ち運びました。
そしてこのくじ引き。昨年長男は見事30分の1の確率を射止め商品を頂いたのですが、今年は…長男の番号札は25番。なんとギリギリはずれ!! 残念~~。
このイベントは企画、準備、販売など全て学校と父兄のボランティアで運営されました。
1日中ダンスや音楽のパフォーマンスがあり、一般企業から寄付された商品のオークションなどもプログラムに含まれ、楽しい1日が過ごせました。
今年の売り上げはまだ公開されていないのですが、昨年はこのイベントで35,000ドル近くの売り上げがあったそうです(約300万円!!)。
カントリーショーの売り上げは
- 学校の図書館の新しい本の購入
- 学校で利用するタブレットなどのデバイス
- クラブ活動の運用費
…などに使われ、今年の売り上げの一部はカントリーショーの最初にパファーマンスを見せたハカクラブの衣装に充てるそうです。
ニュージーランド親子留学のススメ
英語はもちろんのこと、現地のライフスタイルや教育スタイルをニュージーランド親子留学を通じて学びにいらしてください。お子さんと一緒の留学は、個人留学とは全く違い、お子さんと一緒だから楽しめる経験がいっぱいできます!
異国の経験を楽しみ成長していくお子さんの姿が見られるだけではありません。
- 教育システムの違い
- 習慣の違い
- 子育ての違い
…など、興味はつきず、いろいろな気付きがあります。 お子さんと一緒だから、より深く共感してつながれるママ仲間もできることでしょう。
自然豊かな環境で、旅行ではみることのできないライフスタイルや文化に触れることは、語学力以上のものを得られると思います。
ニュージーランド親子留学は1日からのプチ体験からアレンジ可能です。
お子様が5歳からの親子留学・母子留学・父子留学だけでなく、11歳以上であれば単身のキッズ留学も可能ですよ!
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 奥村優子(Yuko Okumura)
- Glolea! ニュージーランド・オークランド親子留学アンバサター
- オークランド
ニュージーランド・オークランド在住。オンラインスクール「ほうかごEnglish」運営。 親子留学、幼稚園生からシニアまでの留学サポートを行っています。スクールの運営、留学生の受け入れと子育てに日々奮闘中。趣味は、旅行と料理。走ること。美しい自然が身近にある環境が気にいっています。