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オーストラリア・ニュージーランド共通の試験「ICAS」とは?

奥村優子(Yuko Okumura)
Glolea! ニュージーランド・オークランド親子留学アンバサター

こんにちは! ほうかごEnglish代表/Glolea! ニュージーランド親子留学アンバサター 奥村優子です。

 

自分の子供の学力、親としては気になりますよね。

 

日本では小学生向けに様々な全国共通模擬試験がありますが、ニュージーランドでは日本で実施されるような全国共通試験がほとんどありません

 

ですが幸い、娘が通っているニュージーランドの小学校でICASという共通テストが希望者向けに実施されたので受けてきました。

年間の受験者は100万人以上、30年以上の歴史のあるテストICAS

このICASテストはオーストラリアのニューサウスウェールズ大学の機関が開発しているもので、30年以上の歴史があります。

 

オーストラリアニュージーランド併せて100万人以上が毎年受験しているそうです。ほかにも香港シンガポールインド南アフリカなどでも実施されています。

ICASはニュージーランドやオーストラリアで実施される共通テスト
ICASにはニュージーランドのYear3からYear13までの各学年に対応するレベルがあり、Year6の娘が受けたのはPaper Cというレベル。

科目は

  • Science
  • English
  • Mathematics
  • Writing
  • Digital Technologies

…などがあり、科目ごとに受験できます。

 

娘が通うニュージーランドの小学校ではScience、English、Mathematicsの3科目が実施され、受験料はそれぞれ$9.50(約800円)。

 

手ごろな値段で実力を測れるのはありがたいと、EnglishとMathematicsを受けてきました。MathematicsもEnglishもレベルによって問題数と試験時間が違います。今回受けたPaper CのEnglishは50分で50問でした。

英語は長文問題ばかり。算数は時間との勝負

ICASテストの英語問題
出題されていたのは長文問題ばかり。

 

すべて選択式問題で、文中の単語の意味を答えるものや、

最後の文の主な意図は何か

といった読み取り問題などが出されていました。

ICASテストの歴史問題

チンギス・ハーンについて書かれた文章も使われていました。歴史好きな子ならよろこびそうですね。

ICASテストの算数問題

Mathematicsは40問を45分で解くというもの。

最後の方は時間がなくて焦った

と娘は言っていました。

 

なおPaper Cまではすべて選択肢を選ぶ問題になっています。

 

小学生向けとはいえ短い時間で解くには難しい問題もあり、例えば十二面体の展開図が提示されて、

図を組み立てたときに、この面の裏側に来るのはどれか

と、大人でも紙とハサミをつかって実際に作ってみないとちょっと答えに窮するようなものもありました。

問題ごとの難易度がわかるスコア表。自分の弱点を把握するのに最適

試験結果は点数のほか、自分が受けた国の中で上位何パーセントに入っているのかもわかるようになっています。

ICASテストの試験結果

また細かい分野ごとに点数が出て、例えばMathematicsだったら、トータルスコアに加えてSpace & Geometry(空間と幾何学)など各分野の得点も分かります。

 

さらに、試験結果の裏面にはすべての問題が難易度順に並べられ、それぞれの問題がどの分野にあたり、自分が正解したかどうか、またニュージーランド受験生の何%がその問題を正解したかもわかるようになっています。

 

そのため、どういう分野で間違えたのか、簡単な問題で間違えたのか、みんなあまり正解できていない問題もあっていたのか、などが分かるようになっていて、復習や今後の勉強の参考になります。

 

本番に比べると問題数は少ないですが、ICASテストのサンプル問題も公表されていますので、ご興味を持たれた方はお子さんと一緒に解かれてみてはいかがでしょうか。

現地の小学校に通う!
ニュージーランド親子留学のススメ

英語はもちろんのこと、現地のライフスタイルや教育スタイルをニュージーランド親子留学を通じて学びにいらしてください。お子さんと一緒の留学は、個人留学とは全く違い、お子さんと一緒だから楽しめる経験がいっぱいできます!

 

異国の経験を楽しみ成長していくお子さんの姿が見られるだけではありません。

  • 教育システムの違い
  • 習慣の違い
  • 子育ての違い

…など、興味はつきず、いろいろな気付きがあります。 お子さんと一緒だから、より深く共感してつながれるママ仲間もできることでしょう。

 

自然豊かな環境で、旅行ではみることのできないライフスタイルや文化に触れることは、語学力以上のものを得られると思います。

 

ニュージーランド親子留学は1日からのプチ体験からアレンジ可能です。

 

お子様が5歳からの親子留学・母子留学・父子留学だけでなく、11歳以上であれば単身のキッズ留学も可能ですよ!

記事をお読み頂きありがとうございました!

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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー

奥村優子(Yuko Okumura)
Glolea! ニュージーランド・オークランド親子留学アンバサター
オークランド

ニュージーランド・オークランド在住。オンラインスクール「ほうかごEnglish」運営。 親子留学、幼稚園生からシニアまでの留学サポートを行っています。スクールの運営、留学生の受け入れと子育てに日々奮闘中。趣味は、旅行と料理。走ること。美しい自然が身近にある環境が気にいっています。

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