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「テディーベアハント」で子ども達を笑顔に!ロックダウン中のニュージーランド全体で広がる絆の輪
[世界のコロナ休校対策]

奥村優子(Yuko Okumura)
Glolea! ニュージーランド・オークランド親子留学アンバサター

こんにちは! ほうかごEnglish代表/Glolea! ニュージーランド親子留学アンバサター 奥村優子です。

 

約5週間のロックダウン後、順調に新規の新型コロナウイルス(COVID-19)感染者数の減少に成功してきたニュージーランドは4月27日にロックダウンが緩和されました。

 

まだ人との社会的距離を2mとることには変わりなく、ビジネスでも、お客さまとの接触のない持ち帰りのみ営業が許されているなど、不便なところは多いですが少しずつ活気を取り戻しつつあります

 

学校も現在のところ全員の登校ではなく、保護者が医療機関などの不可欠な仕事の従事者で、家から仕事をすることのできない場合のみ、その子どもたちの登校が許されていますが、5月11日にはまた外出制限の見直しが行われる予定です。

 

早く子どもたちが普通に学校に通学できるようになることを祈っています!

ニュージーランドのテディーベアハント NT Bear Huntの様子

さて、前回の連載記事にてロックダウン中のニュージーランドの様子を紹介しましたが、今回はその中でも反響の大きかったテディベアハントについて詳しくご紹介しますね。

みんなでテディベアを見つけよう!

ロックダウン中のニュージーランドのテディベアハント

ロックダウン中、コロナウィルスに対して団結して立ち向かい、また子ども達を楽しませるための取り組みとして窓際にテディベアを飾り、みんなで見つけようという運動が国中で広がりました。

 

ロックダウン中でも食料品や医薬品などの買い物のほか健康維持のため近所の散歩は許されており、散歩をする人がテディベアを探して楽しめるようにという取り組みです。

 

単に楽しみを増やすだけでなく、困難に直面している時期に他の人々に手を差し伸べ、地域の結びつきの強め精神的なサポートにもなることを目的としているそうです。

 

We’re Not Scared – NZ Bear Huntと呼ばれるこの運動は国中で広がりを見せ、ニュージーランド人の3人に一人がテディベアを窓際に飾っていて、5人に一人が散歩中にテディベアハントをしているという報道もありました。

 

NZ Bear HuntのFacebookページを覗いていただければ盛り上がりが伝わるかと思います。

 

ほうかごEnglishの先生からも、

今日はこんなベアを見つけました

とメールを頂くこともあります。

 

友達に会えず行きたいところにも行けずに退屈している子ども達や、ロックダウンでいつもとは違う生活を強いられ不安になっている子たちも、散歩中に楽しい気分になりますよね

ニュージーランドのテディーベアハント NT Bear Huntの様子

窓際だけでなく、郵便受けなどにも。

 

かわいくて、見つけた人は嬉しくなりますね。

ニュージーランドのテディーベアハント NT Bear Huntの様子

運転席に座っている大きなテディベアも。最初見つけたときはちょっとびっくりしました。

 

ゴミ回収車がボンネットにテディベアを飾って走っているのも見かけました。

イースターバニーと歯の妖精は不可欠な仕事!

このテディベアハントにはアーダーン首相も参加して、自宅の窓際にテディベアを飾っているそうです。

 

アーダーン首相の子どもへの配慮はこれだけではなく、4月上旬には記者会見で、

イースターバニーと歯の妖精も不可欠な仕事です

とユーモア混じりで発表していました。

4月中旬にはキリスト教にまつわる祭日イースターがありましたが、子ども達にとってイースターの楽しみといえば、イースターエッグハント。

イースターエッグ

もともとはイースターバニーと呼ばれるうさぎがこっそりと置いていった卵を探す、という遊びなのですが、最近は卵形のチョコレートをお家や庭のあちこちに置いて、子ども達が探していくというのが一般的です。

 

でもイースターバニーもロックダウンで外出できないのであれば、エッグハントもできませんよね。

 

また、ニュージーランドでは

子どもの乳歯が抜けたとき、抜けた歯を枕の下に置いておくと歯の妖精(tooth fairy)がやってきてゴールドコイン(1ドルや2ドルの貨幣)と交換してくれる

と言われています。

 

子ども達にとって、歯が抜けても歯の妖精が外出禁止だったらコインと交換してもらえないわけです

イースターバニーと歯の妖精も不可欠な仕事です

というのは、そんなふうに心配する子ども達へのユーモアあふれる気遣いのコメントです。

 

ロックダウン中でも医療関係など不可欠な仕事とみなされるものに関しては家の外で働くことが認められていて、イースターバニーや歯の妖精もそれに含まれているので安心してね

というメッセージですね。

 

でも、

もしかしたらこういう状況だからイースターバニーも忙しくてみんなのおうちにイースターエッグを届けられないかもしれない。

そういうときは、イースターエッグの絵を描いてテディベアと一緒に飾って、近所の子ども達がイースターエッグハントをできるようにしてあげてください。

とも首相は付け加えていました。

 

ロックダウン中はストレスが溜まることも多いでしょうけれど、国のトップを含め、国全体で子ども達を楽しませようとするのが嬉しく思います

オンライン英語学習のススメ

Stay home Stay Connected

コロナウイルスの影響で臨時休校になったり、外出自粛が要請されるなどしていますね。お子さんが自宅にいる長い時間をどう過ごすのかいろいろと工夫されているご家庭も多いと思います。

 

私たちが運営するニュージーランド人ネイティブ講師から学べるオンライン英会話スクールにも、追加レッスンや新しい生徒さんからのお問合せを多くいただいています。

ニュージーランドのオンライン英会話教室

普段とは違う生活のなか、日本をはじめ、海外にいる生徒さんのいつもどおりの元気なお顔がみられるのは、こちらニュージーランドにいる先生にとっても喜びです。

Stay home Stay Connected

は、通信会社のキャッチコピーになっていましたが、学びにおいても、オンラインで先生とつながることは大きなムーブメントになるように思います。

 

新しい生徒さんも大歓迎していますので、自宅にいながら、ニュージーランドの先生とつながれるオンラインレッスンをぜひお試しください。

記事をお読み頂きありがとうございました!

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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー

奥村優子(Yuko Okumura)
Glolea! ニュージーランド・オークランド親子留学アンバサター
オークランド

ニュージーランド・オークランド在住。オンラインスクール「ほうかごEnglish」運営。 親子留学、幼稚園生からシニアまでの留学サポートを行っています。スクールの運営、留学生の受け入れと子育てに日々奮闘中。趣味は、旅行と料理。走ること。美しい自然が身近にある環境が気にいっています。

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