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教科書を使わないニュージーランドの小学校…ユニークな三者面談で知る子供の学びの成果

奥村優子(Yuko Okumura)
Glolea! ニュージーランド・オークランド親子留学アンバサター

こんにちは! ほうかごEnglish代表/Glolea! ニュージーランド親子留学アンバサター 奥村優子です。日本とは季節が反対のニュージーランド。

ニュージーランドの年末年始は1ヶ月半のサマーホリディの真っ最中となるので、子供たちはキャンプやビーチと夏を満喫します。

 

新学期の初日は学校によって1週間ほどの差があるのですが、1月末または2月始めから始まります。

 

子供が通うニュージーランドの小学校では、年2回、2月に新学期が始まってすぐとターム3(第三学期)に保護者との三者面談式の懇談があります。

 

ターム3に行われる懇談は、日本の学校で行われている懇談とかなり違って興味深いので、紹介したいと思います

ニュージーランドの小学校で行われるLearning Conversation(ラーニング・カンバセーション)とは?

新学期はじめの懇談では、先生からクラスでの様子や今年一年間で学ぶこと、目標を聞きますが、ターム3の懇談は全く違っています。

 

子供が通う小学校ではこの三者面談式の懇談をLearning Conversation(ラーニング・カンバセーション)と呼んでいるのですが、普段クラスで学んでいることやしていることを生徒自身が親御さんに示してシェアするというものです。

 

受身ではなく、自分が学んでいることを子供がきちんと理解していなければできないことだと思います。

 

ニュージーランドでは、こうやって小さいうちから自立することを促す場面をよく見ます。

ニュージーランドの小学校チェックリスト

こちらが親御さんとシェアをすることのチェックリストです。

ニュージーランドの小学校で使われている質問リスト

こちらは親御さんが生徒にする質問のリストです。こういうことを聞かれると、子供も意識的に授業を受けるようになるのかもしれませんね。

Year2(6,7歳)のライティングで大切なこととは?

ニュージーランドの小学校の英語ライティング(書く)

まずは、Writingを見せてくれました。

 

ノートのページに印がついていて、親御さんに示すところを先生と下準備をしていたようです。

 

単語のスペルが違うことは全く気にしないんです。小さい子供は単語の音を聞いたまま書くのが普通で、先生はその間違いを直しません。

 

それよりも、文章を書くことを楽しむことが重要だと考えられています

 

それに、文章の始めは大文字で、それ以外は小文字、単語と単語の間はフィンガースペースを空ける、文章の最後にピリオドとつける、といった書くときのルールを大切にしているようです。

 

はじめは、子供の書く単語がスペルミスだらけで、「大丈夫かな・・」と思ったんですが、先生は

それが普通なのよ

と言っていました。

 

実際、学年が上がると自然と正しい単語が書けるようになっています。

Year2(6,7歳)のリーディングと算数の内容は?

ニュージーランドの小学校で使われているタブレット
次はReading。

 

ニュージーランドの小学校はタブレットなどのデバイスを積極的にクラスでの学習に使用しています。リーディングの練習もインターネットを使っていました。

ニュージーランドの小学校の目標設定方法

Reading Activityは、auやirといった二文字や三文字を発音してみて、その発音が含まれている単語を言う、というボードゲームを使っていました。

ニュージーランドの小学校の算数
足し算、引き算は、答えを反射的に言えるようになるのが目標です。
買い物に行ったときに、

It’s $5, how much it will be if we buy two?

など、

いつでも算数のお勉強はできるのよ

と先生はおっしゃっていました。

ニュージーランドの小学校算数プリント
こちらは2つ飛ばしの数字の数え方です。小さい子供が楽しんで数字を覚えられるようになっています

Learning Conversationで学びのシェアをする目的とは?

ニュージーランドの小学校の目標設定方法

今年1年のWritingの学習目標です。

I can use capital letters to begin sentences. / 文の最初には大文字が使えます

とか、

I can use my knowledge of spelling rules when I spell unknown words. /知らない単語を書くときに、スペリングの法則の知識を使えます

といったものが並んでいます。できるようになったことは、先生がハイライトを入れています。

ニュージーランドの小学校で使用されている保護者からのコメントプリント
最後に保護者がコメントを書きます。

 

ニュージーランドの小学校には、日本の学校のように教科書がありません

 

ですので、このような学びのシェアをすることで、クラスで行われていることやこれから学ぶことを知ることができます。

 

今回のLearning Conversationに行ってみるまでは、子供がちゃんと授業内容を説明できるのかなと思っていたのですが、ちゃんと説明してくれました。

 

自分が学んでいることをちゃんと理解しているのだということが分かって嬉しかったです。

現地の小学校に通う!
ニュージーランド親子留学のススメ

英語はもちろんのこと、現地のライフスタイルや教育スタイルをニュージーランド親子留学を通じて学びにいらしてください。お子さんと一緒の留学は、個人留学とは全く違い、お子さんと一緒だから楽しめる経験がいっぱいできます!

 

異国の経験を楽しみ成長していくお子さんの姿が見られるだけではありません。

  • 教育システムの違い
  • 習慣の違い
  • 子育ての違い

…など、興味はつきず、いろいろな気付きがあります。 お子さんと一緒だから、より深く共感してつながれるママ仲間もできることでしょう。

 

自然豊かな環境で、旅行ではみることのできないライフスタイルや文化に触れることは、語学力以上のものを得られると思います。

 

ニュージーランド親子留学は1日からのプチ体験からアレンジ可能です。

 

お子様が5歳からの親子留学・母子留学・父子留学だけでなく、11歳以上であれば単身のキッズ留学も可能ですよ!

記事をお読み頂きありがとうございました!

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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー

奥村優子(Yuko Okumura)
Glolea! ニュージーランド・オークランド親子留学アンバサター
オークランド

ニュージーランド・オークランド在住。オンラインスクール「ほうかごEnglish」運営。 親子留学、幼稚園生からシニアまでの留学サポートを行っています。スクールの運営、留学生の受け入れと子育てに日々奮闘中。趣味は、旅行と料理。走ること。美しい自然が身近にある環境が気にいっています。

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