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NZで二度目のロックダウン…! 現地の学校ではオンラインを駆使してどのように授業が展開されている?
- 奥村優子(Yuko Okumura)
- Glolea! ニュージーランド・オークランド親子留学アンバサター
こんにちは! ほうかごEnglish代表/Glolea! ニュージーランド親子留学アンバサター 奥村優子です。
2020年。新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の世界的流行と、この感染症の拡散防止のため、各国政府による様々な施策が行われていますが、私達が暮らすニュージーランドのオークランド市では一つのご家族から4名のコロナ感染者が確認された翌日の2020年8月12日から8月31日まで、2週間半に渡りオークランド市限定のロックダウンが施行されました。
100日以上感染者ゼロが続き、すっかり普通の生活に慣れてしまっていた私たちには大きなショックでした!
4名の感染者が出た段階でのロックダウンには驚きましたが、この4名からの感染者数が現在感染者140名を超える大きなクラスターへと拡大していく様子をみると、もしロックダウンしていなかったらどれだけ感染が広がっていたのだろうと、身が引き締まる思いです。
ロックダウンが経済に与える影響の大きさを考えると政府側も苦渋の決断だったろうと思いますが、国民の安全を重視する姿勢を崩さないアーダーン首相率いる政府の対応に感謝しています!
今回、2度目のロックダウンを経験した子供たち。
2度目のロックダウン中に現地の学校ではどのように授業が進められていたのか、地元の中学校に通うほうかごEnglishのスタッフのお子さんの、ロックダウン中の学校の一日をのぞかせてもらいました。
目次
2度目のロックダウン中の現地校授業
出席はGoogle Classroomにログインしてその日の説明を行う形に
前回のロックダウン中、子供たちの通う学校では課題を自主的にこなすことがメインな授業が多く、先生によっては出席を取ることもなかったようでした。
2回目のロックダウン中はその反省を生かし(結構さぼっていた生徒さんもいた様子です!)、今回は各授業の最初の15分は必ずGoogle Classroomにログインして、先生は出席を確認しつつ、その日やることの説明などをするようになったようです。
各科目の先生との15分のミーティングの後は自分たちでその課題に取り組むという仕組みのようですが、各先生、各科目によっても授業のスタイルは異なるようです。
子供たちの通う学校では1時限が1時間半。一日4時限です。
大学みたいですね!
ニュージーランドの現地校ではどんなオンライン授業が行われていたの?
この日の授業は
- 数学
- 科学
- スペイン語
- 家庭科
でした。それぞれどんな授業だったのか見ていきますね。
1時限目(First Period):
数学 Mathematics
専用オンラインコース内で、自分に決められた範囲を進めています。
このオンラインコース、それぞれの生徒の学力に合わせて進められるのがいいですね。
それぞれの内容を説明してくれるチュートリアルも入っているので、新しい内容もこれを見ながら進めているようです。
やはり先生の顔を見ると、やる気もでるようです!
2時限目(Second Period):
科学 Science
サイエンスのオンライン授業では先生がこの日だした質問について自分なりにリサーチをして提出したようです。
その後は専用オンラインコースで自習。
今は物質(Matter)について勉強しているそうです。
3時限目(Third Period):
スペイン語 Spanish
スペイン語のオンライン授業では先生がスペイン語でそれぞれの生徒に質問をし、質問を受けた生徒だけマイクをオンにして答えると言う会話式の授業が半分。
その後は今週中に提出する課題をそれぞれ進めていたようです。
ちなみに課題は「スペイン語を話す国の中から一つ選び、その国について調べる」というもの。
娘はコロンビアを選び、パソコンでプレゼンテーション用の資料を作っていました。
写真や文章の配置など、画面上でササっとこなしてしまう子供に、ちょっと尊敬の念を覚えました。
課題の提出はすべてオンラインです。
4時限目(Fourth Period):
家庭科 Textile Technology
家庭科のオンライン授業で行われた今回の課題は、タイムリーなマスク作りでした。
すでに資料はGoogle Classroomに来ていたようで、生徒はそれを見ながらオンラインで先生が作り方について実演していました。
(ちょっと授業をのぞいたら、先生の背後では先生のお子さんが走り回っていました。先生、お疲れ様です・・。)
今回は靴下を使ったマスクの作り方をならっていました。耳にかけるゴムが不足している状況を打破するアイデアですが、う~ん、誰の古靴下を使うか微妙ですね。
その他の科目はどのようにオンライン授業を行っているの?
この日にはありませんでしたが、子供は
- 社会科(Social Science)
- 英語(English)
の授業もとっています。
こちらもだいたいは課題に沿って自分でリサーチしてエッセイ(論文)を書いたり、プレゼンテーション資料を作ったりすることがメインのようです。
ロックダウン中でもオンラインを活用して効率よく授業をすすめるニュージーランドの現地校
Google Classroomを通じて、
- それぞれの科目でどんなことをしているのか
- どんな課題がでているのか
- 課題の締め切りはいつなのか
…などが保護者へも送られてくるので、自分の子供たちがどんなことを勉強しているのかを見ることもできますし、課題の締め切りを子供たちにリマインドすることもできます!
子供たちの通う学校は、もともと生徒が自分のパソコンやタブレットなどを使って授業を受けていますので、このようにロックダウン中でも、Googleや専用オンラインシステムを活用し、効率よく授業が進められていたようです。
ちょっと感心したのは、私が授業中の写真を撮ろうとして他の生徒の顔が写ってしまったとき、
生徒の顔が写っているから、その写真はブログには使えないよ!
と子供が厳しく注意してくれたこと。オンラインを使う上でのプライバシーの保護について、学校でしっかりと教えてくれているようでした。
「自分で考えて、自分で進める」自主性を重んじるニュージーランド式教育
先生によって授業の形式は違いますが、ニュージーランドでは、日本のような「先生が話すのを生徒が聞く」と言うスタイルではなく、課題に沿って自分なりにリサーチしたり考察を入れたりと、自主的に進めるものが多いのもこちらの授業の特徴的かもしれません。
自分の考えをまとめたり、発表したりと言う作業が学校教育にしっかりと組み込まれているニュージーランド。
どちらかと言えば受け身授業に慣れている日本からの生徒さんが留学中に戸惑ってしまうことがあるのも分かります!
ロックダウンのおかげで子供たちがどのように勉強しているのかが見られた事で、日本とニュージーランドの教育の違いに触れることができたこと、貴重な経験になりました。
オンライン英語学習のススメ
コロナウイルスの影響で、お子さんが自宅にいる時間が長くなり、どう過ごすのかいろいろと工夫されているご家庭も多いと思います。
私たちが運営するニュージーランド人ネイティブ講師から学べるオンライン英会話スクールにも、追加レッスンや新しい生徒さんからのお問合せを多くいただいています。
日本をはじめ、海外にいる生徒さんのいつもどおりの元気なお顔がみられるのは、こちらニュージーランドにいる先生にとっても喜びです。
新しい生徒さんも大歓迎していますので、自宅にいながら、ニュージーランドの先生とつながれるオンラインレッスンをぜひお試しください。
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
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- Glolea! ニュージーランド・オークランド親子留学アンバサター
- オークランド
ニュージーランド・オークランド在住。オンラインスクール「ほうかごEnglish」運営。 親子留学、幼稚園生からシニアまでの留学サポートを行っています。スクールの運営、留学生の受け入れと子育てに日々奮闘中。趣味は、旅行と料理。走ること。美しい自然が身近にある環境が気にいっています。