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英語絵本からのステップアップ期にピッタリ!英語多読★洋書デビュー前におすすめの「グラフィック・ノベル」とは?
ファッション&英語に興味があるお子様におすすめ作品『The Prince and the Dressmaker(王子とドレスメーカー)』紹介
対象:小学生以上
- 奥村優子(Yuko Okumura)
- Glolea! ニュージーランド・オークランド親子留学アンバサター
目次
- 「ファッション」や「おしゃれ」に興味があるお子様の英語多読★洋書デビュー前におすすめの作品『The Prince and the Dressmaker』
- セリフの英語がわからなくてもキャラクターの表情や行動でストーリーを推測しながら読み進められる「グラフィック・ノベル (Graphic novel) 」の魅力
- 漫画界のアカデミー賞受賞作品! 華やかなパリのファッション界が舞台の『The Prince and the Dressmaker』
- 自分らしくありたいという、多様性も考えさせる作品内容
- 英語も難しくなく、多彩な衣装で小学生から楽しめる『The Prince and the Dressmaker』
- 「漫画界のアカデミー賞」の“10代向けの最高出版物賞”受賞作品!
- 作品の時代背景を通じて繁栄した19世紀のフランス・パリにも興味が広がる
- オンライン英語学習のススメ
「ファッション」や「おしゃれ」に興味があるお子様の英語多読★洋書デビュー前におすすめの作品『The Prince and the Dressmaker』
こんにちは! ほうかごEnglish代表/Glolea! ニュージーランド親子留学アンバサター 奥村優子です。
子どもには英語を楽しく学んでほしい
と願う保護者の皆様の中には、すでに「英語絵本」でお子様との英語多読を楽しまれているファミリーも多くいらっしゃるかと思います。
しかし、年齢が上がり
英語絵本はそろそろ卒業かな?
というタイミングになると
洋書の多読に進みたい。けれども、いきなり英語の文字で埋め尽くされた書籍はハードルが高すぎるかな…?
と、洋書多読にチャレンジの検討中に、スムーズにステップアップする方法を模索されている方も多いのではないでしょうか。
そんな中で、
英語絵本からステップアップしつつも、本格的な英語の児童書や洋書よりもちょっと敷居が低い作品はないのだろうか…
と、あれこれ調べる中で本記事にたどり着いた方や、現在、英語絵本からのステップアップ期にいるお子様におすすめなのが、英語のマンガ「グラフィック・ノベル (Graphic novel) 」の活用です。
今回は、特に「ファッション」や「おしゃれ」に興味があるお子さんだったら衣装を見ているだけでページをめくりたくなるような「グラフィック・ノベル (Graphic novel) 」作品を紹介します。
今回ご紹介する作品『The Prince and the Dressmaker(訳:王子とドレスメーカー)』は、「漫画界のアカデミー賞」と言われるアワードで“10代向けの最高出版物賞”の受賞作品でもあるので、安心してお子様におすすめしやすい作品です。
英語絵本からのステップアップとして楽しみながら英語に触れていくのに最適です!
セリフの英語がわからなくてもキャラクターの表情や行動でストーリーを推測しながら読み進められる「グラフィック・ノベル (Graphic novel) 」の魅力
日本語だと「Graphic novel 」は広い意味でのマンガに分類されますが、「Graphic novel 」と言われると、コミック(Comic)よりも長めだったり、ストーリーに深みがある印象を受けます。
マンガのように絵を見ながら楽しめますし、セリフの英語で分からないところがあってもキャラクターの表情や動きなどを見れば大体のストーリーが推測できます。
参考:グラフィック・ノベル (Graphic novel) とはなにか?
「グラフィック・ノベル(graphic novel)」とは、日本で言うところの「単行本(tankoubon)」のようにコミックスをまとめて本にしたもののことで、「コミックスの本」と言う出版形態を指すと考えれば間違いはない。「グラフィック・ノベル」という言葉ではその本の大きさについて特定されないため、日本産のマンガ(manga)の単行本も「グラフィック・ノベル」に含まれる。
日本で「リーフ」と呼ばれる26ページほどの小冊子状のものは「コミック・ブック(comic book/comicbook)」と呼ばれ、「グラフィック・ノベル」には含まれない。しかし「コミック・ブック」で出版されたものががまとめられて本になると「グラフィック・ノベル」と呼ばれることもある。
「グラフィック・ノベル」=「アメリカ産コミックスの単行本」、「マンガ」=「日本産コミックスの単行本」、とする用法も見られるが、業界内では特に「マンガ」=「日本産グラフィック・ノベル」として、「マンガ」を「グラフィック・ノベル」の一部として語ることのほうが一般的だ。
出典:「グラフィック・ノベル」とはなにか? – from 椎名 ゆかり氏執筆ブログ「英語で!アニメ・マンガ」
椎名 ゆかり氏来歴
アメリカの大学院でポピュラー・カルチャーを学び帰国後、マンガを専門とする出版エージェント業やアニメ、マンガ関連の翻訳者他、海外マンガを紹介する様々な仕事を行ってきた。現在は文化庁のメディア芸術を推進する部署で研究補佐員として勤務中。翻訳マンガ:『ファン・ホーム』『メガトーキョー』他 ブログ:「英語で!アニメ・マンガ」 http://d.hatena.ne.jp/ceena
漫画界のアカデミー賞受賞作品!
華やかなパリのファッション界が舞台の『The Prince and the Dressmaker』
今回ご紹介する作品は『The Prince and the Dressmaker(訳:王子とドレスメーカー)』です。
舞台はパリ、貴族や上流階級の社交界で華やかなパーティーが催されていた時代。
デザイナーとして活躍するのが夢のFrances(フランセス)は仕立屋でお針子として働いていました。
あることをきっかけに、パリに滞在中のベルギー王子Sebastian(セバスティアン)にデザイナーとして雇われます。
実はSebastianには秘密がありました。女性の華やいだドレスを着ることが大好きだったのです。
ですが、将来に王となる身としては、そのようなことは秘密にしておかなければなりません。
Francesが王子のために女性の服装をデザインしていることも、もちろん内緒。
そしてSebastianは、Francesのデザインした服を着て、かつらをかぶり化粧をしてLady Crystallia(レディ・クリスタリア)という名で夜な夜な社交界に出ていきます。
そのファッションスタイルから、Lady Crystalliaはパリのファッションアイコンとなっていきました。
自分らしくありたいという、多様性も考えさせる作品内容
デザイナーを目指すFrancesは自分のデザインが多くの人に認められていくことに、王子は自分の好きな格好でいられることに、喜びを感じます。
そして秘密を共有する二人はいつの間にか恋に落ち…
……という単純なストーリーではありません。
Francesは自分のデザインしたドレスがパリ中で好評を博し、夢だったデザイナーへの道に近づいていくのがうれしい一方で、王子が秘密を守るためには自分は表に出ることができない、ということに衝撃を受けます。
それよりなにより、王位を継ぐ身だということを重々承知していながらも、好きな服を着て自分らしくありたいという王子の葛藤が読み手をひきつけます。
ストーリーの最後のほうでSebastianの父王が思い切った行動をとるのですが、単純な私は同じく子を持つ親としてうるっと来てしまいました。
英語も難しくなく、多彩な衣装で小学生から楽しめる『The Prince and the Dressmaker』
出版社のサイトでは対象年齢は12-18歳となっていますが、小学生でも楽しめるのではないかと思います。
セリフで使われている英語は難しいものではありません。それに、色々な衣装を見ているだけでも楽しめるのではないでしょうか。
「漫画界のアカデミー賞」の“10代向けの最高出版物賞”受賞作品!
『The Prince and the Dressmaker』は、漫画界のアカデミー賞ともいわれる「Harvey Award」の、Best Publication for Teensという部門で受賞をしています。
また、フランスのコミックフェスティバル「Angoulême International Comics Festival」は世界第三位の規模を誇るのですが(1位はもちろん日本のコミケですね)、そこでも賞を獲っているようです。
作品の時代背景を通じて繁栄した19世紀のフランス・パリにも興味が広がる
『The Prince and the Dressmaker』には百貨店のオープンセレモニーの場面が出てくるのですが、1852年に開業したル・ボン・マルシェが世界初の百貨店だと言われていますね。
1885年にはパリでプランタンがオープンしました。
貴族階級が残りつつも、産業革命を背景として成功した資本家がブルジョワ階級として台頭してきている時代ですね。
この作品でも百貨店をオープンするために投資家のご機嫌を取っているんだ、というようなセリフがちょこっと出てきます。
1889年にはエッフェル塔が建設され、19世紀末からはベル・エポックと呼ばれる繁栄の時代をパリは迎えますね。
日本人には人気がある、マネやモネなど印象派の絵画が生まれるのも19世紀です。
この時代についてお子さんにいろいろと教えてあげるのも、歴史に興味が広がっていいのではないでしょうか。
そのような華やかな時代を背景にしているせいか、絵柄もカラフルで楽し気です。
特に衣装に興味があるお子さんだったら、Francesがデザインする様々なドレスや、登場人物の服装を見ているだけでも楽しめると思います。
自分が興味を持っていることから英語に触れていくのは、英語学習に大きなプラスになりますね。
オンライン英語学習のススメ
コロナウイルスの影響で、お子さんが自宅にいる時間が長くなり、どう過ごすのかいろいろと工夫されているご家庭も多いと思います。
私たちが運営するニュージーランド人ネイティブ講師から学べるオンライン英会話スクールにも、追加レッスンや新しい生徒さんからのお問合せを多くいただいています。
日本をはじめ、海外にいる生徒さんのいつもどおりの元気なお顔がみられるのは、こちらニュージーランドにいる先生にとっても喜びです。
新しい生徒さんも大歓迎していますので、自宅にいながら、ニュージーランドの先生とつながれるオンラインレッスンをぜひお試しください。
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 奥村優子(Yuko Okumura)
- Glolea! ニュージーランド・オークランド親子留学アンバサター
- オークランド
ニュージーランド・オークランド在住。オンラインスクール「ほうかごEnglish」運営。 親子留学、幼稚園生からシニアまでの留学サポートを行っています。スクールの運営、留学生の受け入れと子育てに日々奮闘中。趣味は、旅行と料理。走ること。美しい自然が身近にある環境が気にいっています。