子どもの「自己肯定感」を下げない?り方はある?
グローバル化する社会に重要な「自己肯定感」を養う子育てTips
- タダエリカ(Tada Erica)
- Glolea! グローバル子育て × 表現教育アンバサダー
こんにちは! Glolea! グローバル子育て × 表現教育アンバサダー タダエリカです。
子育てをしていると、例えばこんなシチュエーションによく遭遇します。
- 予定が入っていて急いでいるのに子どもが飲み物をこぼしてしまった。
- 目的地までなかなか歩いてくれない。
上記のような状況に陥った時、どうしても心に余裕がなくなりがち。ついつい感情的になって、
「ダメ!」
「やめて!」
「なんでそんなことするの!」
「早くしないとおいてっちゃうよ!」
ついネガティブワードを口走ってしまうこともあるかと思います。
でもそんな時こそ?り方に注意しないと、子どもの「自己肯定感」を下げてしまいかねません。
自己肯定感
ありのままの自分を大切にでき、ダメな部分も受け入れてあげられる感覚
これまでの連載記事の中で、子どもの「自己肯定感」を育む5つのアイデア&具体例や、
というメッセージをお届けしました。
今回は、子どもの「自己肯定感」を下げない?り方についてお届けしたいと思います。
目次
感情のままに叱るのではなく…
肯定的に気持ちを受け止めた上でやめてほしい理由を伝えてみよう!
私の反省エピソードとして、昔こんなことがありました。
旅先で息子が高いところに登って飛び降りて遊んでいて、新しい服が引っ掛かって破れてしまいました。
危ないっ! ほらそんなことするから破れちゃったじゃない!
と思わず大声をあげてしまい、息子はしゅんとしてしまいました。
感情のままに叱るだけでは、子どもは
服を破いてしまった僕は悪い子…
と、自分を否定する感情を抱いてしまうかもしれません。
子どもの「自己肯定感」を下げずに?ることができる2Steps!
上記の反省エピソードのシチュエーションを事例にして、本来は、どうしたら子どもの自己肯定感を下げずに叱ることができたのか、改善案を2Stepに分けて示してみたいと思います。
Step1:子どもの気持ちを受けとめる声がけをする
高いところから飛ぶのが楽しかったんだよね
と、高いところに登って飛び降りてみたかった気持ちを受け止める。
Step2:してほしくない行動の理由を付け足して伝える
その上で
でもお怪我しちゃったら痛いし、お出かけできなくなっちゃうからもうやめようね
と、してほしくない行動の理由を付け足す。
こうすれば、息子はしゅんとすることなく、
ママにちゃんと気持ちを受け止めてもらった、次回からはこうしよう!
と、ポジティブな感情で気持ちを立て直し、経験から学ぶ機会を得ることができたのかもしれません。
うっかり感情的な言葉を口にしてしまった時のリベンジ方法はある?
そうは言っても、反射的に感情的な言葉が出て島こともあるかもしれません。
No!
(ダメ!とかやめなさい!などの否定ワード)
と、つい感情的に出てしまったら
But…
(でも、やりたかったんだね、わかるよ、などの肯定ワード)
と、その行動をしたときの気持ちを受け入れ、そこからやめてほしい理由を冷静に伝えればよかったんです。
これはもう10年以上も前のエピソードですが、いまだに時々、旅先で服を破いてしまってママに叱られた話を息子がすることがあります。
子どもながらに傷ついてしまっていたのかな、
と反省しています。
子どもがぐずっている時…気持ちを上手に切り替える声がけのポイントは「共感」と「代弁」!
私が運営するのスクールでよく見る光景で、ママと見学に来たお子さんが、遊びに夢中になっていて帰るのを嫌がってぐずり始めてしまうという場面。
そんな時のママの対応をひそかに観察していると
楽しいよね、もっと遊びたいよね~。今日はもうご飯の時間だから、おうち帰ってまた今度遊びに来よう。
と、まず子どもに共感して気持ちを代弁してあげているママの子は、しばらくしたら自ら遊びにキリをつけてお片付けできる子が多い印象があります。
ネガティブワードや脅しはNGと心得よう!
逆にやらないほうがいい対応は
ママ先に帰るよ!バイバイ
泣いてたら恥ずかしいよ
お菓子買ってあげないよ
などネガティブワードや脅しで親の言うことに従わせようとすることです。
気持ちをいったん受け止めると結果的に早く子どもの気持ちを落ち着かせることができる
理不尽に怒ったり、大人の都合でコントロールしようとするのではなく、その時の気持ちを一旦受け止めてあげると、結果早く落ち着くことが多いです。
一人の人間として尊重しつつ、気持ちに共感し寄り添うことで、子どもは前向きな思考や行動をしやすくなります。
ただ、そうはいってもママに余裕がない時も多々ありますよね。
常にのんびり待って無償の愛を注ぎ続けられる親なんて、はっきり言っていないでしょう。
ちょっと気持ちと時間に余裕があるときだけでも、子どもの目を見て
もっとやりたかったんだね~
嫌だったね~
悔しかったね~
と 「気持ちを肯定」し「代弁」してあげてみてください。
身近な大人の声がけが子どもの自己肯定感を作っていく
それによって、子どもは自分の存在を認められていると感じることができると思います。
身近な大人の日々の何気ない「声掛け」こそが、子どもの自己肯定感を作り上げていくといっても過言ではありません。
私も保育の現場に立つ者として、どうしてもNoを言わなければならないシチュエーションに置かれた際には「Noのあとには肯定ワード」を心がけています。
今回は、『子どもの「自己肯定感」を下げない?り方』をテーマにお届けしました。
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- タダエリカ(Tada Erica)
- Glolea! グローバル子育て × 表現教育アンバサダー
海外で幼保教育と英語教授法を学び、複数のインターナショナルスクールを設立・運営に携わる。子育て中に認定心理士、英検1級、保育士資格を取得。日本演劇教育連盟理事、ドラマティーチャー。「非認知的スキル」を「英語環境」で育むことが最高のグローバル教育になると実感している。