英語育児&英語子育てを成功に導く6つのポイント★英語教育、失敗しないために何ができる?
- タダエリカ(Tada Erica)
- Glolea! グローバル子育て × 表現教育アンバサダー
こんにちは! Glolea! グローバル子育て × 表現教育アンバサダー タダエリカです。
インターナショナルスクール運営経験を持つため、幼児さんや低学年のお子さんのママから英語教育についてお伺いする機会が多々ありました。
子どもに英語を習わせたけれど、通うのを嫌がるようになり辞めてしまったんです…。
というようなことを時々お聞きします。
理由は、
他の子よりできないから
先生の言っていることがわからないから
…など。
通って1年未満で本人が英語に苦手意識を抱えてしまい、それならとあきらめてしまう親御さんも多いようです。
小学校で英語が始まったときに英語嫌いにならないように
という理由で英語を習わせ始める方は多いですが、
本格的な授業が始まる前にかえって英語嫌いな子にしてしまった…。
というケース、実はとても多く見られるんです。
そこで今回は、「英語育児&英語子育てを成功に導く6つのポイント★英語教育 失敗しないために何ができる?」をテーマにお届けします。
目次
英語育児&英語教育を成功に導くポイント1:
「お勉強」から入らない
小さなうちから英語を始める場合、知識の詰め込みから入ると逆効果となってしまうことも多いように感じます。
まずは英語環境で楽しく遊びながら先生とたくさんコミュニケーションが図れる環境を入り口とし、その後読み書きなどの勉強に移行していくのがベストだと思います。
子どもは大好きな遊びを夢中でやっている時が、「言語能力」はもちろんのこと、
- 発想力
- 創造力
- 集中力
など、生きるための大事な「非認知的スキル」を伸ばせる最大のチャンスだと思います。
それらのスキルを伸ばすと、結果的に後に学習へと向かう姿勢がUPすると感じています。
英語育児&英語教育を成功に導くポイント2:
英語に触れている時間や機会をなるべく多く確保する
英語に苦手意識を持ってしまう大きな原因のひとつに、英語に触れている時間が圧倒的に少ないということが挙げられます。
週1時間お教室に通ってもおうちでは全く英語に触れない場合…1日14時間起きているとして、週に約100時間分の1。つまりたった1%の時間しか英語で過ごしていないことになります。
記憶に残ることは少なく効果は限定的で、なかなか上達につながらなければ嫌になってしまうのも無理はありません。
もちろん、英語の保育園や学童などで長時間英語環境で過ごせるのならそれに越したことはないのですが、様々な事情でそれがかなわない場合、短い時間でも毎日継続的に英語に触れる時間を設けてあげることが大切です。
例えば、
- 英語の絵本を一緒に読む
- ディズニー・チャンネルや、おさるのジョージ、きかんしゃトーマスなど、好きなアニメを英語の音声で見る
など。
日本語・英語という概念がまだない小さなうちからこういったルーティンが作れればベストですが、年齢が上がるほど、突然英語環境に移行するのは難しくなっていくと思います (早くて3歳くらいから「日本語がいい」と言い出して拒否されてしまうので)。
少し大きくなって動画配信を観るのなら、“Super Simple Play”というYouTubeチャンネルの“Caitie’s Classroom | Crafts for Kids”で一緒に工作をしたり、本人の興味に合わせたチャンネルが英語で見つけられるといいと思います。Minecraft(マインクラフト)が好きな子なら、英語版のソフトを買ってあげるのもいいですね。
好きなものなら子どもはスポンジ並みの吸収力で学んでいくはずです。
英語育児&英語教育を成功に導くポイント3:
インプットだけでなく、アウトプットできる環境もバランスよく与えてあげる
YouTubeや絵本はインプットにとても役に立つツールですが、受け身の学習に偏ってしまうと英語を話せるようにはなりません。知識をインプットしたら必ずアウトプットをする機会も与えてあげましょう。
自由な会話(アウトプットの練習)の中で、
こう言いたいんだけど英語でなんていうんだろう?
と疑問に思ったときにすぐに確認ができたり、間違えることを経験して初めて、直してもらって上達するものです。
それにはオンライン英会話でもいいので、実際に生身の相手と英語で関わる機会をたくさん与えてあげることが大切です。
英語育児&英語教育を成功に導くポイント4:
習い事は、おうちでもサポートしてあげる
忙しい日常生活の中で、習ってきたことをおうちでフォローアップしたり、宿題をみてあげる時間をとるのは至難の業です。
ですが、家族がケアしないでやらせっぱなしにしてしまうとお子さんが教室に行きたくなくなってしまうケースが多い気がします。
例えば、小1のAちゃんは、英会話を習い始めて3年たちますが、アルファベットや単語をなぞったりノートに写す宿題をお教室の直前にイヤイヤ終わらせるそうです。
おしゃべりしながらやっつけ仕事になってしまい、もはや何をなぞっているか、本人もわかっていない状態です。
そうなってくると、宿題など全く意味を成しません。
今日はどんなことを習ったのかな?
と、習い事でやったことを思い出せるように、新しく覚えてきたことを褒めたり、教えてもらったり、練習につきあってあげるだけでも違うと思います。
とにかくやらせっぱなしにしないで、おうちでも興味を持ってあげることです。
また「Oxford Reading Club」などのリーダー教材は、タブレットやPCでお子さんが好きな絵本を家庭で好きなだけ読めるのでお勧めです。
読み上げ機能もついているため、自分の発音に自信がないとおっしゃる親御さんには特におすすめしています。
英語育児&英語教育を成功に導くポイント5:
本人にとって英語を話す目的を見出して主体的に学ぶ気持ちをUp!
本人にとって英語を話す目的があるかどうか?
これが一番重要です。
好きなこと、やりたい遊びをするためには英語を話す必要がある
そんな環境があれば、子どもは主体的に学び、どんどん吸収していきます。
あるママのお子さんは、
大好きなK-popのアイドルといつかお話がしたい!
という強い気持ちがモチベーションになって、韓国語を勉強し、検定にも合格したそうです。
好きこそものの上手なれ! 子どもは自分で学ぶ力を持っています。
夢中になれる何かがその言語環境であれば、しめたものです。
英語育児&英語教育を成功に導くポイント6:
なぜ子どもに英語を習得させたいか? 目的を明確化してみる
最後に、親御さんにとっても、お子さんの英語学習の目的が明確であることは大切です。
- 英語嫌いにならないようにある程度まで慣れさせたいのか
- 一流大学に合格するためなのか
- バイリンガルに育ててグローバル社会でバリバリ英語を使って活躍してほしいのか
…目的レベルは家庭によって違うはず。
それによって、親が英語教育にかける比重は変わってくると思います。
もちろん、目標設定は子育ての過程で都度見直していけばいいと思います。
年齢が上がるほど、塾や他の習い事など、子どもにやらせたいことは増えて、毎日忙しくなっていきます。
幼児の頃に数年間英語を習ってもその後やめてしまったとしたら、だんだんと忘れていってしまうのは当然のことです。
筋肉と同じで、母語でない言語は継続的に使わないと衰えていってしまうのです。
日本語だけで事足りてしまうこの国で「英語を必要とする環境」を作り出すのは簡単ではないうえに
我が子をバイリンガルに!
ということであれば、親御さんにも相応の費用や時間、根気や労力が必要となってくるでしょう。
お子さんに英語を習わせてその先どうなってほしいか、いま一度イメージをしてみると良いかもしれません。
今回は、『英語育児&英語子育てを成功に導く6つのポイント★英語教育 失敗しないために何ができる?』をテーマにお届けしました。
次回の連載記事もお楽しみに!
次回連載:
『子どもの「自己肯定感」を下げない?り方はある?
グローバル化する社会に重要な「自己肯定感」を養う子育てTips』をお届けします。
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- タダエリカ(Tada Erica)
- Glolea! グローバル子育て × 表現教育アンバサダー
海外で幼保教育と英語教授法を学び、複数のインターナショナルスクールを設立・運営に携わる。子育て中に認定心理士、英検1級、保育士資格を取得。日本演劇教育連盟理事、ドラマティーチャー。「非認知的スキル」を「英語環境」で育むことが最高のグローバル教育になると実感している。