はじめての英語絵本におすすめの4冊 vol.1「クリス・ホートン」編
- 中村春(Haru Nakamura)
- Glolea! 英語絵本アンバサダー
こんにちは! Glolea!英語絵本アンバサダー中村春です。
今回から、はじめての英語絵本選びにおすすめの作品を作家別にご紹介させて頂くシリーズがはじまります。第1回目にご紹介させていただくのは、アイルランド出身の作家「クリス・ホートン」の代表作から4冊をセレクト。
親子英語で楽しむポイントと共にご紹介させていただきます。
目次
1.「A Bit Lost/ちょっとだけまいご」
うっかり木から落っこちてしまったフクロウの子供。親切なリスが、お母さんを探すのを手伝ってくれるのですが…。
ホートンの処女作であり、20か国語に翻訳され、7か国で受賞した出世作です。
子供と一緒に
Uh-oh!(おっおー!)
と叫ぶととっても楽しい作品です。
フクロウの子供がとにかくかわいい! 思わず助けたくなってしまいます。あわて者のリスの失敗に思わず笑ってしまいますよ。
2.「Oh No, George!/どうするジョージ!」
犬のジョージはおるすばん。
いい子にできるよね?ジョージ?
ジョージはもちろんいい子にするつもり。でも、おいしそうなケーキがテーブルに…。どうする、ジョージ!?
いい子にしたいと思っているけど、ついつい失敗してしまうジョージ。まるで自分を見るようで、子供は思わず楽しくなってしまうでしょう。
ジョージがやらかしてしまうページで
Oh No, George!
と子供と叫んでみましょう!
3.「Shh! We Have a Plan/しーっ!ひみつのさくせん」
森の中、網を手に進むあやしい4人組。
きれいな鳥をみつけた!と思ったら、一番小さい子が
やあ!
しーっ!作戦があるんだよ!
4人組は鳥をつかまえられるのでしょうか?
「Shh!(しーっ!)」は日本語と同じなので、すぐ覚えられますね!
「しーっ!」という楽しみが大きくなるように、一番小さい子がうっかり上げてしまう声を大きく読んでみてください。
4.「Goodnight Everyone/ぼくはちっともねむくない」
森に夜がきて、ネズミもウサギもシカも、みんな親子で眠りにつきます。クマの親子も、もう眠たい…と思ったら、
ぼくはちっとも眠くない!
まだまだ遊びたりない、とひとりで出かけてしまう子グマですが…。
「Bedtime Story」=寝かしつけに読み聞かせるお話 にぴったりです。
「Goodnight」は、子供と一緒に言えるといいですね。
Yawnのところであくびをしたり、お母さんクマが子グマにキスする「x」では、チュッとしてあげても。
子供が心地よく眠れるように、工夫して読みたい本です。
はじめての英語絵本おすすめシリーズ「クリス・ホートン」編:まとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介させていただいた絵本の作者であるクリス・ホートンは、以前ネパールに住み、デザイナーとして様々な非営利活動に貢献してきました。
絵本作家となった今も、自分のキャラクターを現地の人にラグにしてもらい、フェアトレードで販売しています。
楽しい作品を生み出すだけでなく、アーティストの社会的な役割も果たすホートンは、まだ38歳(1978年生まれ)。これからの活躍が楽しみな作家の1人です。
次回は、作家別にお届けするはじめての英語絵本におすすめシリーズとして「ミッフィー」でおなじみのディック・ブルーナの英語絵本を紹介します。お楽しみに!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 中村春(Haru Nakamura)
- Glolea! 英語絵本アンバサダー
英語教材編集者、大学の国際交流担当職員を経て、絵本の道へ。制作をメインに、研究、翻訳のほか、自身のレーベル「えほんののはら」で絵本を愛する人たちの交流イベントを手がける。ただいま1歳の娘の育児に奮闘中。