英語絵本の読み聞かせ3つのコツ!
- 中村春(Haru Nakamura)
- Glolea! 英語絵本アンバサダー
こんにちは! Glolea!英語絵本アンバサダー中村春です。
英語絵本の読み聞かせはどうすれば良い?
英語絵本の読み聞かせにチャレンジしてみたいというママの中にはこのような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
さて、日本語の絵本を読み聞かせる時、どうしていますか?
お子様の反応を見ながら、声の調子を変えたり、お気に入りのフレーズを一緒に言ったり…楽しみながら読んでいるのではないでしょうか。
目次
英語絵本も楽しく読めればそれが一番!
英語絵本の場合もまったく同じで、自分なりに工夫して、楽しく読めればそれでいいと思います。
子供は、上手な読み聞かせを聞きたいわけではなく、お母さんお父さんの声で聞きたいのです。たとえ、つっかえても、発音がちょっと違っていても、楽しめることが一番です。
それでも、「どう始めていいかわからない」という人のために、今回は英語絵本の読み聞かせのヒントをご紹介します。
英語絵本 読み聞かせのコツ&ヒント1:
音声付き絵本から始めてみる
英語絵本初心者の方の場合、最初はCDなどで、英語の読み聞かせ音声がついた絵本から始めてもいいでしょう。ネイティブの発音をまねして、読んでみてください。お子様のためになるだけでなく、ママの英語力UPにもつながるはずですよ!
読み聞かせ音声つきの定番絵本を2冊ご紹介します。
英語の読み聞かせ音声つき 定番英語絵本2選
▼ 寝かしつけの定番!「Goodnight Moon/おやすみなさい おつきさま」
▼「はらぺこあおむし」のエリック・カール作品「Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?/くまさん くまさん なにみてるの?」
英語絵本 読み聞かせのコツ&ヒント2:
読み聞かせ会に行ってみる
英語の絵本の読み聞かせ会は、いろいろな場所で開催されています。
そうした会に参加して、どうやって読んでいるのか、よく聞いてまねしてみてはいかがでしょうか。
英語の歌や手遊びもあったりして、親子で楽しめる会も多いですよ。
公共図書館などでは無料で開催されているので、ハードルが低くていいですね。
英語絵本 読み聞かせのコツ&ヒント3:
子供が興味を持たない時の3つの処方箋
慣れない英語で読み聞かせをされて、子供が全然聞いてくれない…。
そんな時、楽しんでもらうためのヒントをお伝えします。
▼処方箋[1]英語と日本語を交互に読む
日本語訳の出ている本を選んで、英語の本に、日本語訳を書き込みます。1文を英語で読んだら、次に日本語で読みます。英語で音とリズムを、日本語で意味を楽しめます。
▼処方箋[2]お気に入りのフレーズだけ英語で読む
絵本には、子供と一緒に声に出して楽しめる、繰り返しのフレーズが入っていることが多いです。基本は日本語で読み、キーフレーズだけお子様と一緒に英語で言っても楽しいですよ。
▼処方箋[3]絵だけ読む
しばらくは、文を読まず、絵だけ一緒に眺めてもいいでしょう。大人は話の筋に気をとられがちですが、子供はびっくりするほどよく絵を見て、たくさんの発見をしますよ。
それでも、どうしても興味を持たなかったら、無理に英語で読まなくてもいいのです。いつか興味を持つ日まで、本棚に置いて、ゆっくり待ちましょう。
絵本は、楽しむために読むものです。読み聞かせが義務になって、子供が絵本を嫌いになってしまっては悲しいですよね。
五感で英語絵本を楽しもう!:まとめ
「かいじゅうたちのいるところ」で有名なモーリス・センダックは、はじめてちゃんとした本を手にした時のことを、こう書いています。
はじめにわたしがしたことは、その本を…長い時間かけてながめることでした。…それから、その匂いでした。…それからわたしは、嚙んでみました。…最後にわたしがしたことは、その本を読むことでした。−−「センダックの世界」セルマ・G・レインズ著、渡辺茂男訳、岩波書店より
子供の頃読んだアメリカの絵本のことを思い出すと、
- 独特の紙のにおい
- ざらざらした質感
- 日本のものと違う色彩感覚
…などが一緒によみがえってきます。子供心にも、どこか外国の香りを感じて、わくわくしました。
絵本は、五感で楽しむものです。
英語だからと言葉だけに注目しないで、絵、装丁、デザイン、紙の手触りやにおい…すべてで楽しんでください。
次回は、はじめての英語絵本の読み聞かせにぴったりな「クリス・ホートン(Chris Haughton)の絵本」をご紹介します。
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 中村春(Haru Nakamura)
- Glolea! 英語絵本アンバサダー
英語教材編集者、大学の国際交流担当職員を経て、絵本の道へ。制作をメインに、研究、翻訳のほか、自身のレーベル「えほんののはら」で絵本を愛する人たちの交流イベントを手がける。ただいま1歳の娘の育児に奮闘中。