「イタリアの数え歌」簡単なイタリア語の歌を子供と一緒に楽しもう!
- 佐々木希世(Kiyo Sasaki)
- Glolea! イタリア子育て&生活エンジョイ・アンバサダー
Glolea! イタリア子育て&生活エンジョイ・アンバサダー 佐々木希世です。年明けから10年ぶりと噂の寒波で、連日最低気温零下のフィレンツェです。ブルブル。
雪は降りませんが、これだけ寒いと幼稚園でもなかなか外遊びはできず、我が家のチビ達も部屋の中で走り回ったりしている様子です。
絵を描いたり、歌を歌ったり踊ったり、というのはまだいい方。走り回ったり、チャンバラごっこならぬ
海賊だ〜!
と叫びつつ、お互いを架空の剣で切りあったりして、これが家の中で始まると大変! 親としては歌を歌ったり、本を読んだりして欲しいところです…。
さて、その歌ですが、どこの国でも最初に歌い始めるものの一つが「数え歌」。
我が家の上のチビが幼稚園で最初に覚えて来たのもそれでした。
一つ歌い始めたなーと思ったら、次々覚えて来る歌が、何と全部数え歌だったときの驚き! イタリアって、数え歌が多いんですね。
日本だと
どれにしようかな、神様の言う通り〜♪
くらいしか思いつかないのですが、親に教え込んで覚えさせられたものだけでも3つはあります。
今回はその中の一つをご紹介したいと思います。
題名は分からないのですが、この歌の面白い所は途中で「変数」が入る所。
赤い小さい車さん、どこに行くの?
と歌い始めて、歌い手ではない人が行き先までの距離を指定するのです。そうすると、歌の長さは変わり、最後に誰が指されるかが予測不可能になる。日本語の数え歌では、こういうの、ないですよね。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、ここにご紹介しますね。原語、読み、訳詞の順番で書いています。読みの部分で、なかぐろ(・)の入る所で、順番にお友達を指さします。
Macchina rossa rossa dove vuoi andare?
マ・キ・ニー・ナ・ロッ・サ・ロッ・サ・ド・ヴェ・ヴォイ・アン・ダー・レ?
訳:赤い小さな車さん、どこ行くの?
ここで指された人が行き先の都市を言います。「ローマ!」とかね。歌の続きは次の人から始めます。
Quanti chilometri vuoi fare?
クァン・ティ・キ・ロ・メ・トリ・ヴォイ・ファー・レ?
訳:何キロ走りたい?
ここで指された人が行き先までの距離を言います。子供ですから大体20以下の数が多い模様。ここでは10キロにしましょう。
Uno, due, tre, quarto, cinque, sei, sette, otto, nove, dieci!
ウーノ・ドゥエ・トレ・クァトロ・チンクェ・セイ・セッテ・オット・ノーヴェ・ディエチ!
Arrivato!
アリヴァート!
訳:着いた!
ディエチのお友達が最後に指される人。歌の終わりは全員で「着いた!」です。
※上記歌詞は小さなお子様向けの簡易バージョンの「Macchina rossa rossa」です。
以下、ミュージシャンが歌っている「Macchinina rossa」の動画です。こちらで発音のイメージをチェックできますよ。
イタリア語の発音は難しくありません。
ここに書いてあるカタカナをその通りに読めば、かなりいい発音と言えます。イタリア語は文法は難しいですが、発音は日本人にとっては簡単なのです。
ちょっと珍しいイタリアの数え歌、ぜひおうちでトライしてみて下さい!
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 佐々木希世(Kiyo Sasaki)
- Glolea! イタリア子育て&生活エンジョイ・アンバサダー
- ミラノ
14年8月に、イタリアはミラノに居を移す。2人の子供達を追いかけ回しながら、日本とは違う時間の流れの中でのイタリア生活を満喫中。学生時代の専門だった美術をはじめ、食事・お酒を愛する身には最高の住環境! 子育て周りをはじめ、そんなところもご紹介したいと思っています。著書『「半径5メートル最適化」仕事術 おしゃべりな職場は生産性が高い』好評発売中!