グルメな秋のイタリア…お庭のオリーブも搾って「オリーブオイル」にします
- 佐々木希世(Kiyo Sasaki)
- Glolea! イタリア子育て&生活エンジョイ・アンバサダー
トスカーナはすっかり秋です。イタリアの秋と言えば、これでもかというほどおいしいもののオンパレードですよね! 今回は、イタリアの秋にかかせないオリーブオイルと、収穫期を迎えたトスカーナのライフスタイルをお届けします。
グルメなイタリアの秋!
猟のシーズンとともにウサギやイノシシがレストランのメニューに登場し始めるのも今頃です。そしてポルチーニをはじめとする茸の数々、野菜の顔はそれほど見えないのがイタリアらしいですが、栗やクルミなどのナッツ類も美味。ワインにも合うものばっかり!
ああ、イタリアに移住して本当に、本当に良かったと思わずにはいられない季節です。
…いや、結局のところ春夏冬も同じなんですけどね。
イタリアの秋といえば
搾りたてのオリーブオイルです!
そんな中で、イタリアの秋の味覚に君臨するのは・・・搾りたてのオリーブオイル! この季節はどのお店に行っても山と積まれ、皆先を争って(5リットルビンを!)買いこんでいます。
オリーブの産地であるトスカーナは、オリーブ農家を含めてそこら中にオリーブの木が植わっているのですが、10月に入ってくるとどの木にもたわわに緑や黒の実をつけます。雨や虫害で収穫が出来なかった昨年に比べ、今年は大豊作なんだとか。
イタリアでは
お家や学校の庭先のオリーブも収穫します!
農家の木はもちろん農家の方が収穫するんでしょうが、個人宅や病院・学校などの公共施設の庭、お店やレストランの店先なんかに植わっている木はどうするんだろう…と思って見ていると、やっぱりみんな採るんですねー。
病院やお店は業者やスタッフが総出で採っている模様。学校は、何とオリーブの収穫を行事にしちゃっています。
我が家のオリーブも収穫
オリーブオイルにしてもらいました!
我が家の庭もお隣さんと一緒に収穫しました。木は数えるほどしか植わっていないのですが、採ってみれば15キロ!
これを町にある搾油所に持ち込んで搾ってもらうんだそうです。
この季節のトスカーナ人はおいしいオリーブオイルを食すために生きていると言っても過言ではないので、何キロ収穫できて、何リットルのオイルを手に出来るのか必死になって計算し、どこかでごまかされていないか(そんなことはまずないんですけどね…)目を光らせています。
我が家のオリーブも、ご近所の方の分と一緒に搾油所に持ち込んで、オイルになって戻って来るのを待っています。その間にお店に行って、今年のオイルを購入。ちょっと塩をふってパンをつけると、もう止まらない!
食欲の秋ですねえ。
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 佐々木希世(Kiyo Sasaki)
- Glolea! イタリア子育て&生活エンジョイ・アンバサダー
- ミラノ
14年8月に、イタリアはミラノに居を移す。2人の子供達を追いかけ回しながら、日本とは違う時間の流れの中でのイタリア生活を満喫中。学生時代の専門だった美術をはじめ、食事・お酒を愛する身には最高の住環境! 子育て周りをはじめ、そんなところもご紹介したいと思っています。著書『「半径5メートル最適化」仕事術 おしゃべりな職場は生産性が高い』好評発売中!