ラオス−ママと子どもの暮らしと子育て事情
- 堀内清華(Sayaka Horiuchi)
- Glolea! ラオス母子保健アンバサダー
ラオスの暮らしと子育て
ラオスのお母さんと子どもたちの暮らしについて今回はお届けします。
ラオスの保健医療水準は低く、改善していたとはいえ、周辺の国に比べてまだまだお産や病気で亡くなるお母さんや子どもの割合が多いです。
ラオスでは、家や森の中で出産するお母さんが約7割も!
未だに7割程度のお母さんが、一人で、もしくは家族や親戚の協力を得て、家や森の中で出産をしています。
予防接種率も低く、必要な治療が受けられない子どもも多くいます。
ラオスは山がちの国土のため病院までの道のりは遠い…
山がちな国土に少数民族が散らばって住んでおり、未だに車が通れる道路がない村は全国の3割にのぼります。5人に1人が最寄の病院まで8時間以上かかるとされています。
雨季には、舗装されていない山道は通行不能になり、数か月交通が絶たれる村もあります。
そんなラオスで、私は、JICA「ラオス国母子保健統合サービス強化プロジェクト」を通じて、お母さんと子どもたちに母子保健サービスを届けるお手伝いをしています。 少しでも多くのお母さんや子どもたちが、元気で笑顔に過ごせるようになってほしいと思っています。
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 堀内清華(Sayaka Horiuchi)
- Glolea! ラオス母子保健アンバサダー
- パクセー
大学生時代から、国際団体に所属して国内外の保健に関する活動に参加。小児科研修終了後、かねてからの途上国での保健に関わりたいという思いから、いったん病院を離れることを決意。2012年5月より、JICA(独立行政法人 国際協力機構)のプロジェクト(母子保健統合サービス強化プロジェクト)の長期専門家として、ラオスで働いている。