日本人の舌も唸らせるブラジルごはん
ブラジルならではの料理&美味しいものをいっぱいご紹介!
- 大岩ピレス淑子(Toshiko Oiwa Pires)
- Glolea! ブラジル大自然の中の生活アンバサダー
やはり日本人なので(?)食べ物には敏感です。
今回は、ブラジルで私が美味しいと思う食べ物たちや、ブラジルの食習慣、それとなぜアジア食大好きな私が、ブラジルご飯に違和感がないか、について書いてみたいと思います。
果物は世界一美味しい!!
大学を卒業した年に初めて訪れたサンパウロにて、強烈に覚えているのが「パパイア」です。
ニューヨークで今まで食べてたのは偽物だったのか!
と思うほど衝撃的でした。
あとは路上に山積みにされている「ココナッツ」に、ストローをぶっ刺して飲むココナッツ・ウォーター。大都会の真ん中で、雄大なトロピカル大陸を感じました。
その後、「バナナ」の味の濃さに失神。
八百屋には最低でも4種類のバナナが売られていますが、現在のうちの庭にあるのは一番安いバナナ・ナニーカ。日本で手に入るフィリピンのバナナと似ています。
義理の弟の家にあるのはもっと美味しい「バナナ・マサ(りんごバナナ)」や「バナナ・プラタ」。
これらは小さめですが、味が濃く満足感あります。
ジュースにして最高に美味しいのが「グアバ」。ポル語ではゴイヤーバ。
ジュースは基本、果物から作ります
ブラジル渡航3回目の2008年まで知らなかった「アサイー」は、なんと(!)我が家の庭に木があり手で一粒一粒潰すように皮をむいたら、指が数日間おかしくなりました。
砂糖を容赦なく入れ、凍らせてグラノラをかけていただきます。
あと庭にあるのは、2種類の「レモン」の木。ミシリカ(柑橘系フルーツ)それとジャブチカバ。
ブラジルに来てからスーパーでジュースを買うという習慣がなくなりました。
朝オレンジを絞ってオレンジジュース、昼レモン絞ってレモネード、夜はマラクジャ(パッションフルーツ)ジュースやパイナップルジュース。
「マナ」という果物にレモンと生姜をまぜて作るジュースも美味しいです。
「アボカド」はブラジル人は+牛乳+砂糖で甘い飲み物にするのが一般的なので、「ビタミーナ」として飲んでます。
こちらによくある巨大なアボガドは、刺身やグアカモーレにするには味が薄すぎるんです。
海辺の「カイサラ」料理は魚が多い
ほぼ毎日食べるフェジャオ(豆)は、舌より腹で食う感じですが、これはこれでウマいです。
味付きご飯の上に、ベーコンやニンニクなどで煮込んだフェジャオ(豆)をかけ、私はさらにファロッファというトウモロコシの粉と、タバスコ的なホットソースをかけていただきます。
そして週末やお祝いの時は、肉攻めシュラスコや、炭で焼く魚、フェジョアーダも定番。
私たちの住む海辺のエリアの人は「カイサラ」と呼ばれていますが、典型的なカイサラ料理は、焼き魚と一緒にバナナとファロッファ+パクチーを混ぜたものを食べます。
レモンを絞った焼き魚と甘い焼きバナナは、結構相性が良いです。
ブラジルに親近感があるのは主食が米だから!?
食の好みはアジアな私には、米が主食のブラジルに親近感があります。
夫とフランスを数週間旅していた時に、それを実感しました。パンが主食のフランス料理は、どうも私たちの腹が納得してくれず、二人で中華料理店に飛び込んだのを覚えています。
ブラジル人の夫は日本に住んでいた時、毎日米を食べることに何の抵抗もなさそうでした。
その点パンは、もちろんフランスに比べたら惨めなものですが、ポンジケージョや焼きたての「フランスパン」(ブラジル化している、、)は美味しいです。
ブラジルも地域によって食べ物が違い、ノルデスチ(北東地方)の料理なども私は大好きです。美味しいものの話は尽きません〜。
今回は「日本人の舌も唸らせるブラジルごはん」をテーマに、ブラジルならではの美味しいものをいっぱいご紹介いたしました。
次回の連載記事では「ブラジル人にとっての「Vamos!(ヴァモス)」と「Pertinho(ペルチーニョ)」の意味とは? 」をテーマにお届けします。お楽しみに!
関連リンク
記事をお読み頂きありがとうございました!
みんなの評価: (件)
この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 大岩ピレス淑子(Toshiko Oiwa Pires)
- Glolea! ブラジル大自然の中の生活アンバサダー
- サンパウロ州
高校卒業後NYの芸術大学で4年間ダンスを学ぶ。その後アメリカとフランスのカンパニーでプロダンサーとして世界中で踊る。パリを拠点にフリーランス活動中にブラジル人の夫と出会いサンパウロに移住。息子を日本で出産。サンパウロ州の海辺に家を買う。その後再び数年間の日本生活を経て第2子を出産、現在ブラジル在住。