ラグビーで小学校が急遽休講になるほど!こんなに激しいニュージーランドのラグビー熱とは?
- 海老原由佳(Yuka Ebihara)
- Glolea! ニュージーランド小学生留学 × 英語学習アンバサダー
目次
ニュージーランドの小学校では、全校あげてラグビー応援!
1月に小学生の息子ふたりとオークランドに引っ越してから10ヶ月が過ぎました。
ニュージーランドの学校は2月にスクール・イヤー(新年度)が始まる4学期制ですが、今年最後の学期となるTerm 4もすでに中盤。天候不安定なウィンター・シーズンがようやく終わり、からりと晴れた青空の日が多くなりました!
今、ニュージーランドで一番ホットな話題は
ラグビーワールドカップ!!
ここ最近のニュージーランドで一番ホットな話題といえば、もちろん「ラグビーワールドカップ」。世界ランキング1位を誇るAll Blacks(オールブラックス)ことニュージーランド代表チームが見事勝利をおさめたのはご存知でしょうか。
史上初の2大会連続優勝、しかも優勝回数3回は過去最多! ラグビーはニュージーランドが世界に誇るもののひとつです。
当然のことながら、ニュージーランド国内のラグビー熱は相当なもので、W杯期間中は連日その話題で持ち切り。
ラグビー日本代表チームへの声援も!
ラグビーに熱狂するニュージーランドの人々
日本代表チームが南アフリカ代表から歴史的勝利を勝ち取った翌朝には、たくさんの人から
おめでとう!
の言葉を受け、ラグビーをほとんど知らない私でさえもなんだか気分が高揚したぐらいです(笑)。
ワールドカップ開催期間中、ニュージーランド国内がどのぐらい盛り上がっていたかというと…。
まずはこちら。黒地に白いシダの葉を描いたAll Blacksのチーム・フラッグ。
オークランド市内では、この旗をはためかせながら走る車があちらこちらで見られました。フェンスにこの旗とニュージーランド国旗をぐるりと張りめぐらす家も少なからずありましたよ。
普段は白いボトルに入って売られている牛乳が、真っ黒なデザインのボトルに変更!
お気に入りの選手の背番号を選んで買うもよし、すべての番号を揃えるもよし。ニュージーランド名産品のひとつであるチョコレートも、こんなAll Blacks特別パッケージが登場。
毎週土曜日の午前中に開催されるファーマーズ・マーケットでは、お野菜と一緒にディスプレイされたクマもAll Blacksのユニフォームに身を包んで買い物客を出迎えていました。
ニュージーランドの小学校内もラグビーワールドカップ一色!
小学生留学中の息子たちが通う小学校では、大会前からワールドカップ関連のポスターがいたるところに。
スクール・オフィスの正面玄関前に設置されたボートには大会日程が貼り出され、試合ごとに勝敗成績が更新されていました。
オフィスのドアにはこちらの張り紙。
平常心をもって、All Blacksを応援しよう
ニュージーランドの小学校の多くには制服がありますが、ワールドカップ決勝戦の前日には、
黒い服を着て登校し、All Blacksをサポートするぞ!
のお達しが。
オークランド市内のたくさんの小学校が呼びかけを行なったようで、こちらの学校では休み時間に校庭で遊ぶ子どもたちのほとんどが黒い服!
All Blacksのユニフォーム姿の子どもたちもたくさん見られました。なかなかの光景でしょ。
実は、ワールドカップ決勝当日はオークランド・マラソン開催日でもあったのですが、このふたつの日程が重なってしまったことから大混乱。マラソンのスタート時間までにワールドカップ決勝戦が終わらないため、エントリーを見送ったランナーも多かったようで、参加者数は昨年より4000人も少なかったとか。
また、マラソンのスタート地点には巨大スクリーンが設置され、決勝戦を観戦できるよう配慮されましたが、レースのスタート時刻を過ぎてもランナーたちは身動きせず。たくさんの人がAll Blacksの優勝を見届けてから走り始めたそうです。
国民の大きな期待に見事応えたAll Blacksメンバーは、4日水曜にニュージーランドに帰国。
オークランド市内のビクトリア・パークで優勝セレモニーが行なわれましたが、なんと近隣の小学校では、急遽授業をお休みして全校生徒で凱旋パレードを見に行ったんですって。
ニュージーランド国民が一体となって自国のスポーツチームを応援する様子に圧倒されまくりの私でした。
ニュージーランドに親子留学をされると、きっと現地のラグビー熱にふれることができるはず。ぜひ、ご体験いただければと思います。
記事をお読み頂きありがとうございました!
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この記事を執筆したGlolea!アンバサダー
- 海老原由佳(Yuka Ebihara)
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- オークランド
東京生まれの東京育ち。20代はJ-WAVEナビゲーターとして活動する。これまでに住んだ国は、日本、オーストラリア、タイ。子どもの頃から夢だったニュージーランド暮らしを実現させるため、2015年に小学生の息子ふたりとオークランドへ引っ越し予定。子どもたちへの英語学習コーチングについても目下研究中。